どうあがいても愛

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どうあがいても愛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神73
  • 萌×221
  • 萌20
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
25
得点
516
評価数
123
平均
4.3 / 5
神率
59.3%
著者
劣情 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799763827

あらすじ

モデルやらねぇ?

工事現場で働くまひるが隠している趣味、
それは「可愛いもの」が好きなこと。
過去にいじめられたことがきっかけで、
可愛い顔も可愛いものも隠すように生きてきた。
そんな中、設営の現場でデザイナーの
陽平からモデルのスカウトを受け―…!?

ケンカップルがファッション業界のし上がり!

表題作どうあがいても愛

ファッションデザイナー
工事現場の日雇い派遣

その他の収録作品

  • 描き下ろし「デザイナーの憂鬱」
  • あとがき

レビュー投稿数25

女装ではない、新しいBL

まひるが「女装」ではなくあくまで「ユニセックス」な描写が新鮮。中性なXジェンダーな人を描いた作品はまだ見かけたことがなくこの作品が初めて。

笑われるのが怖くてみんなと同じフリをしてるけど、
男らしさや女らしさ、生まれた性別に添った既成概念のらしさを求められたり、みんなと同じでいることを求められると苦しくなる人は読んでみてほしい。どちらでもない私はまひるが女装ではなく徹底してユニセックスである描写が刺さった。

デザイナー陽平のキャラクターとまひるの相性の良さが微笑ましくて、掛け合いもお互い無理しない感じが好き。
陽平が無表情口下手でまひるへの思いを言葉では語らず、全て全て服へ込めて伝える所が良い。2人にしかわからない言葉みたいで美しい。

コメディが散りばめられていて楽しく読みながら、男でも女でも何者でもなくても自分が思う自分でいていいんだと思えて涙が出た。
今までになかったジェンダー表現、令和のBLを感じる作品。

12

カワイイ、がコンプレックスの主人公

劣情さんの作品、久しぶりに読みました。
相変わらず、描写が丁寧で綺麗。

今作の主人公の秘密は、カワイイものが好き。
テーマは、「服とジェンダー」・・だと思う。
トラウマ持ちの美青年が、自分らしさに自信を持つまでのシンデレラストーリー。

二人は兔の「すやピ」のファン。
●まひる:工事現場で日雇い労働。
肉体労働で鍛えた引き締まったスタイルに、蠱惑的な美貌。
少年時代の虐めでカワイイ・コンプレックス。 
唯一制服の下にレースパンツの着用で癒しを得ている。 
設営現場作業で陽平の服を見て居たら、モデルにスカウトされ、人生が変わる。

●陽平:マヒルが大好きなブランド「LⅰM」のデザイナー。仕事が恋人
ブランド名「LⅰM」に「あるがまま」の理念を込めている


★著者の前職はアパレルデザイナー。
あとがきにある通りの仕上がりで、描きたかったものを全部詰め込んで
読み手側が読みながら整理する必要がある構成。
fan目線でいうと、簡単に読み終わらない、面白さがあると思った。
続編がでたら、嬉しい。

10

面白いオシャレなぶつかり合いラブ

陽平×まひる


ファッション業界が舞台で、
オシャレなお仕事をしている!
あざと可愛さも
エロさも完璧にキープしていて、
萌えポイントがぎゅっと詰まって、
読んでるだけでドキドキしちゃう!


工事現場で働くまひるが、
見た目からは想像もつかないような秘密を持っている。
その秘密とは、
ぬいぐるみや可愛いお洋服に目がない
「可愛いもの」が大好きという事実!
彼は過去にいじめに遭って以来、
可愛いものを隠すように生きてきた。

彼が身を固めたその作業着の下には、
実はふわふわ超キュートレース下着!

そんな彼が、
おっとりした男前ファッションデザイナーの陽平に
まさかのスカウトされる!

そこにはファッション業界の華やかさが待っていて・・・

陽平のミューズとなって、
まひるの運命の大転換!
まさに愛情も大転換!

2人のカチンコチン喧嘩やりとりがめっちゃいい!
その中でお互いを理解し合い、
深い絆で結ばれていく様子はまさに「愛」そのもの!

