俺がニールって言ってんだろ!

ore ga neel tte ittendaro

俺がニールって言ってんだろ!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×210
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
146
評価数
34
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
片岡 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
伊東七つ生 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784778136284

あらすじ

〈支配〉したいドムとされたいサブ、彼らの欲求はプレイすることでしか満たされない。人気ホストでドムのルイスは恩人に頼まれ、プレイできなくて困っているというサブ・伊織の相手をすることに。だが見るからにエリートの伊織は「格下の相手には従えない」とルイスの命令をしれっと拒否した。プライドが傷だらけのルイスは、伊織に自分が尊敬に値する男だと認めさせるためあれこれ頑張るが……。

表題作俺がニールって言ってんだろ!

ホスト,26歳,Dom
シニアコンサルタント,31歳,Sub

レビュー投稿数10

ほぼ攻め視点(三人称)なのに、全然白けない!この作品に出会えてよかった!!!

攻め寄りの三人称をメインに、ストーリーが展開されます。
ドムサブということもあり、「攻めの心情が見えた途端に、一気に白けちゃうのでは……」と思いつつ、さすが片岡先生でございました。私の要らぬ不安は、ページを開いて数分で払拭されました!

タイトルのとおりです。俺がニールって言ってるんです。ニールって言ってんのに、受けは突っ立ったまま冷めた表情で攻めを見ている。もう面白い。
ルックと言えばかろうじて目は合うものの、何か違う。もっとこう、普通トロンとすんじゃん……的な感じで戸惑う攻め。受けにも色々と事情があるわけですが、攻めは言われてしまいます。「ニールの発音が悪い」と(笑)

ここからがもう、ひたすら攻めが愛しくて。オレ様タイプではあるのですが、天才肌ではなく努力型。行きつけのバーで自作の英単語帳広げて、英会話も始めちゃってる。その後も何度もプレイを重ねるものの、やはりニールは利かない。攻めの発音だけがどんどん上達していきます(笑)
受けがそれを褒めると、素直に喜んじゃう攻め。か、可愛すぎる……!!!

受けはお堅いエリート眼鏡、なのですが、こちらもギャップで唐突に萌えさせてきます。淡々としているようで、実はものすっっっごく子どもっぽい。わがまま、とかいうよりは、純粋というのでしょうか。実は感情豊かで、プレイができるようになってくると、なかなかに……淫らです。最高。

印象的なシーンを挙げればキリがないくらい、たくさん笑ってたくさんハラハラして、たくさん萌えました。めちゃめちゃ派手な出来事が起きているわけではないのですが、それぞれのシーンでキャラが立っていて、読み進めるごとにどんどんキャラが好きになります。

文体もテンポが良くて読みやすく、難しい表現も出てこないので、漫画派の方たちにもぜひ読んでいただきたい一冊です。サブキャラも出てきますが、とにかくみんなキャラが立っていたり通称がユニークだったりするので、まず混同しませんよ!

挿絵もドキドキしたりほっこりしたり(料理シーンのイラストは、萌えつつも声を出して笑いました)、すごく素敵でした。元気が出る作品をお探しの方、ぜひ!!!!!

1

努力型凡人domの素晴らしさ

dom/subですがラブコメなので読みやすいです。

主人公は俺様ホストで派遣型domの副業もするルイス。
domとしては強めでモテモテ、ホストとしてもNo.3まで地位を上げて自信満々。
しかし、恩人に紹介された「まともにプレイができないsub」伊織とプレイに挑むものの「ニールの発音が甘くて従えない」とバッサリ拒否される。
えー!?
普通なら怒りそうなものだけど、ルイスは俺様に見えて努力型。真面目に英会話を学んだり、マッサージでリラックスさせてみたり、何度も何度もチャレンジ。
そのうちに、凡人だけど気遣いと優しさでNo.3まで上がった(万年3位だけど)ルイスの過去や、伊織のトラウマなどが明かされ、二人の内面に触れるたびにどんどん引き込まれます。

かっこよくない、スパダリじゃないdomだけど、とても人間的で魅力的なdomルイス。
友人の恋を応援するような気持ちで、すれ違う部分や辛い過去も、重くなりすぎずに楽しく読了できました。

