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kizoku no aoi seppun
貴族×社長とまあゴージャスなBLでした(笑
主人公は英国貴族のマナーハウスをホテルにすることを夢に抱いており、その夢を現実化するために男爵に交渉を持ちかけます。そうしていくうちに男爵に心惹かれてしまう主人公。しかし男爵は主人公を恋人にさせることができるかどうか賭けをしていました。それを知ってしまった主人公は帰国することに。彼がいなくなり自分の気持ちに気づいた男爵は日本に行き、主人公と結ばれる――とまあ王道ですねw
最初は賭けなんてさすが暇を持て余した貴族だwなんて思ってたんですが、最後にはちゃんと主人公と向き合ってラブラブハッピーエンドでよかったですv
男爵に惹かれていく主人公に萌えましたw
表紙に青い薔薇がありますが、青い薔薇はこの世には存在しないんですよね?確か。綺麗なのになあ。
では同時収録作品の感想を。
『公爵の恋人』
公爵×王子とまあこちらもゴージャスなw
プールでのエチシーンが印象的ですw
『闇を溶かすキス』
王子×王子。
姉の結婚を阻止するために姉の替え玉として花嫁姿で結婚式に参加する主人公。でも結局バレてしまい代わりに抱かれてしまします。でも最後はお互いを愛し合って結ばれます^^
『ラブvエゴイスト』
リーマンもの。エリートリーマン×ヒラ社員。
受けは女の人とも仲良くしていますが、攻めが女の人に食事に誘われ嫉妬する受け。攻めに対する嫉妬ではなく女の人に対する嫉妬だったんですね~。
受けの家に攻めがきて、互いの気持ちを打ち明け結ばれます。
『エバーアフター』
表題作のその後みたいな。描き下ろしですね。
ラブラブでしたw
絵も安定してますし、貴族もの好きな方にはもってこいな1冊かもです☆
全体的な評価としては中立寄りの萌という感じです。
全部で4つのお話が収録されているのですが、そのうち3作品が王族・貴族モノ、1作品が会社の会長の息子という御曹司が攻め様です。
このラインナップから想像できる通り、お話もお伽噺・夢物語的な要素が強いです。
ストーリーとしては王道モノばかりでした。
表題作の受け様は騙されていたと告げられても怒ることさえせず、自分が馬鹿だったんだと自分に言い聞かせるだけで攻め様を諦めようとするのですが、ちょっと性格的になよなよしすぎているのが好みではありませんでした(男なら、いや男でなくてもここは1発ぐらい殴っとけよ!と思うのですが…^^;)。
でもまぁ、切ない所もあったし、同時収録の「ラブ♥エゴイスト」の傲慢・執着攻め様は嫌いではないので、その辺りで萌寄りということにしました。
この作品をひとことで言うなら、「予想通り」。
「うちのカミさんが…」が口癖のアメリカの警部のドラマのように、初めに犯人、いや、ここでは種明かしがあるので、先が読めてしまいます。
その中でいかに萌えを見つけられるかが勝負!
