初めての衝動、秘めた情熱、身も心も焦がしていくような「初恋」

春へ雷

haru he kaminari

春へ雷
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
36
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
25%
著者
ひがしづむ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
インテルフィン
レーベル
PriaLコミック
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784892124372

あらすじ

「お前ってほんとうビッチだな ミナト」

将来の展望もやりたいこともなく、
怠惰な大学生活を送るミナト。
いつの間にかビッチと言われるまでのクズに堕ちていたミナトは、
大学で寡黙な天才画家の青年 リクに出会う。
軽い気持ちで言った「泊めてよ」の言葉をなぜかリクは受け入れた。
キャンバスに埋もれるリクのアトリエ兼自宅。
リクが絵を描く姿に、ミナトは感じたことのない感情を抱く。
なぜだろう、初めて「抱きたい」と思った――。

流され系元受ビッチ ×ミステリアス系天才絵描きの色付き始めた恋物語スタート!

表題作春へ雷

藍井湊(ミナト)、大学生、元受ビッチ
綴木リク、大学生、天才画家

レビュー投稿数3

元ビッチ、予期せぬ感情

ミナト× リク


甘酸っぱさと違って、
2人が心の奥底でつながっている感情、
何て言うか、
他の誰にも真似できない、
2人しかわからない愛情が最高です。


まさにタイトル『春へ雷』そのまま、
2人の恋を象徴している。

「春」
ーー大学生の青春、新しい気持ち、初めての恋。

そこに向かって「雷」
ーーガツンとくる予期せぬ感情の爆発!稲妻みたいな強烈さがある。

もともとビッチ受けのミナトがリクと出会って、
これまで知らなかった恋の気持ちや、
「抱きたい!」という雷のような欲望が芽生えてしまう。

リクの無口クールな雰囲気の裏に、
実は繊細で情熱的な一面が見え隠れしているのも、
まさに雷の音みたいな感じ。


初めてのページから、
遊び人風のミナトの自堕落な大学生活、将来への堕ちっぷり・・・
ある意味、リアルでぐっとくる部分もある。

そんなミナトが、
真面目なリクと出会ったことで、
恋も人生もガラッと変わっていく姿や、
2人の孤独少しずつ癒されていく様子に胸が締め付けられる。

ミナトがリクに惹かれて
赤くてどうしようもない顔が可愛い。
彼がリクにだけは別格の態度など、
ちょっとヤンデレっぽい雰囲気が漂っているかな?

リクは、
寡黙な天才画家で、
男前受けが悶絶してしまう!
普段はクールで、
アトリエでの一コマ一コマ、
真剣に絵を描く表情とか魅力的で、
ミナトもその表情に落ちた。
それにたまに見せる意外な大胆さや、
真っ直ぐな部分が見える。

ミナトが一方的なワンコっぷりに見えるけど、
ムッツリのリクも案外、ミナトを拒まない。
実はリクの謎の感情の奥にある
ミナトに対して強烈な愛情が隠れている。
お互いへの執着がたまらない。

2人が、静かな交流の中で、
リクの絵に囲まれて、
エッチを通じて
内なる情熱が燃え上がって
だんだん距離が縮まってくるのが萌えるポイント!

エッチ中のリク、
その無表情から一変して、
トロトロになってしまう顔や、
大音量の喘ぎ声!
事後すぐまた無表情に戻る。めちゃくちゃいい!
まさかの真の感情は体で素直に表現されているタイプ!
ミナトもトロけたりして・・・
2人の愛しいエロさにただだた感心しちゃう!

男子大学生、
ミナトのちょっとした不安定さや、
リクの天才故の孤独感とか、
将来への夢や、
それにまつわる不安、
さらには成長期特有の起伏に富んだ感情、
全てが繊細に描かれて、
2人の間に広がる愛情の静かな深さに圧倒されました!

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心の表し方

表紙と黒髪の目に惹かれ購入。

君の言葉が、色が
俺を塗り替えてくれるみたいだ──

言葉は難しい。
足りなかったり
分かりにくかったり
感情を言葉にする事が
少し苦手というのは
周囲から攻撃や誤解を
されてしまうこともある。
至極共感…т_т
彼の感情そのものの絵達を
是非カラーで観てみたいですね。

神寄りの萌2

2023/09/29 読了

0

微笑ましさもあるけれど…

ミナトとリクは同じ大学に通う同級生。
ひょんなことから知り合いになり、わりとあっさり身体の関係を持つけれど…
元々受けなのにリクのことだけは「抱きたい」と思った感情の意味がわからないミナトが、その答えに辿り着いたときふたりの関係も大きく変わっていくような展開になっていました。

部屋に泊めてもらうためなら誰とでもセックスするビッチ受け全開なところから、リクと出会ってすっかり変わっていくミナトを見ているのは清々しいものがありましたが。
家に帰りたくない理由が本当に浅くて、現実から目を背け過ぎなミナトになんだか引いてしまって。
姉夫婦と暮らすのがツラいならもっと他に方法があったはずなのに、努力する方向が間違ってることにも気付かないのか…うーん、モヤる。

多くを語らず表情もほとんど変わらないリクが少しずつ心を開いてくれる感じは可愛かったけれど、複雑そうな家庭環境のこともよくわからぬまま理解者である祖父も亡くなってしまって、その辺も中途半端だったかなと思いました。

恋人同士になっただけではなくて、本当にわかり合える関係になったのは良かったなーと微笑ましく見ることができたのですが…
主人公たちの設定がどうもしっくりこなくて、モヤモヤばかりが残ってしまったお話でした。

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