ダイナミクス全開でとてもdom/subらしいお話だけど、苦手な人でも楽しめそうな作品です。

1

読後の多幸感

読後多幸感に包まれるようなそんな作品でした。

以下ネタバレ

受け様はエリート中のエリートで、著名人とも仕事で得た繋がりがあります。自分のダイナミクスを理解してくれない親、エリートでコマンドの効かない受けを屈服させたい、ろくでもないDom達によって受け様は心身を壊してしまってました。
そんな中で恩義のある人から紹介してもらい、出会ったのが攻め様でした。攻め様もその人に恩義があり、受け様を紹介されます。
攻め様はホストであり、Domとして高い能力を持つ自分を活かし、Subのケアを副業にしていました。
一見水と油で、出会った当初の攻めと受けのやり取りは爆笑ものですw
受けにDomとして屈辱を感じても諦めずに、指摘された発音を健気に練習・勉強し、上手くできると受け様が素直に努力を褒め、照れちゃう攻め様はめちゃめちゃ可愛かったです。

攻め様は真っ当な優しいDomですが、あらゆるものに長けた完璧な人間ではないです。でもこの作品はそこが良い。
過去に大事にしてた彼女に、根暗地味で必死に周りに合わせる中身のない馬鹿云々と陰口を言われ、人を信じれなくなり、人に本気になるのを恐れていました。
けれども、受け様が言ってたように、攻め様の優しさや一生懸命さなどがとても良く、特に放っておけないほど見る目のない幸薄な受け様の前だとその良さが表れる。また、一緒に過ごすうちにその攻め様の魅力を見つけ、形ではなくその中身が好きだと受け様は伝えてくれる。惹かれ合うのも必然だなと思いました。

そんな傷ついた2人が互いが互いに良い影響を与え、成長していくってお話に弱いんですよね。

最後に夫婦漫才のような2人のやりとりにクスッと笑え、そこで締め括られてたのも完璧でした。
なんで神にならなかったのかというと、私好みの甘々ではないし、萌えとまではいかない。けど話はとても良いので萌え2としました。
発売から結構時間が経ってなんで評価が少ないんだろって思うくらい良かったので、ドムサブに抵抗なければ読んでみてください〜!

1

コマンドを拒否するSubと拒否されるDomのラブコメ❤︎

Dom/Subのラブコメ、面白かったです!

ナンバー3のホスト、ルイス(Dom)。この”ナンバー3”というのも、なんだか生々しくてリアルでいい!ナンバーワンじゃないところが。笑
昔世話になり頭の上がらない存在のバーのマスター、遊馬に頼まれ、「誰ともプレイできない」という伊織(Sub)とプレイをするのですが、なんと「格下の相手のコマンドには従えない」とコマンドを拒否されー

というストーリーです。

皆様おっしゃっているように、「”ニール”の発音が悪いのがすごく気になります」って言われるの、面白すぎますよね!笑っちゃいました。

発音が悪いと言われたルイスはその後、なんと英会話の勉強をします笑
先生の後に続いて、「kneel」って何度も何度もリピート練習したのかな、と想像したらもう可笑しくて、ニヤニヤしちゃいました。

厳しい父親からの教育で、コマンドで命令されても言うことをきかないようにできるまで虐待(という表現は作中ではされていませんが、そう言っていい行為かなと)されていた伊織。

一方の売れっ子ホストルイスにも、本音を出して人と付き合うことができなくなってしまった原因となった過去の出来事があり…

そんなルイスが終盤でやっと自分の気持ちに向き合い、素直になり、伊織を助けるために行動するシーンにじんとしました。

タイトルだけ見ると「俺様ドム!」って感じしかしないのですが…
決してそんなことはなく、きちんと努力をするし相手のことを考えるし行動力もあるし、愛すべきキャラなのですよね、ルイスくん。

物語終盤で二人が本当に心を通わせ合うようになるため、ラブラブいちゃいちゃが
もっともっと見たかったな、とちょっと残念ではあるのですが。
(個人的に、ルイスの家で二人がオムライスにケチャップで絵を描くシーンにとっても萌えました♡ルイスくんトラ猫描いちゃうんですよ…かわ。。萌え・・
伊織がインテリ眼鏡でIQも地位も高くて何でもできそうなのに、絵が下手くそなのもすごくいい)