2人のエッチは、
激しくてヤバすぎて萌えすぎる!
硬派陽平が童貞なんて、信じられない!
まひるの可愛さについて語るときりがないのよ!
陽平に対する恥ずかしさを隠しきれずに照れる姿なんて、
ニヤニヤが止まらない!


面白くて笑っちゃう場面と、
エロカワで萌えてしちゃう光景が満蔵!
ベッド上のまひるのトロトロ可愛い姿や、
ステージ上のまひるのキラキラ素敵な姿には、
思わず目を奪われちゃう!
陽平のファッション才能には、
ふと引き込まれちゃう!
2人のアツいぶつかり合いラブに
キュンとしちゃいました!

9

キャラが魅力的すぎる!!

表紙に大きく「どうあがいても愛」ってタイトルが載っていて、なんかギャグコメ感があったんですけど、良い意味で裏切られました!
笑えるシーンもいっぱいあったんですけど(特に社長のシーン) 、繊細で、表情も魅力的で、服装もオシャレで1コマ1コマが尊かったです!!
あとデザイナーとモデルという設定も魅力的でした。よーへーの服を着てどんどん自信を取り戻していくまひるが素敵すぎて泣けますし、よーへーのキャラがヤバいくらい沼でした✌️続編待ってます✌️

7

最高でした。

BLとしても、漫画としても最高でした。
キャラクターが着ている服がどれもおしゃれで毎話読んでいて楽しく、引き込まれました。
ようへいが工事現場をランウェイにする所、その時にまひるが着る衣装をまひるが工事現場で着ていた服を使って衣装をつくった所にまひるへの愛を感じてとても良かったです。
文字が時々ポップな感じになったりするのも可愛くて大好きです。

7

俺のミューズ

春雷と蜜がすごく好きだったのでとても楽しみにていた劣情先生の新作!
今作はテイストも舞台もちがうものでしたが先生の描かれる見せ方魅せ方が、世界観というのか、雰囲気が前作も今作もとても好きでした。
映画のような雰囲気、空気、リズム。かっこいい。
雑誌撮影からはじまるのですがその雑誌の表紙もすごく素敵。

お前は俺のミューズだ

よーへーさんサイドからのまひるくんとの出会いシーンがとても好きでした。
服に見入るまひるくん、それを見つけたよーへーさん
それは恋に似ている
いつか終わる好きより、と、俺のミューズ、重かった、よーへーさんの恋で愛!
お前の男が作ったんだ早く着ろはしびれました。
工事現場でのステージ、イス最高でした、
愛が愛をうむシーンみたと思いました
よーへーさんの服への愛
まひるくんへの愛
その愛のつまった服を纏うまひるくんのよーへーさんへの愛
好きだったもの好きなものへの愛
そうしてファン、LiMを見る者、私、に届いて伝わってうまれる愛が
好きなものは手放せない、好きだなーというおもい

どうあがいたって



が!
うはーかっけーしびれるううううううううと、164ページのSNSの書き込み?とおもわれるみんなのおもいとリンクして胸熱な涙がじんわりしました。
どうあがいても愛でした。
タイトル熱い。すごい好き。
お姉さまとお母さまがすごく好きでした。
家族愛もみせていただいたかんじで。
そして前作も最初に手にとろうと思った決め手、劣情先生の描かれる受のこのお尻が最高キュートでかわいいです!お尻かわいい!
そしてそして志摩くんのビジュがとても好きでした、裏表紙にもカラーで登場しているのですがすごく嬉しい!志摩くん好きです♡
どうあがいても愛
いろんな愛がいっぱいつまっていました。
まさしく どうあがいても愛 でした♡

5

No Title

可愛いものや洋服が大好きなまひるくんの、シンデレラストーリー。
可愛いものが好きで身に付けていた子どもの頃に、周りにからかわれる様になり、自分の好きを隠すようになったまひる。
そんなまひるを見出し、自分のデザインした服を着るモデルにとスカウトしたのがよーへー。
元が良いまひるくんが、もっともっとキラキラ輝いていく姿が、スカッとします。
ちょっとした端っこの絵が可愛かったり、面白かったりと、読み応えもあり。
まひる家族の設定が暗い物かと思いきや、最後に笑わせて頂きました!

ホントキラキラしていて、楽しい1冊でした!!

