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boku wa kimi no eien ni naru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最後になるこのシリーズですが、まさか、まさかの弟死亡?!いろんな人を振り回しつつも愛されキャラの彼でしたが、あっけなかったね…。そしてこの巻でとうとうお兄ちゃんも男に手をだしたか! というか弟は自分が死ぬのを分ってたから兄ちゃんにその人の面倒を見てもらおうとしてた感じ? そして兄ちゃんと弟嫁(もちろん男)も体の関係をち、このまま愛人関係になるかなとも思ったけど、付かず離れず? お似合いだったのに…。でも弟嫁には新しい相手(これまた過去に繋がりのある)ができたからお兄ちゃんと張り合うのか?! 最後まで一筋縄ではいかないキャラ達ばかりでしたがシリーズ通してとても面白かったです。
「くず男シリーズ」と銘打たれた、河本タカシを巡る男たちの物語。
収録されている5編は、お話ごとに、主人公がタカシの兄だったり、父だったり、本妻だったりとばらばら、作中の時間もそれぞれの過去へと飛んでいますが、大きな全体の流れとしては、タカシの死とその後残された男たちの話という、最終巻らしいものです。
葉月作品を追いかけて、たまたま手に入ったのがこの本だったので、いきなりシリーズ最終巻を読んでしまったのですが、一応ここに至るまでの状況も作中でそれとなく説明されているので、一読では無理でも、登場キャラ達を把握すれば充分関係は掴めるかと。
そして、どうもシリーズの最初の方は「河本タカシ」が女性をあちこち喰いまくる様なお話がメインで、この最終巻が一番河本タカシを巡る「男たち」濃度が高いようです。
元の掲載誌がレディス系の官能漫画誌だけあって、絵はレディス系のリアルな劇画調、普通のBLマンガに比べたら、かなりガッツリしたエロマンガ。
その上女性との絡みも、かなり濃厚なので大きな乳首やオマ○コの登場にはビックリしないでね。
団地に愛人を住まわせて竜宮城にしているクズ弟と、かたや律儀な性格でそれなりに彼女達を愛するドSエッチな弟溺愛クズ兄の、クズ男物語。
最初はレディコミ要素が満載で、どこに男の存在が?というくらい彼が言うほどに割合は低かったのが、孝志が雅弘という嫁を置いた3巻からぐいぐいとML要素が強くなり、
とうとうまとまるとこ男に、やっぱり男だよ、になった4巻。
一見軽くてチャラかった関係と、人間性に深味が増して、人情に訴えるもの大。
それに、切なさもあるし、愛が満ち溢れていたんですよね~♪
ちょっと悲しいけど、そこがよかったんです。
愛人に別れを切り出され、妻とは別居中、体裁悪くて静江さんの元へも行けなくてそんなくさってる和志の目の前に現れたのが、孝志の愛人のひとり秋人。
タカシさんの方がいい、と言われててプライドが傷付いた和志はつい勢いでドSモードが発動して、初の男性体験♪
しかし、秋人の本当のところの告白を聞いてお兄ちゃんは優しいのでした。
実はそれと同時に、衝撃なことが!
孝志の死でした(涙)
以前から病を知っていた彼ですが、最後はクズ男らしく愛する男の上(下ですが)で亡くなった~
でも彼は愛人達に愛されていたのですよね。
葬儀の後は、孝志の遺言(?)で雅弘と和志の二人で愛人へのお悔やみエッチ回り!
極めつけが、お兄ちゃんと雅弘のエッチ!?
好きと言う感情じゃなくて、間に孝志を挟んでのエッチだったと思うのです。彼等二人とも孝志が大好きだったから。
こういうの、何か悪くない。
こうして見ると、3巻の孝志の様子や行動がこれを予感させていたのだとわかるのです。
そして、雅弘は名古屋へ、
和志は、静江さんを事故で失い秋人と。
竜宮城は消えたのでしょう。
そして表題になったのは、その後の雅弘です。
今度はクズじゃない、自分を愛してくれる男性を見つけました(それにも色々因縁があったりはするのですが)
また、冒頭ではクズ兄弟の父親と、雅弘の父親の柳の話もあります。
柳が離婚を繰り返したのは、河本父が好きだったからなんですね(何かしんみり、いい話になってました)
孝志の落としだね・タカヤは雅弘狙いっぽかったけど・・・見た目が孝志にそっくりに成長してました。
彼もホモになるのかなw
こうして4巻振り返ってみると業が深いというか、なかなかいい話だったのですよ。
それが最初と思うと、よもやまさかの展開で、それなりに収まっていったし。
最初で挫折しなくてよかった~って思えます。
節操なしだったけど、そこにはちゃんと愛があった。
愛にあふれた作品だったのです♪
すごい漫画だった┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キ
背後の人間が複雑すぎてちょっと難しかったのもあり気ですが、こんなんもありなんだっていうね。
なんていうか、男性同士の性描写以上に、男女の絡みシーンが衝撃的なBL漫画も無いんじゃないでしょうか。すばらしいw
お話のメインは、今回カップリングされている二人ではないですね。
攻の兄にあたるリーマンの和志。
最初の話は、受である雅弘との出会いの話。
雅弘は新入社員で、顔もいいから女子社員にモテモテ。それが何より気に入らない。
至極それが当然と想っているのが。きっと仕事もできるのだろう。
それが最初の出会い。大嫌いだった。
しかし今は・・・・。
雅弘は、いつの間にか、和志の弟の孝志と付き合い始めた。愛妻ww
それがまたすごく可愛くて仕方がなくなってしまった。
そして孝志は、不意の病気でなくなり・・・・・!?
しかし、これからさき恋愛が発展するわけでもなく。
そもそも和志には嫁や愛人がたくさんいたりとか。
孝志が死んだあと、残された二人に使命が下されていたりとか。
兄弟の父と雅弘の父との関係とか。
なんかね。いろんな意味でマニアックな作品。
これはこれでハッピーエンドだとおもえばエンドな気がしなくも無い。
どちらにしてもみんなちゃんと一人に絞って~っていうのが難しいとしごろなのかしら。
良い意味でもう一度読み返してみようと思います。
私はこの作品嫌いじゃない