笑いあり、シリアスなシーンもあり、そして読後は何かふっと温かい気持ちになれる作品でした◎

3

一見チグハグな2人だけど…♡

2人の初めてのプレイに笑ってしまいました。チャラついてる強気ホストのDomルイスと真面目な完璧サラリーマンでサブの伊織。2人らしいやり取りだけどその裏には過酷な生い立ちが。
ルイスとしてはドムとしてのプライドゆえだけど、少しづつ寄り添い解り合っていくのが伊織には何より嬉しかったと思う。子供のような表情を見せる伊織が可愛かった。
やっと出会えた信頼できる人に恋するのは当然。だけどルイスにも苦い過去が。ルイスが自分を守るのも当然で責められない。けど伊織を思うと苦しくて。サブゆえにプレイは必要で、よりによってサイコパスに捕まるとは…。しげき
ルイスが伊織を見つけてくれて良かった!ルイスの告白は不器用だけど想いがこもっていて感涙。心から信頼し愛し合える人に出会えて良かった。互いが大好きなのが伝わってきて幸せな気持ちになりました。

2

「お前と出会えて良かった」

片岡先生のドムサブとても良かったです。

人気ホストのドム、ルイスは恩人の依頼でプレイができなくて生活に支障が出ているサブの伊織の相手をすることになり……。
伊織は父親からの過去のトラウマがあり、でも徐々にルイスに心を許していく様子がとても良かった。のですが、一筋縄ではいかず。ルイスはお金のやり取りのない愛情へのトラウマを持っており、拒絶してしまい伊織を傷つけてしまうところからのひっしさが良かったです。改心攻めがとても好きなので。
片岡先生の苦しくて切ない描写も大好きですが、今回はそれに加えてラブコメとのことで後半のご報告回でのやり取りにはクスリとさせてもらいました。
にしても発売日に紙で買っていたのですが、温めすぎました……。
とても良かったので新刊のうちに読めたら良かったなと後悔しております。

2

Dom/Sub

Dom/Sub好きな気がするので購入。面白かったんですけど、色っぽいシーンはやっぱり苦手だったので萌2寄りの萌にしました。本編280Pほど+あとがき。クール眼鏡Subが好きです♡

ホスト(店の№3)のルイス。金に困っていた時代に始めたDomとしてのプレイの相手として、知り合いから紹介されたSubがやってきたのだけど、まったくコマンドが効きません。あまつさえ別れ際には「ニールの発音が悪いのが気になります」等と言われ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
遊馬(バーのマスター、この人気になるー)、ホストクラブ同僚、加賀宮(SMクラブの店員)、受けの同僚ぐらいかな。遊馬さんが穏やかでめちゃ好きそうなタイプなんだよー。

++攻め受けについて

攻めはルックスよしで、女の子にちやほやされてお金貰えるなんて天職じゃん!と喜んでホストしている、脳みそ少ない?陽キャさん。でもええ人なんですよー発音悪いと言われたら、なんと英会話を始める!!おお!すごいやん、そういうところエライわあ・・・
ただ、恋愛はしたくないって考えているから、一回二人の間も「もうあかん」てな状況になるんですよね。そっからの起死回生満塁逆転ホームラン話といえばいいのかな。まあ王道ではあるのですが。

受けはIQ200あるんやろうなあって感じのクール眼鏡美人さん。発音悪い「ニール」には言うこと聞きたくないなあ・・・っていうことでコマンド効かないんですよ笑。ただプレイできないってのはSubとしては体調不良となるもので、眠れないこともあって、なかなか人生かつかつ、ようやく息してます という様子。ルイスに出会えてよかったよねえ。ちなみに、この発音悪いです発言、最後にもピリッと聞いてきて、楽しかったです♡

二人の恋心で盛り上がりあり、二人の掛け合いも楽しく、最初から最後まで楽しく読めたお話でした!色っぽいシーンもあるので、とろんと蕩けた眼鏡美人が大好物な方はすごく嬉しいんじゃないかな。

2

コメディ仕立てのsubdomは読みやすい

いつもと違うコメディ仕立て、というので、購読。

★二人は、真逆な性格のサブとドム。

雨瀧伊織:31才  遊馬紹介できた指名客 
相性がいいドムと出会えず困っているサブ
真面目で 頭が良く プライドが高いエリート
落ち着きがあり 自分より劣る人物に支配されることを嫌う


