鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

kagami yo kagami oshiro ni kakureteiru noha dare

鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神62
  • 萌×218
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
16
得点
399
評価数
89
平均
4.5 / 5
神率
69.7%
著者
小中大豆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199011023

あらすじ

アイドル上がりの遅咲きの俳優が、連ドラ主役に大抜擢!? 人気カメラマン×注目の若手俳優の、業界ドラマチックラブ第2弾!!

表題作鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

氏家 紹惟、41歳、有名写真家で実業家
瀬戸 永利、33歳、役者・モデル

レビュー投稿数16

No Title

すごく面白かった!永利の演技への向き合い方、ドラマ撮影の緊迫感、恋人をいまいち信用しきれない不安の中でまた脱皮していく永利の姿がかっこよく美しかった。紹惟が信用されないのは仕方ないですw コミュニケーションが圧倒的に不足していた2人が本音を吐露してまた新たな関係になっていく。のが良かったよね。小中大豆先生のお話は脇役も含めて魅力的なキャラクターが多いので人間ドラマとしてもすごく面白い。桶谷さん敏腕マネージャーだし人間的にも魅力的。今回はさらに手腕を奮ってましたね

0

紹惟の出番は少ない。でもそれでいい

今回は永利と十川の物語でしたね。
続編で、紹惟との絡みが少ないと思ってしまいますが、1作目でくっついた二人がひたすらいちゃいちゃ甘々生活を送るシーンを見続けるより、永利が本気で仕事に向き合ってそこで惚れ込むほどの才能の持ち主に出会ってある意味で魅了されていくという本作はこれぞ読みたかった続編!という感じでした。

紹惟も大人の男らしく、見守って、でも要所要所では大人しくしておいてはやらないぞ感があって、大人の男でスパダリだけどしれっと嫉妬と溺愛してるのがとても最高でした。
永利はそれでいいんだよ、生真面目に生きて知らぬ間に人を惹き寄せて紹惟をヤキモキさせるくらいでいいんだよと、本当に素晴らしい内容の続編でした。
唯一臍を噛む思いをしたのは最後の最後まで十川くんの前で素っ裸になったことがバレなかったこと笑 バレて欲しかったなー!でもやきもちはたくさん見れたからいいか!攻め様可愛かったです!

何もかもがいい塩梅でした。
小中先生、期待以上のものをありがとうございました。

3

お仕事描写と新キャラにワクワク

紹惟と永利の続編です。前作読んでないと、楽しみが半減すると思うのでシリーズ初読みの方は前作からお読みください。

恋人になった紹惟と永利のその後のお話ですが、永利のお仕事がメインでした!
お仕事に悩み重圧を感じる中、共演する十川から嫌われている事を感じる永利。私生活では、紹惟に対しても未だに不安を感じる日々。前半はモヤモヤ苦しい永利ですが、十川との関係が変わる事件が発生します。そこからは永利がグングン突き進んでいくワクワク感と爽快感を味わえます!

新キャラ十川くんですが、もう色々と凄い子でした。嫌な奴からのどデカいワンコからの当て馬的立ち位置…。永利と十川くんの友情とお仕事のこれからも見守りたくなってしまいました。
永利から見ると完璧でどっしりした大人の紹惟ですが、この巻ではちょっと大人気ない可愛げのある姿も見ることができます。

永利と十川のお仕事メインなので、紹惟との甘い生活部分はちょっと物足りないのですが、それも気にならないほど楽しいお話でした!

1

攻めが受けに弱味を見せるようになるのが良い

面白かった。
前回のドラマが成功して、受けには大河のオファーや新たな主演ドラマのオファーが舞い込んでいる。 上がった評判の分、周りからの期待を裏切れないガッカリされたくないとプレッシャーが重くなり不安になる。何より下手な仕事をして攻めに失望されたくないという気持ちが強い受け。最終的に俳優を辞めたって無職だろうと攻めは愛してくれると実感できたのは安心した。攻めの愛情で自己肯定感をすくすく育てて欲しい。

受けは攻めに対して父性を見出している部分があると自覚していて、攻めに甘やかされて貰ってばかりな気がしていてコンプレックスの一つになっている。だけど今回は攻めが受けに甘えたり嫉妬したり弱味を見せる時があって、それが大変良かった。疲れ知らずな完璧超人だと思っていた攻めも生身の人間なんだと受けが再確認する瞬間も好き。そしてこの先攻めがひと足早く老いていくのを受けは見送らなきゃいけないのか…と思って勝手にしんみりしたりした。

