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ずっと好きだった、俺だけに笑ってほしいと何度も思った 不器用なDKたちの拗らせラブ
spica ni ai no kiss
寡黙男子の一途愛が尊すぎる件
静かに執着の炎を燃やす寡黙攻めって
どうしてこんなに読み手の気持ちをくすぐるんでしょう。
涼しい顔して心の中は好きの嵐ってもう最高でしかないよ！
そんな寡黙攻めの一途愛をおいしくいただけてしまうのが本作♪
明るく面倒見のいい春希と無口でクールな涼介は正反対だけれど、
子供の頃からの幼馴染み同士。
高校生になってもその仲の良さは変わらない二人でしたが、
ある日、屋上で昼寝中だった春希は涼介からキスされてしまい…。
そして、春希に気持ちがバレてから始まる涼介の怒涛の攻め！！
他の人の前では言葉少なな涼介が春希の前では
「好きだよ」「抱きしめたい」「キスしたい」なんて
あま台詞を連発し、二人きりになろうものなら遠慮なくベッタリし、
恋愛モード解禁の涼介の威力が凄まじすぎました！
ポーカーフェイスから漏れ出るデレにキュンキュンが止まりません♡
一方の春希は涼介のことは大切な親友でしかなかったはずなのに、
キスも抱きしめられるのも案外「嫌ではなく」流されるままに
お試しおつきあいがスタートします。
だけど、いざ付き合い始めると他の人と距離を保ったり、
涼介の気持ちを思いやったり、ちゃんと恋人同士として
自覚できる春希がいい子でした♪
そして、少しずつ涼介の熱烈な愛に絆されてゆき、
「嫌ではない」から「顔見ると心臓痛い」に変化してゆく過程に
ピュアラブの醍醐味を噛みしめました(* ´艸｀)♡
春希が健全男子なのでエロ展開はほぼ期待していなかったのですが、
意外にも順調に進展してゆき、最後は自分から涼介を誘ってしまう
春希でした♥
幼馴染みの片思い、青春に萌える
涼介×春希
幼馴染のつながりがバリバリ感じられて、
秘めた想いがモリモリ湧き上がって、
戸惑いたっぷりの青春の1ページがキュンキュンするのです！
高校2年生の春希は、
五人兄弟の長男で、
明るくて優しい性格の純粋でドジっ子。
実家のパン屋で手伝いながら、
朝と放課後には弟妹の世話をして、
家族のヒーローみたいな存在。
学校でもクラスメイトたちに囲まれて、
いつもにぎやかな日々を送っている。
そんな春希の幼なじみである同級生の
涼介は、
完全な正反対キャラ。
大人っぽい感じクールで穏やかで、
見た目もイケメンだから、女子たちからモテモテ。
ここでウワサのポイントは、
涼介が春希に対して特別な思いを抱いている。友情以上の感情がね！
彼が口数は少ないほど、
その心の奥底に秘めた想いが濃厚で、
彼の心を駆り立てていくくらい。
春希と涼介は家族みたいな関係だったけど、
それがどんどん変わっていく。
春希の天然モードや戸惑い、
涼介の執着っぷりと熱い片思い、
それに進路を考える多感な時期で、
寡黙な涼介がどんな風にその想いを表現していくのか？
予想がつかないし！
春希はどんな風に応えていくのか？
ドキドキだね！
彼らの間に萌え上がるラブラブな展開が芽生えるかもしれない！
ハラハラの連続で、2人の関係の進展を見守ることになります。
2人の一瞬一瞬が、
キスの瞬間の緊張感や、
付き合うことのドキマギ、
恋の甘酸っぱい感じと
デートのわくわく感、
そしてエッチまで！
全部が初めての経験で、
どんなに小さな一歩でも、
初々しくてぎこちなくて、
すべてがめちゃくちゃ可愛すぎます！
春希の弟と妹たちもキュートで見逃せないポイント。
家族のほっこりした雰囲気も感じられます。
幼馴染の友情や家族みたいな絆、
それに青春のエロエロがぎっしり詰まっていて、
2人の恋模様や成長を追いかけていくうちに、
本当に温かくて安心感があふれてくる作品でした。
甘えたがりの攻くん好きです
作家買いしている先生の一人です。
ドロドロに甘いというより、爽やかな清涼感のある溺愛なイメージの先生です。
今作も発揮されていた！
好きを隠さなくなった涼介の猛アタックかつ甘えん坊がかわいい！
幼なじみの涼介と春希。涼介は春希のことがずっと恋愛感情として大好き、春希は親友/幼なじみとしか見ていません。そんな折、涼介の肩を借りて眠る春希に涼介はキスをしてきて…涼介の告白からお試しのお付き合いを始めます。
涼介のこれまで見たことのない顔、自分にしか見せない顔、優しさに、涼介の思いを知らされていきます。
気持ちがバレて想いを好きを秘めるストッパーが外れた涼介の春希への猛攻がたまらん！普段クールに見える彼がふと喜んだり、照れたり、心を許す表情がは春希によって引き出されるんです。かわいい〜
春希も涼介の隣だと安心して過ごせることが終始描かれていて、理解者でありなくてならない存在なのでしょう。DKらしい壁にも、頼りに行くのは涼介の元で、ここ狡いと思いましたが、その信頼も尊みでした。
ところでタイトル回収も気になるタイプなのですが、作中に"スピカ"が出てくることはありません。
スピカはおとめ座の一等星ですが、
・連星であり涼介×春希のニコイチか？
・"麦穂星"と訳されることもあり春希の実家はパン屋さんだから彼なのか？
・別名だと"守られていない"と意味の言葉を持つが、ずっと家族のために動いていた春希を指すのか、無防備な春希を指すのか(最初のキス)、はたまた涼介を指すのか？
と、色んな意味もありそうで考えが止まりません。
幼なじみから、かけがえのない存在を確認していく、寄り添える場所を見つける温かい、それでいて若々しさのある恋する二人の色んな表情がよかったです。
