スモーキーブルーシアター

smokey blue theater

スモーキーブルーシアター
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
天ノ川子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434318917

あらすじ

脚本・演出家を目指し、大学で舞台芸術を学んでいる元・有名子役の大河。
学内の公演で脚本と演出を任せてもらえることになったものの、
最も重要な配役が、モデルで俳優志望の有賀に決まる。
明るく人気者だが女性関係にだらしない有賀と、真面目で完璧主義な大河。
案の定二人は顔合わせ初日から衝突してしまい、仲は険悪に。
けれど舞台づくりを通して、徐々に距離が近づいていくと
有賀は大河に隠された“ある秘密”に触れて――

未だ青い彼らの
甘くほろ苦い青春ドラマ、開幕。

表題作スモーキーブルーシアター

大学3年,21歳
大学3年,21歳

その他の収録作品

  • after story[その後の2人]

レビュー投稿数1

舞台にかける思い

俳優を目指す有賀と脚本・演出家を目指す大河とのお話でした。
同じ大学で舞台芸術を専攻しているふたりが、学部内公演で上演する大河脚本の舞台を通して距離を近付けていく様子が描かれていました。

なんとなくチャラめな有賀に対して、大河は最初から真面目というか頑固というか。
性格は正反対なふたりだったけれど舞台にかける熱い思いは共通していて、ぶつかり合うことも青春って感じがして良いなーなんて思いながら読み進めていったのですが…大河の過去が見えてくると、その雰囲気はやや重ために。
ふたりの軽いやり取りと重たい過去とのギャップが結構激しくて、どういう気持ちで読めばいいのかわからなくなってしまった部分がありました。

大河はずっと祐作に囚われ続けているわけですが、彼のことを脚本のモデルにした時点で気持ちに変化があってもよかったと思うのだけど、練習中も本番中さえも心ここにあらずで。
結局有賀が救ってくれるようなカタチで前に進むことはできたけれど、あんな風にブレブレな演出家の下で良い公演ができるのか?と疑問に。
有賀にたくさん厳しいことを言っていた分、大河の詰めの甘い部分が目立ってしまっていた気がしました。

お互いが惹かれ合った理由もいまいちよくわからなくて、恋愛に発展しそうなところはあったかな?と読み返してみたのだけど、やっぱりわからずでモヤモヤ。
有賀が俳優を目指すキッカケになったエピソードも取って付けた感じになっていて、そこも残念だったなと思いました。

作者さんの描きたいことがたくさん詰め込まれたお話なんだなというのはすごく伝わってきましたが、なかなか萌えを見つけることはできませんでした。

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