ご褒美に首輪をください

gohoubi ni kubiwa wo kudasai

ご褒美に首輪をください
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×214
  • 萌5
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
227
評価数
56
平均
4.2 / 5
神率
53.6%
著者
成瀬かの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199010965

あらすじ

らしくないDomと超人見知りのSubの運命的な出会い!? 純愛Dom/Subユニバースv

表題作ご褒美に首輪をください

DomのコマンドがきいたことのないSub
ダイナミクス総合保健センター第四支部勤務

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

甘いDomSub

Dom受けの設定が面白そうで気になってて買いました。
他の暗くなりがちなDomSubと違くて、本当に明るくて甘くてとても面白かったです。SM要素がなく、「日常プレイ」もたくさんあることも良かったです。(SMは苦手ではなく、D=S/S=Mとういう勘違いが多くて、SMなしでDomSubの魅力が味わえる作品だったことが嬉しいだけです)

どちらのキャラクターも魅力的で、意外な所もたくさんあって面白かったです。(ギャップ萌えっていいですね
猫と甘いものが好きな大型わんこのSubの圭人が可愛くて、
見た目はSubらしいのに、コマンドが優しくて強いDomのアオが男前すぎて最高でした。

最後の最後まで、『猫の毛。』であることを隠したことはあまり好きじゃなかったです。信頼の問題ですので。しかも、アオはどんだけ鈍いの!?と何回も思いました。推しなら(しかもよく喋る、歌う人)声ぐらいは分かるでしょう!笑

それは置いといて、2人の関係がナチュラルに展開していったし、両視点なので両片思いのドキドキを十分に楽しめました。

1

とすとすとすっ!と萌えの矢が刺さりまくり

やー…もう最高にときめくドムサブ小説でした。。
本編で三津の心に”とすっ”と何度も小さな矢が刺さったように、私の心にもくすぐったくて温かいものが刺さりまくりましたよ…!(*´˘`*)

アワードにノミネートされている中で、未読のものを目についた順に手に取っているのですが、出会えてよかった。

自分にとっては初めてのSub攻め × Dom受けの小説でした。
ドムサブ自体は正直特に好きな設定ではなかったのですが、新たな扉が開いた感じ・:*+.

も〜、攻めの圭人が猫みたいでもあり、わんこ系でもあり、その可愛らしさがたまらない…!大型でものすごい美形なのに可愛いって、最強すぎますね。

自分に贈るつもりだとは知らず、三津の家でカラーを見つけてしまった時の嫉妬とか。

三津のことが大好きになり過ぎて、「どうしたら俺だけのものになるの…?」なんて後ろから顔に頭乗せられて囁くとか。

こんなん、誰でもズドンと落ちちゃうよーーーー!

二人のラブの展開だけでも十分ニヤニヤ、焦れきゅんを味わえるのですが、
そこに圭人が自分の正体(三津の推し配信者であること)を隠していて、それがいつ、どんな形でバレるのかー!?というハラハラ要素も加わって、何重にも楽しめる小説でした◎

あ、、そしてコマンド出されて、ぐぽんと奥の奥まで攻めてくれる攻め様…最高でした✨

1

こういう設定読みたかった!いいねボタン連打したい

『いいか?聞く側は高尚な世迷い言なんかどうでもいいんだ。音楽だろーが動画だろーがエンタメコンテンツなんだから、大事なのはどれだけ多くの人を幸せな気分に出来たかだ。』

無性にドムサブが読みたくて検索してこちらを購入。まだあまり増えていないのですねこのバース。
ドム攻めサブ受けが殆どの中この作品はドム受けサブ攻め、スパ…ング等痛いのは無く甘々で正にこういうのが読みたかったという感じでした!自分より大きい男に抱かれたいドムなんて最高。
推しが目の前にいるのに延々と推しについて語るコメディ要素もありつつ、世に蔓延る最低ドムからか弱いサブを助ける三津にスカッとしたり、自身のサブ性に抗いつつも認めていく圭人も、展開にメリハリがあり背景も分かりやすくとても読みやすかったです。
しかも私の好きな
・簡単なコマンドでサブスペースに入るサブ
・攻めは上手いだろうと第三者がフフンと言うシーン(この場合はコマンド)
というのがあって滾りました。
初めてプレイをするサブ、初めて抱かれるドムというありそうでない設定にいいねボタン連打したいです。
個人的にはもっとサブスペースについて何ページにも渡って書いて欲しいくらいでした。

