たとえ姿形が変わっても、貴方に何度も恋をします

三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

sanjuudai de saishoukan saretaga, dare mo miko dato kidukanai

三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

56

レビュー数
6
得点
170
評価数
40
平均
4.3 / 5
神率
67.5%
著者
司馬犬 

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イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434321689

あらすじ

主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として異世界に召喚されたことがある。その時は神子の役目をしっかり果たして一年後に元の世界へ戻ったのだが、なんと三十代になって再び同じ世界に召喚されてしまった! だが、かつての神子とは誰にも気づかれなかったうえ邪魔モノ扱いされた郁馬は、元の世界に戻されるまでの間、セルデア・サリダートという人物のもとに預けられることになる。その人物は、一度目の召喚時に郁馬を徹底的に嫌っていた人物だった――!? 思わぬ邂逅に動揺する郁馬。しかしセルデアはかつての態度とは違い友好的に接してくれる。郁馬はそんなセルデアの態度の変化に戸惑いつつ距離感を計りかねていたが、とある理由から暴走し正気を失ったセルデアとたまたま遭遇したことをきっかけに、少しずつ彼との距離が縮まっていき――

表題作三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

公爵 セルデア・サリダート
元神子 澤島郁馬

レビュー投稿数6

じゃないほうじゃないんだが

WEBで昔読んでるものの
2巻がでるとのことなので
書籍で再読。
やっぱりこの作品好きだわとあらためて(^q^)
いや、なんだろね
一回読んでるせいか、あーこのときこうだった
そうだったのかな新たな気づきもあって面白かったです。
まぁ4年前にいなくなった可愛い少年が
くたびれたリーマンになって戻るとは思わないよね(笑

異世界召喚は2回目
時間軸の違いであっという間に大人になって
再びで戻った主人公
むかしはあんなにチヤホヤしてきたやつらの視線の鋭さよwww
ま、いいけど
なんて二度目の召喚やいかになお話。
元の世界に戻る原因になった男、自分のことを嫌っていた(ハズ)の男のもとで生活をはじめると
見えてなかったものと、気持ちがみえてきて
徐々に徐々にな種明かしが面白い。

目の死んだリーマンだったのが
少しずつ息吹き替えしてく感じも良き

巻末は溺愛につぐデレデレがまた愛おしい。
こういうファンタジー色強めの異世界転生モノ
もっと増えてもいいと思うのよな。

0

孤独な攻めが救われていく過程に胸キュン

流行りの転生ものですが、一味違っていて面白かった〜!
全300ページ、面白くてあっという間に読み切ってしまいました。

中学生の頃に召喚され、神子としてチヤホヤされ良い思いをしたものの、たった1人の嫌なやつのため、1年後に元の世界へ戻ることにしたイクマ。
しかし元の世界に戻ると時間の流れが違っており、それが元で大変な苦労をして過ごします。
そして30代のくたびれた会社員になった彼は、なんと再召喚され異世界へ行くのですが、そこでは誰も彼が前回召喚時の神子様だと気付いてくれず、邪険に扱われてー!?

と続くお話。

なんといっても、孤独な攻め・セルドアがめちゃめちゃ魅力的!
1度目の召喚時になぜイクマを嫌う態度を見せ、冷たく接したか。その心に隠された真実と、その想いを吐露する時の切なさに胸が締め付けられました。

もー…お願い救われて…!という感じ。
攻め様にしてはよく涙を流し愛を乞うんですが、それがなんとも心をくすぐられるというか、刺さって仕方ありませんでした。
好き…

えちは少なめですが、えち翌日のセルドアの様子なんかも甘くて甘くて、胸いっぱい。

文章の洗練さとか、楽しみにしていたイラストの少なさなんかはちょっと残念に思うところもありましたが、ストーリーの面白さ、攻め様の魅力に胸撃ち抜かれた作品でした◎

1

続巻が出ると知って

続巻が出ると知って電子で購入しました。ですが読み進めるうちになんだか読んだことのある内容で…もしかして購入したのに未読とかと調べても購入履歴はなく、WEBサイトに行って漸く読んでいた事が判明しました。

ですがWEB版と書籍版の違いは申し訳ないですが分かりませんでした。読みやすい文章ですが決して上手くないのは確かで、作者さまの他作品も読んで無いので比べることも出来ません。