攻めは受けの気軽な浮気を心配したりしていないけど、受けが浮気する時は本気の時だけだと知っているので他の男と急接近していると焦りを覚えちゃうの萌えた。放任主義に見えてマネージャーを通して受けの様子を報告してもらっているし、色々融通してもらう為に事務所の社長の孫の七五三の写真を撮ってあげたりして恩を売っているのも可愛い。世界的カメラマンが七五三とかウエディングフォトを撮ってくれるの贅沢すぎて笑っちゃう。

今回の新キャラ兼当て馬の十川くんも魅力的でした。強気で不遜なお坊ちゃんに見えて、捨て犬のような憐憫と人懐っこさも感じさせる。そんな十川にコロッと絆されてほっとけなくなってしまう受けのチョロさと、懐いちゃうワンコな十川くんが面白かった。受けが攻めの家で振舞ったワイン(スーパーで買った一番安いヤツ)を豪邸の圧も合わさって「美味しいですよ。これ、すげえ高いやつじゃないですか」って言ってる十川くんも可愛かった。

4

お城に隠れていたのは?

ふたりのあまあま〜な生活ばかりをのぞけるかと期待したら、そうではなかった。せっかく恋人になれたのに忙しい生活に阻まれ、永利の気持ちはぐらぐら揺れ動く。もしかして新恋人?紹惟は、相変わらずの余裕ぶりが裏目に出てる!!大丈夫か、このふたり…と、ハラハラドキドキだった。
お話のメインは永利の主演のお仕事。ライバルの十川と打ち解け、いい仕事仲間になっていく過程が良かった。向こうはそれだけの気持ちじゃないのに気付けない、鈍い永利がかわいい。
余裕ぶってる紹惟は、意外と必死だったということが後から解り、そんなスパダリに萌えた。
これはぜひとも、新居蜜月編を覗いてみたい!!
きっと波瀾万丈な展開で私たちを喜ばせてくれる、なんて期待しちゃう。

7

めちゃくちゃ嬉しい第2弾

恋人になっても不安を抱える永利が切ない。今までを思えば当然なんだけど堂々巡りなのが辛かった。おまけに十川の登場、自己肯定感の低い永利にはしんどいな〜ドラマで真の主役は十川かもって設定も効いてた。
ただ永利の真面目で一生懸命って長所がいい方に転がって仕事面で開花したのは嬉しかったし十川とも役者として高め合っていける関係になれて感動。
紹惟は変わったと思う。ただ香水の残り香で嫉妬してくれるかなんて考えてるうちは甘い。そんな事考えてる間に永利をもっともっと大事にしてほしい。それでも永利が幸せそうで何より。面白かった

6

本人無自覚の魅力を引き出せる恋人

電子版。 みずかね先生の絵がとても綺麗、拡大して堪能。

子タレからアイドルになった瀬戸永利は、お人形タイプ。
世間に飽きられる所を助けたのが、天才写真家の氏家
永利自身が気づかない魅力を引き出した氏家の写真集「女神」。
それが切っ掛けで、永利は舞台主演に抜擢され大成功を納める。

前作から10年後、永利33才。
ダブル主演のドラマ。「ジキルとハイド」が土台で、結末は未定。
相手役の若手の十川は「ダークホース」、主役を食われると怯える永利。

自信がない永利は、浮気を疑ったり、演技に悩んだり、揺れまくり。
そしてまた永利は恋人、氏家に救われる、
お城の主は、毒林檎の恋の魔法が消えない人。

十川 迅:傷害事件で謹慎していた二世俳優、芸能界復活のドラマ 準主役の刑事役
永利:薬物で、昼間は美貌の善人、夜は醜い殺人鬼の役。

3

弱さを認める事で強くなる

今回は俺様な天才写真家とモデル兼俳優のお話です。

受様が主役に抜擢されたドラマで
相手役に翻弄されつつ新たな才能を開花させるまで。

受様の芸歴はモデルを始めたゼロ歳から年齢分です。

中学に上がる直前にアイドル事務所に入所し
グループデビューするも目が出ず長く開店休業状態でしたが

天才写真家である攻様の被写体と抜擢され
受様は攻様と身体を重ねる事で様々な事を学び
4代目ミューズとして開花していきます。

出会いから10年、受様は攻様から離れる決意をしますが
「2人のミューズ」と銘打たれた新プロジェクトにて
受様は新たな才能を発揮し、攻様の真意と想いを知り、
攻様の唯一で最愛の恋人となります。

付き合い始めて2か月で攻様宅で同居生活を始めた
受様は公私ともに正に薔薇色の時を過ごしています。

次の受様の仕事はミステリー枠での連続ドラマで
有名なジキルとハイドを下敷きにした物語の主役です。

私立大学で英文学を教える准教授である受様は
彼を妬む悪徳教授に飲まされた薬品で醜い容貌に変化、
やがて欲望のままに犯罪に手を染めていき
受様の起こす事件を追う親友の刑事役と対する展開です。

刑事役は準主役で母親が大女優の二世俳優ながら
2年前に傷害事件によって活動自粛していた若手俳優で
今回が復帰作となります。

演技次第では彼こそが真の主役と言われかねず
受様は様々なプレッシャーを抱えながら
顔合わせの席に挑みますが

受様は彼と目が合った瞬間、
嫌われているらしいと感じさせられます。
果たして受様の主演ドラマは如何なる出来となるのか!?