0

思ってたのと違った

 DomかけるSubとおなじくらい大好きなSub×Dom。この設定を見つけられたことに喜んで読み始めた。

 受けはドムサブ施設で働いているんだけど、受けが対応するSubがことごとく女。受けはゲイ設定。
 フィクションでファンタジーなんだから、助けるSubも男でもいいだろと。
 攻めは女関係にだらしなくてもいいけど、受けが女を甘やかしたり優しくしてる(この受けの場合は女だから男だからじゃなくて、Subだからってところはあるだろうけど)シチュエーションが地雷だったから、読みながら頻繁にイライラした。
 でも攻めと受けが結ばれていく過程は可愛い。付き合った瞬間、受けが過去に関係をもった男ことや内容を執拗にオラオラ聞いてるシーン最高。

 ただエロシーンは想像してたのと違った。受け優位だとおもってたらそうでもない。
 受けのセリフのワードチョイスが攻めみがありすぎて少し萎える。
 ちゃんと受けみのある雰囲気のdomであってほしかった。

1

逆転DomSubもの

攻 圭人 見た目DomなSubでコマンドが効かない
受 アオ 見た目SubなDom。ダイナミクスの施設で働く


まず驚いたのがSubが攻めでDomが受けということ!でも全く違和感がありませんでした!

アオは見た目は柔らかいのに、Domとして非常にカッコいい男性なのです。Subのストーカーがついてしまうぐらい…。
圭人はSubであることを認められず、またDomのコマンドやグレアが効いたことがなかった。
そんな2人が街中で意図せずコマンドが効いてしまう。圭人は最初は態度が悪いのですが、叱られてしょんぼり反省するのがとても素直で可愛らしいところもあるのです。

読み進めると受け攻めの違和感はなく、ありのままの彼らとして自然に受け入れられました。
痛い事も屈辱的な事もなく、Dom Sub初心者の方にもオススメです。

2

成瀬かの先生らしいDom/Subユニバース

成瀬かの先生初のDom/Subユニバース、みずかねりょう先生のイラストも相まってとても素敵な作品でした。凄く好みでした。

成瀬かの先生の作品ってキャラクターが魅力的なんですよね。裕福で職業不詳で美形のSubの圭人と、正義感溢れて心優しいダイナミクス総合保健センター勤務のDomの三津、この2人の出会い方からして凄く面白かったです。

そしてDomと判定されてから三津少年が目撃して来たDomの悪辣さに反吐が出て、彼がそれらを反面教師として選んだ仕事に責任感を持ってるのが素敵でした。良い上司に拾って貰って良かったです。出会いって大事ですよね。

そんな三津が憧れて推してる動画配信者が圭人だとは知らずに距離を縮めるのが面白いのです。圭人と知り合いダイナミクス故の体調不良の彼の為にプレイするのですが、段々と2人の距離が近付くにつれて三津は恋愛で圭人は独占欲を抱いて行く過程が凄くワクワクして焦ったく感じます。

大体にしてここまで一緒にいて圭人の正体に気が付かないなんてギャグだろと途中で思ったりしましたが、最後の最後にコンサートで圭人が正体をバラす時とかニヤニヤして待ってました。この辺りの匙加減がお上手でしたね。

そして圭人の腹の立つ兄や従兄弟に対して三津が負けて無くて蹴散らす場面に拍手喝采でした。私は悪人が懲らしめられる場面が大好物なので、週刊誌辺りにこの兄を件を売って圭人の糞親父にも打撃を与えてやりたかったです。www

DomでゲイでSubより小柄で抱かれる側とか、ちょっと他のDom/Subユニバースと違ってて凄く好みでした。
「猫っ毛」さんのラブソングの弾き語りのシーンとか妄想してしまいました。一緒に会場で盛り上がりたいと思ったほどでした。