晴田瑠偉星(源氏名もルイス):26才 
ホスト ベランメエ調 ドムの高額出張プレイヤー
「優秀で高人気のドム・プレイヤー」として過剰な自信がある
自分の容姿に自意識高いルイスは 実はトラウマ持ち。
初対面で伊織が自慢のルイスの容貌に無反応なのが面白くない
伊織から見ると・・・下品でギラギラな「俺様」


・結末部、いつの間にかルイスが伊織にゾッコン 

2

コマンドには発音も大事なの

すごく面白かったです!
DomSub色がここ最近の作品としては色濃く、これぞDomSubっていう王道テイストを感じました。そこに奥深い背景が加わって、非常に見応えある内容に仕上がっています。

最上級のプレイ、そして最低級のプレイシーンが描かれていることで、DomとSubに必要な絶対的な信頼関係を実感できるストーリー構成がめちゃくちゃ良い。プレイシーンに重ねられた過去のトラウマと暗い人間関係が、この作品に深みを出しているように思いました。


「俺がニールって言ってんだろ!」のタイトルだけ見ると語気強めで荒っぽいDomを想像しがちですが、全然です。世話好きで真面目なホストのルイスが、コマンドが効きにくいSubの伊織に真摯に向き合っていく、優しいプレイが沁みるストーリーです。
2人の出会いは最悪だけど、面白いアプローチから始まります。笑っちゃいます^ ^


ホストのルイスは副業としてSubとプレイをするDomで、しかも高額のプレイ料金をとる人気Dom。どのDomともプレイがうまくいかないSubの伊織がやってきます。
ルイスとしては自信満々でこれまでのSub同様に気持ちよくさせようとしますが、伊織はルイスのコマンドがあまり効きいてない様子…。特に"ニール"から先には進めず伊織がルイスの前に跪くことは叶いません。

困惑したルイスが伊織に言われた言葉は、
"ニール"の発音が悪くて…
(は…発音て。めちゃ笑いましたー)

Domとしてのプライドが打ち砕かれたルイスはですね、悔しくてコマンドの発音を良くしようと英会話の勉強したりするんですよ〜…。(めちゃくちゃ頑張り屋で良い奴!)
伊織のことを見捨てず、どうにかプレイを成立させたいとあれこれ世話をしたり、プレイも無理なく少しずつ進めたりと徐々に2人の間には信頼関係が出来てきます。
ルイスは本職がホストなだけに、話を聞くのが上手いし、プレイも優しい…。決して無理にコマンドを使って服従させたりしません。見た目はチャラいけど、Subに対しては誠実過ぎるほど誠実な男です。

伊織にコマンドが効かない悲しいトラウマをそっと受け止め、安らぎと癒しと心の安定を与えてくれるルイスなんですが、彼にも暗い過去があって、それによって2人の最高な時間が失われていったのは酷く悲しい展開でした。

Domとして、Subとして割り切った関係が彼らにとって良かったのか良くなかったのか……色々と気付かされることにも繋がりますが、伊織の危機的状況によって自分の気持ちに気付けたのは、遅いよ〜!って感じ。
だけど、伊織奪還の時のルイスの必死な行動は拍手もんですね。ルイスの本気度が泥臭くてカッコよかった〜


この作品の見どころは、ギャップかなと思います。
スカしたホスト男は、世話焼きで真面目な頑張り屋。
隙のない堅物男は、実は素直で可愛い甘えん坊。

出会った頃の2人のよそいきの姿と素の姿とのギャップが良い味出しています。相手のことを知るうちに素の自分を曝け出し、次第に信頼関係も愛情も育てていく親密かつ甘い時間がとっても素敵でした。

コミカルなシーンあり、シリアスなシーンありで、笑ったりドキドキしたりハラハラしたりの感情変化に忙しかったですが、それだけの見せ場がある作品です。
読後感が最高で満足です。最後まで楽しかったです^ ^

8

王道を超えたDom/Sub

ルイス(Dom)×伊織(Sub)


Dom/Subの王道路線とは一線を画したこの作品。
年下の主人公、
見た目も性格も全てがまるでDomの王様みたいなのに、
真面目すぎて「従えない」Subとか、新鮮で、

最初ちょっと笑って、
その後の展開で、
恋の奥深い心情や葛藤、すれ違いとか・・・
グイっと引き込まれで、
最後はほんわか甘いラストに、
心をとらえること間違いなし!


