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kinrou denka ha sarishi miko wo dekiai su
こういうおとぎ話チックなストーリー、好きなんですよね〜。
ストーリーが複雑じゃないからサラッと読める(カタカナキャラ名が多いのは多少苦戦したけど)し、展開が期待通りに進むことに安心できました。
この物語の持ち味は強引な攻め・レグルスの執着心でしょうかね。
13年もの間、追放された神子・ルカニアを探して求めて周辺国を捜索し続ける一途さには脱帽しました。そんな彼の身分はというと…はい、お約束の王太子!
自身の父である国王が、神子一族の追放という愚かな命を下したがために国が荒れ、レグルスは国難救済のために神子を呼び戻したい。そんな目的があって探していますが、レグルスにとってルカニアは自分の婚約者ということもあり、めっちゃ必死です。
しかしですね…とある隣国の村でルカニアに偶然出会い、2人は身分を明かさずに惹かれ合っちゃったんです。レグルスはこのまま神子を探せなくてもルカニアを国に連れて帰りたいと思うくらいに好意を抱いています。
まさかルカニアが自分の探している神子だとは知らず、ルカニアも自分たち親子を追放した王の息子がレグルスだとは思いもせず接触してるとはね。ドラマチック過ぎでしょ。
レグルスはルカニアが神子だと分かると強引に自分の国へ連れ帰ってしまいます。ルカニアが村に帰りたいと言っても許しません。どんなにお願いしても答えはNOです。
急に連れて帰ってきて、村に残してきたルカニアの育ての親へも挨拶もさせず、ちょっとレグルス…頭固すぎん?ってくらい囲い込みます。
長年探していた相手だから軟禁したい理由は分かりますけどね、ルカニアに嫌われるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
彼は恋愛もしたことがなければ、夜の経験もないとのこと。初めて好意を抱いた村の青年・ルカニアが自分の探し求めていた神子で、婚約を交わした相手だと分かったら、色んな手を使ってでも自分の側に置きたくなるのかも知れませんね。
対立する国王派から守るため、とは言うけど実際は別のところに思惑があるからだと私はニヤリしてました(笑)
レグルスの思いが突っ走って、ルカニアの心が置き去りになってるかなと思うところも多々ありましたが、2人で過ごす時間が少しずつ不安を解きほぐしていったのは良かったかなと思います。圧倒的な共感不足と対話不足で、せっかくの両想いなのに溝ができそうな危機感を感じましたけど、ちびっ子狼ちゃんたちや周りがうまく2人をフォローしてくれました。
終盤は、想像の範疇を超えた事実のオンパレードに脳みそビックリ。2時間サスペンスドラマのクライマックスばりの暴露にえらいこっちゃ。あの人とあの人がきょうだいで、あの人とあの人が親子で、一緒に過ごしてきたあの人は実は…なスクープネタばっかり。新聞の一面を飾るネタが踊り狂ってましたね。
そんな感じなので最後の最後まで楽しんでいただけるかと思います^ ^
積年の恋、運命の愛を語るに相応しい物語でした。執着攻めの良いところも困ったところもひっくるめて面白かったです。
全部がウルトラハッピーエンドで、読後感は◎◎◎です。
うーん、悩ましいです。他の作者さまの作品に比べると神評価なんですが、私が釘宮先生の神作品にした作品に比べるとちょっと神には足りないと思ってしまったので萌2にさせて貰いました。
でも凄く面白くて文庫にしてはボリュームもあったんですが一気読みしました。
全ての元凶はレグルスの父親である聖ガルデニア国王なんですよ。コイツがどうしようもなくて神子一族を追い出したあとも悪政で民ばかりではなく貴族でさえ苦しめて、聖ガルデニア国の暗黒の時代を刻みます。
そしてレグルスですがこの父親のせいであり得ないくらいの苦労をしてますが、腐る事なく真っ直ぐに育って神子一族の行方を追うんです。
ルカニアが逃げた国の田舎町で会ったランドルフという存在の正体なんですが、彼視点のお話もあるので直ぐに判明してます。
では何故直ぐにリルがルカニアだと分からないかというと、彼には神子としての力が無くなっているからでした。ここがお話の肝になります。
お互いの正体が分からないうちから惹かれあってる2人が焦ったくて、どんな形で2人がお互いの正体を知るかというと、この辺りが凄くお上手でした。
神子の保護という名目で聖ガルデニア国の城にルカニアを連れて行くんですが、神子としての力を無くしている為にルカニアは常に自信がないんです。そんなルカニアを慰めてくれるのが王族である仔狼たちでした。この仔たちが凄く可愛かったです。
レグルスの父親が激怒して途中で遮ってしまったルカニアの託宣にこそ大事な秘密が隠されていたんです。
そしてルカニア誕生の秘密と彼の育ての親であるばあやの正体に驚愕の真実が隠されていました。
ルカニアが村に帰りたいと言った時に、レグルスが一緒に行ってばあやに話をすれば良かったのにと結末が分かる前から思ってたので萌2になりました。きっと鍵はばあやなんだろうなと思ってたらその通りでした。でもね、それでもばあやの正体には驚愕でした。www
電子の方には口絵と挿し絵がありません、気をつけて!!