3

見た目通りではない2人の恋物語

今回は顔出ししない動画配信者と
ダイナミズム総合保健センター職員のお話です。 

Subと認められない攻様がDomらしくない受様と出会い
互いを最良のパートナーとするまで。

受様はDomとSubのための
ダイナミクス総合センターにて勤務しています。

DomはSubを支配したいと欲し、
SubはDomに支配されずにはいられない生き物で

DomとSubは定期的に欲求を解消しないと不調をきたす為
政府は彼らの出会いの場としてダイナミクス総合センターを
創設します。

該当者はセンターにて専門医のケアを受けて
パートナー探しためのお試しプレイができるため
プレイ=セックスと思い込む人達には誤解されていますが

グレアを意志の力で完全調整できるDomの受様は
Subのケアができる貴重な職員です。

今日もオフで推しアーティストの動画配信で気分をあげて
外出した受様でしたが

Subのケアに呼び出されて出勤する事となった上
ケアした少女にはパートナーにと望まれても
受様の望むパートナーは同性で色良い返事は出来ません。

そんな受様でしたが
代休の日にリベンジしたカフェにて推しの動画配信者に
似た男性客と知り合うことになります。
この彼が今回の攻様になります♪

受様は友人からの電話の会話中、コマンドを発してしまい、
偶然近くにいた攻様に命令する事となってしまうのです。

怒った攻様に詰め寄られた受様でしたが
攻様の友人からは「攻様のパートナーになって欲しい」
と頭を下げられる事態となり・・・

Subらしく見えない事から自身をSubと認められない攻様と
Domらしく見えないものの能力は最高に強い受様の
Dom/Subユニバースになります♪

成瀬先生の初めてのDom/Subユニバースに
みずかね先生のイラストとは読む前からワクワクでしたが
期待通りとても面白かったです。

攻様はDomの家族の中でただ1人Subと診断されるも
どんなDomのコマンドも受付ない事から
自身をSubと認められませんでした。

Subとしてプレイをしない事で
体調不良がどんどんひどくなっていたところに
攻様の中のSubを引き出す受様と出会うのです。

見た目はDomなのに本質はSubな攻様と
見た目はSubなのに本質はDomな受様という
見た目と中味が正反対なギャップと

受様が攻様の職業になかなか気づかない事
攻様も受様の職業を誤解している事が
上手くお話の展開に活かされていて

それぞれが互いを思っているのに
すれ違っていく両片思いなジレジレとドキドキ、
堪能させて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

プレイがセックスとなるお話が少なくないですが
本作はプレイはプレイとして描かれているので
Dom/Subユニバース初心者にも読みやすいと思います。

3

俺のSubに何しやがる

先生買い。あらまあ!という設定で面白かったので萌2寄り萌にしました。「デカい男を従えるってシチュに震える方は超好きなのでは」と思うお話、本編290P弱+あとがき。

ダイナミクス総合保険センターという機関で非正規として働いている三津。非常識なDomにより傷つけられたSubのケアを上手にできるので大変重宝がられていますが、せっかく買い出しに行こうとしていた休日もぱあになることがあり、クタクタ。そんな時の癒しは「猫っ毛。」さんの配信で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
「癖っ毛。」(猫っ毛。の配信手伝っている人)、受け勤務先関係者少々、攻めの兄等家族少々ぐらいかな。

++攻め受けについて

攻めは自動販売機ぐらいの身長ある超イケメン。猫っ毛ロン毛で美しい顔していて、たぶん顔の周り、エフェクト無くても光ってる。顔出してると皆さん二度見三度見当たり前、寄ってくる女子数知れず、もぎっては投げもぎっては投げしていた頃もあるけど、その都度丁寧な対応は出来ず塩対応がデフォルトと化しています。自分がSubってことを(Subなんですよ!!!!!)受け入れられず(そりゃそうだろ)、Domのコマンドに反応できず、でもそれが原因で体調不良になっていたなんて、なんだか気の毒だなあと思うのです。