主人公のルイスは、
26歳の万年3位のホストで、
Domの数値が強い。
Domとしてのプレイサービスの副業もやっている。

彼が恩人に頼まれてSubの伊織とプレイすることになる。

エリートな伊織はルイスとは全然正反対で、
堅実な性格の持ち主。
伊織がルイスのコマンドに反応しない!
伊織が自分よりも格下の相手には従わない姿勢に
ルイスはなかなか手ごわくて・・・
それに、ルイスが伊織に「ニール」の発音が下手だと言われる。
ルイスのプライドがズタズタにされてしまう。
という始まり。

物語の焦点は、もちろん、
ルイスが伊織をどれだけ征服できるのかというところだけど、
それだけではない。

ルイスの強がりとプライド、
硬い表面の下に
それに伊織を癒すためにマッサージや
服従させる発音練習・・・などの姿には、
ついつい応援したくなる。
その裏側にちょっぴりの弱さや、
無自覚の恋心が見え隠れしているのが、
ほんのりとした可愛らしさを感じる。
彼の学生時代の
恋という感情を失った過去も、
注目が集まるポイントの一つだ。


伊織は、
31歳のシニアコンサルタント、エリート。
冗談が通じないとか、
年下のルイスに対してずっと敬語で話すとか、
彼の真面目すぎるところが際立つ。
彼が父との過去がトラウマになって、
誰ともプレイできないという深い傷。
心因性で従うことを拒否している。
Subなのに誰ともプレイできない、なんか悲しい・・・。
不眠症とか、
心も体もヘトヘトな伊織を癒してくれるのが、
やっぱりーールイス。

セックスとプレイを別物だと思っていたルイスが、
伊織との関係の中で、
初めてのセックスで満足感を味わえる。
彼の劣情が爆発して、
欲望がどんどん高まっていく。
お金じゃ買えない自己肯定感が、
万年3位から2位にランクアップするのが、
伊織の影響が大きいのだろう。

物語の最初の「ニール」と
物語のラストの「ニール」、
その違いが本当に胸が熱くなる。

その変化の過程は、

最初は伊織がコマンドにピンとこなくて、
2人がほんのり交流して心の距離が近づく。
伊織が次第に自分の本能に素直になって
2人がセフレの関係になる。

セックスとプレイを別物だと考えていたルイスが、
伊織との関係の中で、
初めてのセックスで満足感を味わえる
彼の劣情が爆発して欲望がどんどん高まっていく姿や、
金では買えない
自己肯定感がルイスの中で高まっていく様子も、感動的で、
万年3位から2位にランクアップするのが、
伊織の影響が大きいのだろう。

それから
伊織が勇気を出してデートに誘うけど、
ルイスに振られる場面は痛いよ。
ルイスが一歩踏み出せなくて、
伊織を振る決断も痛いよ。

それに、
2人が離れてる間に、
ちょっと伊織の視点で、
他のDomを通して、
彼の中の葛藤やルイスだけへの気持ちが、
ハッキリしてくる。

最後に伊織がルイス以外のDomとかに近づいて、
結局は痛い目に合ってしまい
ルイスの嫉妬や独占欲が芽生えて、
気持ちが入り乱れてく、
2人の複雑な恋心が、
すごく伝えってきてキュンとなる。

最後の甘〜いプレイ、
お仕置きの10回のスパンキング!
もう〜超お気に入り!
ルイスDomのドSモードが
やっぱりイケる!
伊織がめっちゃ照れくさい・・・
イテていてると快感が入り混じっている感じ〜
心地よく〜思わずわーわーって声が出ちゃった!

徐々に変わっていく、
お互いへの気持ちに、
ほんわかしたぬくもりが広がる。
2人の心の葛藤の奥には、
人間臭さがリアルに漂っていて、
伊織の心の傷を癒すために、
優しく支配するルイスの姿にときめいちゃう!
満足感と幸福感でいっぱいのDom/Subした。

6

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