3

想像以上に濃いふたり!!

何度も何度も読み返したくなる作品。
コメントをチラッとおみかけしましたが、そう!!おちりの描き方が最高。とぅるんとしてて、ツヤツヤきらきらしてて……。ふたりがどうやって繋がっていくのか想像出来なかったから余計に、気付けばもう隣にいるのがめちゃくちゃ自然で、本当に作品のタイトル通り「どうあがいても愛」なんですよね。読めばその意味が伝わってきて、やっぱり何度も読み返したくなります。わたし的にはめちゃ好きなシーンがあるのですが、ネタバレになるのでお口チャックしておきます。

3

自分を否定しなくていいんだと背中を支えてくれる作品!

自分のミューズを追い求めるファッションデザイナーと可愛い服が好きだと心に秘めながら上京し働く男の子のシンデレラストーリー!
周りに否定されてきた自分の『好き』という気持ちを、そのままでいい、と肯定して受け入れてくれる攻めの姿に胸が打たれる部分がありました。ありのままでいいんだよ、好きだと思う気持ちを、自分を否定しなくてもいいんだよって背中を両手で支えてもらえるような作品だと感じました。


フォトスタにあげたまひる君の声がすごく辛くて蓋をしたくなることだけど、それを否定しないで手を掴んで引っ張って、輝く場所に連れ出してくれた陽平との出会いが運命みたいだと感じました。
最後ショーで着た服、ひとつひとつ細かい所にまひる君の好きなものが詰まっていて。見たくない過去も、全部含めて今の自分なんだよ。自分を大事に愛してあげて欲しいっていう気持ちが服から伝わってきて、とても感動しました。

陽平はまひる君のことよく見てくれてて、まひる君の事考えながら服を作ったのかなって思うと、そこには愛しかないな、と思います。
でもそれは陽平も同じで、まひる君に着てもらえる事が自分のデザインへの自信に繋がっていて服を通して一人の人生を飾っていきたいって思える存在と出会えた事が素敵でした。
最後の陽平の言葉がプロポーズでしかなくて最高にきゅぅんってなります。
自分が作った服を好きな人に着せて自分色に染め上げる行為、最高にえっちだな、と感じます!
服や小物センスバチバチにかっこよくて各話の表紙デザインも全部すばらしく素敵です。

3

ハイセンスなアパレル系シンデレラストーリー

ファッション業界を舞台に繰り広げられるシンデレラストーリーでした。
1話読み終える毎に見る扉絵がおしゃれで本当に素敵!
作品の随所に劣情先生のこだわりと描きたいものがぎゅっと詰まっていて、読んでいて終始目が楽しかったです。構図やコマ割りも大胆で読者を飽きさせません。
中でも個人的に1番目を引いたのがトーン処理。
(顔や服に影をつける細かなドットのアレです)
境目をつけないのがスタンダードかなと思うのですが、髪・顔・服等…絶妙なところにあえて黒い境界線をスッと引くセンスの良さが大好き。

好きなものを好きだと言えなかった多感な時期の記憶。
「好き」な気持ちを胸の奥にずっと隠して生きてきたまひるが陽平の服と出会ってからというもの、まひるの世界が少しずつキラキラと輝きを増していくかのようでワクワクするんです。
好きなものを自由に楽しく、自分らしく。
作中のまひるの姿を見ていると前向きな気持ちになれます。
ファッション業界が舞台なこともあって登場する服のどれもが個性的なデザインで非常に魅力的ですし、服作りの描写も丁寧で良いなあと思っていたら、劣情先生は以前アパレルデザイナーをされていたとのことでなるほどと納得。
かっこよくてかわいいんですよ〜!素敵です。
陽平のブランド名の由来もまた良いのです。こちらもぜひ本編で。

と、ファッション業界のお話は楽しめたのですが、恋愛面の展開はやや駆け足だったかなと思います。
帯に書かれているケンカップルやマイルドヤンキー部分に期待をすると違うかなと感じるかもしれません。
他が本当に魅力的だったので、2人の気持ちの変化をもう少し掘り下げたものも読んでみたかったです。
おしゃれでかわいくて、そっと背中をトンと押してくれる。
ポッと心が明るくなる優しい作品でした。

7

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