受けは「真顔は怖い」と言われたので、うっすら微笑んだ顔をデフォルトとすることに成功したつよーいDom。器用なんですよね、「痛めつけられたSubをケアしたいので優しくしたい」って時にはちょびっとだけグレアのっけてコマンドだして、「GoodGirl」なんて誉めてあげる。俺様的Domが大っ嫌いなので、そんなDomにだけはならないように、優しくケアするDom。見た目が細っこいし大きくないので、痛めつけられたSubにも警戒感を持たれにくいという、ナイスな人材です。
キップのいい男前。攻めがコマンドされて実家に連れて帰られそうになった時には、レビューのタイトルのようなセリフを吐いて攻めを守ってます。

今回のご本を読んで思ったんですけど、受けがDomっていいですよね。「めちゃくちゃ気持ちよくしろ」ってちょっとグレアのせて攻めに言えるでしょう?そりゃあ喜んで言うこと聞きますよねえ、攻めは。攻め受け自体のキャラにめっちゃ萌えるということは無かったんですけど、成瀬先生、すごい!よくぞこの設定を思いついてくださいました!とすごく嬉しかった一冊でした。

3

可愛いdom/subもの

作家買い。

面白くてとっても良かった。

Domらしくない受けとSubらしくない攻めの両片想いの話。プレイの痛いことも苦しいこともほぼない。プレイとセ○○スの逆ポジションって爆裂萌え。ニヤニヤとキュンキュンしっぱなし。攻めの初めてプレイと受けの初めてセ○○スがとっても初々しくて胸キュン。

みずかねりょうさんのイラストが話にぴったりあって楽しい読書でした。一枚目の口絵のシーンは話になかったが華やかで美しい。

8

ドムサブ初めてはこの作品に捧げたかった!

成瀬かのさんのドムサブ。
ドムサブは苦手で毎回やっぱりやだな〜となってたのですが…。

すっごく良かったです!
全体的にお話も明るくて、ドムサブものの屈辱感もなく。あ〜、この作品でドムサブに出会いたかった!

そしてまだ情報登録が表示されてないのも良かった。どっちがどっちかわからないまま読めて良かったです。あらすじも短くて、新鮮な気持ちで読めました。

とすとすっ。可愛さに私の心臓にもいったい何本の矢を刺す気ですか?

もし私のようにドムサブは命令や性的な屈辱感が嫌、と思ってる人はぜひこの作品を試してみてください。

ドムサブ性にそこまで追い詰められてなく、お互い無理矢理感も緊張感もなく、友達?から両片想いのラブラブバカップルにいたるまでを目を全開にして読むべし!

お互い持ってた性のトラウマや納得いかない感が、二人が一緒に過ごすことで乗り越えていくといいますか、あんた運命の人だよ!な読んでてやり遂げた感?

ドムサブがエッチでこんなに活きるとは!
エッチもこの設定だからこそとても良かったです。さすが成瀬かの先生!

6

あまーい

成瀬先生は作家買いしているのですが、近作は個人的に好みの作品続きで、どれもこれも大満足で読み終えています。

ストーリーについて。
今回は先生初のDom/Subもの。
自分の中でいつの間にか出来ていた固定観念、攻めはこうあって欲しい、受けはこうでなくっちゃ。Domはこうだよね、Subは…というものを良い意味で壊してくれるような作品だと思いました。
例えば背の高い方がどっちで、包容力がある方がどっちだとかそういの(^ν^)
どちらがDomとSubで、受けと攻めで、が分かる度に、あー!そっちかー!と面白かったです。
それゆえに、絶対に譲れない好みなんだ!というポイントが受け攻め(Dom/Sub)にある方は事前にチェックがいるかも。

キャラクターについて。
驚くほどの美形なのに誰に対しても無愛想で攻撃的な野良猫のような攻めで、口も悪い。
そんな攻めが受けに懐き始め、さらには独占欲むき出しにしてきたりするものだから、私には可愛くて仕方なく思え、そして必死な姿が健気で、たまらない気持ちになるんですーーー!!!(受け意外への塩対応っぷりが笑っちゃうほどすごいのでそこもぜひ見てほしい)
それから、包容力があって性格がめちゃくちゃ男前な受け。
そんな受けがウブだったりえろかったりするものだから、どうしよう、めちゃくちゃ可愛い…となってしまうんですーーー!!!
私はどちらのキャラクターもお気に入りです。