【貴族の青い接吻】(3話+描き下ろし) 萌
小さな旅行代理店を営む陽は、目玉企画のためにギルフォード男爵のマナーハウスをホテルとして一般開放してもらうべく、交渉するも門前払い。
直接交渉しようと現地に飛んだはいいが…。
お金持ちの暇潰しとは、恐ろしいものですね。人の気持ちすらゲームのネタですよ。
最初に種明かしされるので、あとはひたすら陽に「堕ちないでー」と祈るばかり。
祈りも虚しく、堕ちてしまうわけですが、その後は予想通りです。
とりあえずわたしは、陽という人物の過去を妄想してみました。
孤児院育ちの子が小さいながらも自分で起業して、従業員まで雇えるようになるまで、どれだけ苦労を重ねたのだろう、と。
そんな子が、ワイン1本(とはいえ値段はピンキリですが)と引き換えに弄ばれるなんて。
それまでさんざん辛い目にも遭ってきただろうに、疑うことを知らない陽は「悪い人なんているわけがない!」と思って、嫌なことをされてもいい面を見ようと頑張ってきたんじゃないかと思うわけですよ。
そんな妄想をしながらこの作品を読むと、ますます金持ちが憎くなります。
萌えは増さないかも。
【公爵の恋人】 萌
表題作でギルフォードに賭けを持ちかけたサザランド公爵の恋人は、何と第3王子。
同性婚が認められている国でも、さすがに王族と爵位のある家柄の者が結婚するわけにもいかず…、という切ない設定がベースにあるものの、甘い雰囲気の部分だけを切り取ってあるものの、モノローグで泣かせにくる演出でした。
【闇を溶かすキス】 萌
太陽の国から闇の国へ嫁ぐ姉の替え玉を申し出た第3王子のレイ。
しかし婚礼後、すぐに相手の王子・ローガンにバレてしまい…。
双子の妹の代わりに嫁ぐ作品と似た展開だけど、こちらはお伽話でした。
【ラブ♡エゴイスト】 中立
人でも物でも誠が「いいな」と言うと、悉くこれ見よがしに手に入れていた総一。
やっと離れられる!と思ったのも束の間、就職難でやっと内定が出た会社が総一の父の会社で…。
奪
受けが興味のある女子と付き合ったりする、奪う系に攻めは苦手なんですよ…。
「好きでもないやつと一緒にいるほど暇じゃねーよ」って決め台詞を言ってますが、ちょっと待てと。
受けが「いいな」って言った子と付き合ってたじゃないか、と。
2人がしあわせなら、それで…。
描き下ろしは表題作の2人+サザランド公爵。
やっぱりトオルは性善説のひとでした。
「ぜひとも読んでほしい!」というセールスポイントは挙げられませんが、時間があって、BL資金に余裕があって、美しい作画に飢えているときにいかがでしょうか。
貴族と一般人という設定が好きです。その生まれ育った環境や文化の違いをネタにしたエピソードなどがみたくて、よく手に取ります。
だがしかし。ありきたりな展開のものが多いのがこの設定の弱みですね。なかなか、これぞ!という新鮮な作品に出会いません。
『冷徹なギルフォード男爵』
というワードがあったので、ちょっとワクワクしながら読んでみたのですが。うーん…私的にはヌルかったという感じ。
自分のマナーハウスをホテルにしてくれと言ってきた無謀な旅行代理店の社長に対し、友人とワインを掛けて“期日までに落とす”なんてゲームをしちゃうようなギルフォードの人でないっぷりはよかったです。
でも、勝つために口説いてるうちに本気になって後悔したり、けっか、傷つけた相手の後を追う…というのはありがちな、新鮮味のない展開でした…。
社長も社長であっという間に落とされちゃうし。そもそも簡単にマナーハウスに滞在する意味がわからない。ホテル化の企画のためにギルフォードのそばで説き伏せる、みたいな意図があるようですが、それで連泊してるような社長で会社はもつのかしら…?とか余計なことばっか気になってしまいました…。
まあ、でも分かりやすくて良いといえばいい。絵は綺麗です。両思いになってからのギルフォードが優しくて甘すぎるのがつまらなく思えるのは、単純に私の好みの問題なのかもしれません。
貴族・王族などの特権階級と一般ピーポーの胸が焦がれるような恋の話にはなかなか巡り会えません…。
《個人的 好感度》
★★・・・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★・・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★・・・・ :構成
身勝手な貴族に弄ばれても一途な受けさま
好きにさせられるゲームとは知らずに本気に
攻め様を愛してしまった受け様が攻め様に
残酷にゲームオーバーだと言われ・・・
う~んなんて残酷なお貴族様のお遊びなんだ
とちょっとげんなりしちゃいました。
それに、仕事で来ているのに受け様何もしなさ過ぎ
甘い貴族様にすっかり騙されてます。
でも、攻め様のどこか寂しげな様子は気になるね。
まぁ、母親が愛人だったから屈折してしまったのね
恋愛をゲーム感覚で楽しんできた人が初めての恋で
我を忘れるのは見ていて良いかも。
受け様が騙されても文句の一つも言わなかったし
逆にありがとう的な愛してる・・・う~んマゾですね。
個人的には萌え処がなかったかも。