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shinkan wa ou wo koishitau
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
まだかまだかと思った婚儀がやっと終わって一安心だよ…。
婚儀を挙げるにあたって両親のことを思い出す冴紗。
本当なら王の許しをへて墓参りに行ければいいのですが無理と解っているので
我慢していたのですが、王女の後押しもあり黙って墓参りに。
そしてすぐに帰るはずが…
途中でこの国の宝ともいえる飛竜の卵が盗まれる現場に遭遇。
竜に事の手紙を持たせ、自分は無謀にも1人で後を付けていくのです。
そうして捕まっちゃうわけですが…
連れて行かれた先はその卵を盗むように仕向けた隣国の王。
その王、実は自分の婚儀に主席するために来ていたはず。
助けに来た羅剛に対しても開き直った態度。
そうして宝を返して欲しければ跪け!と。
はい、この王はまだ自分が手にしている宝がどんなものか解ってないのです。
(というか、本当の宝の存在が!!)
羅剛が膝を付き取り返した宝・冴紗の存在を。
まっ、この王は後々苦しい思いをすることになるのですがそれはまた次で。
そうしてやっと、やっと2人の婚儀ですよ。
長かった~っ!!
と、シリアスなお話ばかりっぽい感じですが
途中には冴紗の真面目(可愛らしい)な悩みもあったんですよ。
後を付けてた冴紗ですが知らぬうちに見知らぬ地へ。
そこで偶然にもそこの娼婦たちと出会うわけです。
そして羅剛のためにと閨でのノウハウを教えてもらう冴紗。
それを実践しようと羅剛にまたがるのですが…
とにかく閨に関しては真っ白なお方。
冴紗は少しずつ羅剛に開かれていけばいいんだよね。
神官シリーズの3作目、今回は国の宝を懸命に守ろうと
受け様が無茶をしてしまう&娼婦の皆様に教えを乞う(笑)
そしていよいよ婚姻が行われる大詰めの内容となります。
天然で攻め様を日々煽ってる受け様です。
どんなに周りにちやほやされても己に自信がないのは
これは相変わらずできっと受け様は攻め様至上主義!
そして攻め様もまた同様なのは相変わらずです。
国の守りの宝である飛竜の卵を盗むやからを偶然見かけた
受け様ですが、変装して抜け出してきているし、
見失うかもと、一人で賊を追いかけてしまいます。
見た目とは違って結構頑固で思い立ったらかなり無茶する
受け様ですね。聖虹使の時とは大違いでそれも良いです。
その中で出会うのが町で色を売る女達で、
受け様はその仕事に内容を聞いて、前に攻め様に言われた
閨の色事に疎いとの言葉を真面目に受け止めていて
専門家に教えを乞おうとします。
初めは怪訝に思ってみていた女達も受け様の様子に
皆進んで教えます(笑)
そして受け様の庇護欲を掻き立てる物言いに皆好意を
そして再度賊を見つけた受け様が捕まってしまい
女たちまで受け様と一緒に捉えられてしまう。
でも変装しているので相手には気づかれずに済むのです。
そのころ攻め様は必死に探します。それも国中の皆も。
攻め様と騎士団が助けに来ますが、国の民も賊に向かい
声高らかに国の宝を返せと、受け様は飛竜だと思ってるのですが
攻め様や民は受け様の事を言ってるのです。
ほんとにどこまでも天然で無垢です。
そして直ぐに婚礼の義が始まります。
今回でファイナルってくらいの盛り上がりですが
まだまだ続きます!胸焼けするぐらいの激愛ですが
これがかなり癖になります。
前回が戦争なら、今回はイザイラのお国の宝である『飛竜の卵』盗難事件です。
しかも冴紗さま、なんとこれを単独で取り戻そうと大奮闘。
いやね、もうちょっと頭使おうや……神官さま。
世界最速の騎乗を誇るイザイラだけの乗り物なんですから、なにも飛竜に手紙だけ託して飛ばさなくても、
自分で飛ばしんさいよ……。
と、後で冴紗さまご本人も返す返すご後悔なさってますが、戦慣れしていない、なよやかな神官さまでいらっしゃるので無理そうです。
で、変装姿でなんとか聖虹使と見破られずに拉致された冴紗さま。
殴られ蹴られても羅剛さまのためならなんのその。
窮地に陥っても、どうせ羅剛さまが暑苦しく飛竜を駆って助けにくるんでしょ……。
という期待通り、まぁ見事に暑苦しいご登場でした。
あまりに期待していた通りの行動で、こっちのテンションがあがります。
楽しみにしてた水○黄門のお時間ですよ。
序盤見逃しても40分あたりからの格闘シーンから、紋所の流れだけでお腹がいっぱいのあの感じ。
今か今かと待ってたらきた―――――――!!!
ご恒例の冴紗さまご尊顔披露シーン。
あー、やばい、満腹でお腹がはち切れそう。
病みつきです、このシリーズ。
私と同じ意味ではまり込む方、いると思うんですよ……。
『神官シリーズ』ももう3作目。相変わらず暑苦しい王が大活躍です。独占欲を隠しもせず開き直られると、もうそれすらも愛らしい? 愛の言葉も古くさい暑苦しいセリフで迫られ、ここまで愛されたら本望です。
大げさで古くて暑苦しいセリフ回し。そんな羅剛王にめいっぱい迫られる冴紗は、虹色の髪に虹色の瞳を持っているため、生まれたときから家の中に閉じこめられて育ち、羅剛王と知り合ってからは神殿の中に閉じこめられて神官の最高位『聖虹使』として仕え。世俗から隔離されて生きてきたため、何事にも疎いんですね。房事に限らず。
また常に、こんな自分で羅剛王は満足しているのか?と繰り返し考えていて。
自国の宝『飛竜の卵』が盗まれようとしている現場に気が付いたのは冴紗ひとり。乗ってきた飛竜に国境を封鎖するよう頼む手紙を持たせ、自力で盗賊たちの後を追います。
迷い込んだのは、見知らぬ国境付近の色町で知り合った娼婦たちと仲良くなり、つい房事のことをたずねます。からかわれながらも、ヒントとなることを教えてもらいます。
すごく基本的なことなんだけど、これは房事だけでなく、人として付き合う上での基本ではないかとも思いました。
途中で盗賊のボスが現れるのですが、ボスはとある国の王様でした。羅剛王に恨みを持ち、婚礼の儀に乗じ羅剛の国の宝を横取りしようと謀ったのです。
羅剛王に、王は「膝をつけば無傷で宝を返してやる」と、大勢の国民の前で言うのです。「傲慢なお前には出来ないだろう」とも。
でも、羅剛王はいとも簡単に膝をつきます。宝を無傷で返してもらうためならば、民は褒め称えてくれるからと。
あらん、傲慢なだけの王様じゃないんですね。ちゃんと国民の心もわかってらっしゃる。国民の心をつかむためには、どうすればいいのかも。だからこそ、宝を取り返すために国民たちも大勢駆けつけてくれたんですよねぇ。
羅剛王の冴紗への愛が、暑苦しいほどなだけに、突き抜けちゃってます、何もかもが。そこが楽しめる方には、ホント面白いお話じゃないかと思います。