成瀬先生があとがきにて、『両片思いのバカップルの話』と仰っていましたが、本当にその通りのお話だったなぁと思います。
両片思いなのでそれなりにすれ違う部分などもあるのですが、その都度都度、攻めの強烈な嫉妬や独占欲が顔を出すのですれ違いもあまい気分で楽しめました。
そして、攻めが受けの名前「アオ」を言う回数がとても多かったのですが……なんか健気ですよね。
愛が溢れちゃってますよね。

素敵な糖分補給ができました!

4

DomSubに消極的な私がハマった

Dom Sub作品がちょっと苦手で滅多に購入することはないのですが、何故だかこの作品は気になって購入。しかも予約注文(笑)

読んでみたら、お…お…面白い!
予想外のダイナミクスカップル。そのギャップがむしろ当たりも当たり。大当たり〜!
見た目Domの攻めが実はSub、見た目Subの受けがDomというあべこべなカップルのお話です。

このストーリーがまた良いの!
Domの三津は、DomとSubのマッチング…いわば結婚相談所みたいな公的機関で働いていて、ダイナミクスで悩む利用者のケアをする立場。
三津はこの精神ケアをする能力が非常に高く、言っちゃあなんですが"ザ・人たらし"です。利用者を虜にする手腕が見事。

そんなとき、Domの命令が効かないSubの男性・圭人に出会います。見た目はDomぽいのにSubの彼は、相性の良いDomのパートナーがいないため体調不良に悩まされていましたが、三津の命令には反応。そして体調も回復。
最初は悪態をついていた圭人も、三津の癒しのような命令の虜となって、三津に対する気持ちが変化していく…という流れで物語が進んでいきます。


この作品、ここからが見ものです。
圭人は実は三津の推しの動画配信者。三津はそのことを知らないのですが、それに気付いた圭人は自分の正体を隠して三津に接近。しかもかなりの好意を抱いて近づいていきます。
えーっと…これはもう求愛行動に近くて、圭人のワンコっぷりが可愛くて可愛くてしゃーないです!(強調)

三津のDomとしての魅力に堕ちたというのもあるとは思いますが、三津が圭人の周囲にいる高圧的なDomとは違っていたからでしょうね。三津を自分のDomだと思って、独占欲を出してくるとこなんかもキュンときます。

一方、三津の方はというと、こちらも同じく圭人に好意を持っています。推しに似た背格好と声、それにトスッと刺さるキュンキュン行動のオンパレードにKOされまくっているのですが、自分の気持ちを打ち明けられません。
距離を詰めたい圭人と、これ以上一緒にいたら理性がヤバイと危機感を持つ三津……どうしてもDomの三津の方が支配できる立場ですからね、欲望との戦いです。

2人の視点が交互に展開していくため、一方の感情に偏ることなくどちらの抱える想いも同時進行で知ることが出来たのは良かった。
なかなか届き合わない恋心が、切ないけどニヤニヤもいっぱいで一気読み必至でした。超絶イケメンでDomオーラプンプンな圭人が、三津の命令にトロンと従順になっちゃうのとか悶えますよ^ ^(ギャップ萌えに感謝)


三津の出す命令が優しくて、癒しの力が大きいなと思ったのがこの作品を好きになった大きな理由です。
DomSub作品って、Domの抑圧的・高圧的なところがどうしても目立つから敬遠していたんですけど、本来のDomの役割ってこういうことなんだなと思い知らされた感じ。私の中でのDom Sub作品のイメージが変わりました。

Dom Sub作品をこれまで読まず嫌いしてた私ですが、見事にハマっちゃいました。
最後の最後まで目が離せない素敵なストーリーに加えて、美麗なイラストのマッチングも素晴らしい一冊です。

4

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