ただ公爵のセルデア・サリダートという人物は魅力的でした。それ故に彼に世話をされるうちに郁馬が惹かれて行った気持ちには共感出来ました。

でも世界観の設定の甘さとあっけない結末に、やはり少ししたら記憶が薄れるんだろうと思い萌にしました。限りなく中立よりです。

1

なにもそこまで苦しめなくても

良いお話でした。
セルデアを苦しめますね〜。なにもそこまで…なくらい苦しめます。可哀想に(泣)
神子との遭遇だけを心の支えに育ったのに…(泣)すっかり心を奪われたのに…。何重苦かってくらい生まれも育ちも境遇も優しさや純粋さも本人を苦しめて。

お互いがなぜそこまで愛してるのか、納得がいくようで再会後はそんなに強い説得力を感じなかったかなあ。

執拗な悪意に疲れました。
もうセルデアをただの恋する一人の男にしておいてあげて!そっとしてあげて!

再生後のセルデアの能力が、ひぇっ!とすくみ上がりますね。

2

ド執着攻め、最っ高〜〜!!!!!!

化身たちは恋をした相手と結ばれなければ、その気持ちの重さ故に破滅してしまう、という設定。
なのに相手の為に自分の気持ちに蓋をするなんて……。たとえ破滅の道だと分かっていても相手を守ろうとする気持ちが、ひたすらにかっこいい。ただただ生きていてほしいと、自分の恋も人生すらも投げ捨ててしまえる。重すぎる愛ゆえに恋した相手と結ばれなければ破滅してしまうけど、逆にこうして何よりも相手を最優先にしてしまう。これは化身の愛ゆえだけど、全ての化身ができることではないと思うし、この化身が、攻めが、受けをそれほど愛してるんだなぁと感動すら感じる。

ハッピーエンドの展開は、愛の力で切り拓く感じがして、とてもいいと思う。お互いに想い合う愛を、たっぷり感じとれる。特に、神堕ちして大きな竜へと変化してしまった攻めが、受けによって救われた時のイラストが、とってもよかった。
それに、最後は愛で救われる感じが、真実の愛で呪いが解けるファンタジーな童話のようで、個人的にはそこが内容の重さに反してちょっとファンシーだなと感じる。でもそれが悪いとかじゃなくて、……なんて言ったらいいか分からないけど、とりあえず良かった。

途中は逆ハーかと思ったけど、違う感じで良かった。他が恋じゃないなら平和だし、安心。

メインカプ以外では、メルディが好きだな。全体的に重めな内容だから、彼のかしこまらない話し方やマイペースな態度のおかげでシリアスになりすぎないのが、読んでいて気持ち的に助かった。なんだか気が抜けてしまうのだ。でも真面目にしなければいけないところは、かなりシリアスだった。やればできる子、メルディ。

全体的にシリアス多めの中で、元神の話は特に泣けるお話だった。最初はすっごく嫌なヤツだと思ってたのに、最後ではもう悪い子だとは全く思えなくて、ほんっとに泣けた。

番外編も重かったけど、攻めの両親が完全に無関心でなかったことが逆によかったと思う。これ以上攻めの心を傷つけてほしくないと思ったし、攻めの両親が攻めを故意に傷つけるような人間でないと分かって少しホッとした気持ちだ。

読んだ後で、アルファポリスの連載ページで読めるところも読んだ。「番外編 メルディにとって時は苦にならない」のお話は、やっぱり何度読んでもメルディも元神も、どちらの気持ちを考えても哀しくて淋しくて胸がぎゅってなった。

軽く読むには重すぎる物語だけど、最後は幸せになったからまぁいいかと思えた。それに、あのシリアスがあったからこそ、攻めが救われた後の幸せがじんわりと心に響くような気もするのだ。

4

硬派攻めがすきなんですっ!!!!!もうありがとうございます!!

悪役公爵攻めなんですけど、主人公が二度目の異世界転生で前回の転生時にめちゃくちゃ嫌われていると思ってた攻めが実は……っていうのがすごく良くてですね!!私は普段西洋ファンタジーをあまり読まないんですが「化身」「神子」「瘴気」の存在が凄くおもしろく描かれてて涙涙しながら読んでました!すごく良かったです!

7

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