はぁ〜、釘宮さんとみずかねりょうさんのタッグでファンタジーなキラキラ衣装。最高の組み合わせですね。なのに挿し絵がないなんて〜(泣)
お話は壮大で巡り巡ってみたいな良いお話なんです。
言葉が足りなくて大事な時にいないレグルス。なぜちゃんと言わない?と何度モヤモヤしたことか。
ルカリアも頑張りましたね。よくぞ生きててくれました。
村での暮らしぶりや身分を隠したレグルスとの逢瀬。身分を隠すといえばあの方もこの方もこの子も?といっぱいです。
そもそもルカリアの出自からしてマジで?な生まれだし。
やっと祖国に戻っても神子の力を失ったままのルカリアが辛いですね。みんなの期待と求められてるのは神子の力なんだ…と。
もうルカリアが何かとレグルスのことを不安に思っての繰り返しで。まあレグルスも言葉が足りなくて、閨の作法も知らない童貞くんだからかなぁ。すぐ悲観的になるルカリアにちょっとお腹いっぱい。
国の抱える問題やしつこく命を狙う国王や、すれ違いになってしまった育ての親のばあやや仔山羊。ええ!と解決していきます。いや〜盛りだくさんですね。
ただね…、エッチの描写を削ってもいいから、もっと物語の繋がりをスムーズ?に書いて欲しかったかなあ(だから何様?)
描写がとーっても詳しいところと、え?もう?な出来事やあっさり事後報告みたいなエピソードとかがあって、なんかそうじゃないもどかしさがあり。超個人的な感想です。釘宮さんは大好きな作家さんです!
皆んなでいつまでも仲良く幸せに暮らしてね!
みずかね先生なのでマストバイ。王道まっしぐらなお話かと感じましたので中立寄りの萌にしました。三角耳とふさふさしっぽをお持ちの攻めさんと、ピュアピュア神子という組み合わせが大好きな方でしたら良いのではと思います。本編340Pほど+お子様視点の後日談4P+あとがき。
ばあやと二人、山奥の「罪びとの里」と言われる村で暮らすルカニア。年老いた村人たちを助け、ふもとの町で買い物をしているのですが、町に来ると約束とも言えないながらも良く会う青年がいて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ばあや(受けの育ての親のような存在)、村人少々、アルヴィス+ミシェル(国王の兄の子とその妻)、ヴィンセント(攻め側近)、ジル(受けの最初の側仕え)、アレヴィ、ナイジェル、キアラン(子供たち)ぐらいかな。ちびっこが可愛い。
++攻め受けについて
攻めは王太子ですねえ、ご立派王道な王太子。そんなに無茶しないけど行動派な王子様。金の狼さんなんで強いです。受けに対しても紳士であろうと頑張っているところもありますし、事情あって手を出しているところもあり。うなじを咬むと番になるらしく、うなじ咬みたい~と我慢しているところもあります。
受けさんは神力無くしてしまった神子さん。攻めさんに見いだされて故郷の王城に戻るんだけど、「力無いんです、こんなところにいては良くないですよね・・・?」と後ろ向きな部分も少々。王城に行くまでも少しページ数あるし、行ってからはぐるぐるありその他エピソードも少しありで、ちょっと長いかなと思うところもありましたが、このページ数だから二人の恋心がゆっくり沁みて良いのかもとも思うし。そういえばオメガバじゃないですけど、発情するシーンもあるし、神子の一族は妊娠可能らしいです。
お子様狼は可愛いし、攻め受けともキャラとしてイヤな点はないのですが、ちょっと長いかなーと思うし王道話なので覚えている気がしないため、やはり中立寄り萌という評価になりました。