既刊「鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?」続刊で
俳優として伸び始めた受様と天才写真家の攻様の
その後を描いた芸能界モノとなります。

既刊では受様の視界に常に攻様がいて
攻様との関係にハラハラ&グルグルしていましたが
本作では俳優としてひとり立ちする受様に
攻様が嫉妬したり、ハラハラする感じでした。

受様は優等生な准教授は掴めますが
犯罪を犯すハイド役がなかなか掴めません。

そんな受様がハイドの参考にしたのは
素行に問題有りな準主役の二世俳優の演技でしたが
彼の悪い噂はマネージャーにこそ問題があるようで
受様は彼を放っておけなくなるのです。

そんな受様の様子に攻様の動向も絡んできて
どうなっていくのかとハラハラ&ドキドキ、
ドラマの幕引きまでたいへん楽しく読ませて頂きました♪

視点者によって見えている世界は大きく変わりますが
視点者には見えない世界も確かにあり

受様が思う以上に受様に夢中な攻様が
受様に見えないところでハラハラしているのだろう事が
感じられたのも楽しかったです (^-^)v

6

執着と溺愛は表裏一体♡

小中先生だし、前作がとても好きだったし、で買うしかないヽ(`▽´)/
こちらはぜひとも1巻を読んで、受け様の永利と攻め様の紹惟のこれまでを知った上で読まれるのが楽しいかと思います。

今回は人気俳優となった永利の仕事面でのお話がしっかりめとなってました。
人気絶頂でも、おごらずに謙虚、というか自己評価低めの永利。
そんな永利を、"繊細“だと表現してた紹惟に、永利のこと、よくよく見てるんだなぁって( ´∀`)

久しぶりの連ドラで主演の永利。
忙しくて紹惟との時間が取れず、不安が付きまとう。
しかも準主役の親友役の十川は、何かとつっかかってきて、気持ち的にも疲弊してきて。

十川には、私も最初なんだコイツって見てたので、永利が言い返した時はスッキリしちゃった。
その後、結局面倒をみちゃう永利で、なんだかんだ十川の才能をかってるんだよなぁ。
ちゃんとその永利の気持ちが伝わったら、かわいいワンコになってた十川に、にまにましちゃう。

でもって、紹惟の年上の余裕の下に隠された嫉妬や独占欲がたまらなくいい(≧∇≦)b
最後の方で吐露した本音に、なんとなく感じていてはいたけど、目が覚めるようでした。
そりゃそうだよね、永利の周りにだって、魅力的な人がたくさん群がってるんですもの。
紹惟だって気が気じゃないわよねぇ、なんて。
1巻での泰然とした紹惟をひきずったままでいて、紹惟にもこんな執着や焦りがあったのか。
そんな紹惟の涙ぐましい献身や愛情が知れて、嬉しいなぁ(*^^*)

閉じ込めてしまいたい、幸せにしたい。
そんな葛藤を抱えた紹惟に、うふふーーーヽ(`▽´)/
めっちゃいいわぁ♡

恋人としてまた一歩踏み出した2人に、大満足な一冊でした。

イラストは引き続きみずかねりょう先生。
今回もイケメンですわ〜( ´∀`)

9

安定期

芸能界のお仕事ものとして読み応えがありました。
すっかり安定のラブラブカップルになってしまったふたり…
個人的に不安定のモダモダが好きだったりするので、、その部分がちょっと物足りなかったかなぁ~という印象でした。受さんのお仕事および共演者のエピが中心なので、なんっとなく攻めさまの存在感をあまり強く感じられなかったというか、、前作を読んだときに、バツ2でセフレがい~っぱいいるカリスマカメラマンっていう…クセ強めなキャラに面白さを感じていたのですが、そこの部分が今回はすべて受けさんへの溺愛に変換されていました。

”当て馬”風の若手俳優・十川の存在感がめちゃ強。ここまで強かったらもっとガンガンに当てていってほしかったな~~w。彼氏いるっていってるのに受さんに執着を見せるガッツというか空気の読めなさにクスっとさせられました。そして、そんな若者を牽制する攻めさまの大人気なさに萌えを進呈させてください。

というわけで、受さんの成長および前作で結ばれたふたりが無事ラブラブ続行してますよ~を確認する続編でした。

5

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