熱砂のオダリスク

nessa no odalisque

熱砂のオダリスク
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
60
評価数
20
平均
3.2 / 5
神率
5%
著者
葉月つや子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784799714850

あらすじ

「お前みたいな柳腰の可愛い奴がウロウロしてたら男でも危険だ」
就活バトル惨敗、逃避旅行で熱砂の国にやってきた保。
テロリストに拉致られ大ピンチのところを助けてくれたのは、褐色の肌の精悍な皇族・ハーデイ殿下だった。
命をかけて祖国を守るべく奮闘する殿下にどうしようもなく惹かれてしまう。
危険だから帰れと言われても、殿下の役に立ちたい保は留まる決意を覆さない。
殿下は身体でドSな説教を試みるが――!?

表題作熱砂のオダリスク

ハーディ,中東の第三皇太子
国久保,日本人バックパッカー,23歳

同時収録作品社長と秘書の時間外取引

神坂達矣,2部上場企業の新CEO
相崎聡,秘書室長

同時収録作品傲慢上司と秘湯の夜

大鷲哮守,吸収合併存続会社の新課長,30歳
真北聖,旅館従業員(元課長),33歳

同時収録作品うろたえる金狼

アルベール3世,アルゴ大公国の大公
堀井けんた,子連れの日本人サラリーマン

その他の収録作品

  • くま蝉空蝉うつぼかずら(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数5

愛と職を探す男たち

大好きな葉月つや子さんの新刊。
表題作は、初挑戦だというアラブもの。
「アラブの春」や就職難など時勢を反映した、
ひと味違うアラブものでした☆


武装勢力に拉致された日本人バックパッカー(就活ニート)が、民主化をめざすアラブの皇太子に助けられ、自分も民主化の活動を手伝いたいと食い下がる姿が(アホ)カワイイ!

皇太子は、受の平和ボケ発言にいちいちキレすぎ&受を襲いすぎw
しかし、彼も受と同じくアイデンティティ探しに必死だったのだとラストで分かると、二人とも自分の居場所が見つかってよかった~と、再会後のジャンピングハグシーンに喝采を上げたくなりますv

オダリスク(女奴隷)なんてタイトルのわりに、
自分探しをテーマとした前向きなお話でした。


そのほか、若社長×ツンデレ秘書や
ヨーロピアン王子×日本人リーマンなど三作品を収録。
個人的には、つや子さんを知るきっかけとなった
【傲慢上司と秘湯の夜】のコミックス化が嬉しいです☆


既刊と比べると、ギャグのテンションやラブ度が
ちょっと控えめな印象。
既刊の包茎ギャグやアンジーネタほど冴えたギャグがなく、受を襲う攻がただの強引なヤツに思えてしまい…というわけでちょーっと萌度が下がってしまいました;

あと、白抜きのせいでエロシーンの情緒が半減(;_;)
唯一58ページ、修正なしのイチモツを見つけたときには思わずEureka!!と叫びましたw


描き下ろしは、お約束の全カプ集合の後日談。
旅館のオヤジの暗躍と、各カプの仲良さげな様子が素敵☆
本編でもこのくらいイチャついてるとこが見たかったかも?w
あと、【傲慢上司と秘湯の夜】と【うろたえる金狼】カプの混浴シーンに笑いました。けんた(金狼受)、何だかんだで大公(攻)にベタ惚れじゃないですかw

4

ラ・フランスなスマホに惹かれて

 アラブものには苦手意識があってあまり手を出さないのですが、何でこの人スマホ持ってるんだろう? とどうしても気になったので購入しました。予想以上にキーアイテムでした。

 つや子さんとはほぼ初対面で、書店でつや子さんの何かの本を手にして中を開いてみた時に即座に閉じて棚へ戻した記憶がかすかに残っているぐらいです。
 耽美な絵柄のキャラが真顔でアホな事を言っちゃう作風は大好きなんですが、体が弱っている時は控えたい、月イチぐらいの摂取量にとどめておきたい…、そんな感じで今日がその月イチの日となりました。
 読み終えての感想は「月2ぐらいはイケるかも!」です。

◆『熱砂のオダリスク』
国久 保、23歳、ニート。
日本に捨てられ、世界に捨てられ、「砂漠に置き去りなう」。
砂漠で出会ったアラブの第3皇太子。
原動力が必要なのは、ニートもアラブの皇子も一緒で。
馬鹿でアホでどうしようもないけど(そこまで言ってないかも)、誰かの役に立ちたいんだ。愛されて育つ自己肯定感。
明日の世界を担う若者たちの愛と成長の物語。

◆『秘書と社長の時間外取引』
明日の会社を担う秘書と社長の物語。

◆『傲慢上司と秘湯の夜』
 年下上司×元・部下の温泉H。
「真北」の名札の文字とハートマークは、誰が書いたんだろう。

◆『うろたえる金狼』
 どこかの国の王子に惚れられた日本人のケンタの話。

◆『くま蝉空蝉うつぼかずら』
 あっ、お父さんが全部持って行くんですね。

◆あとがき
 俺様攻めな本編とはうらはらに、変態ドM受けっぽいあとがきに惚れました。

4

食わず嫌いしなくて正

表紙で敬遠していましたがさすがこの作家さんならではの料理、よかった。

1

うん

いい加減この白抜きはなんとかならんのか・・と思いはしますが
存外ラブ多めな作品でしたな(え?そう思うのは私だけ?
葉月さんの本は、一番最初に読んだのがわりとドロドロ系だったので
そういうイメージが根強いためか、ちょっとやそっとでは甘く感じてしまうワタクシであります。

表題の、アラブものから始まる短編集。
表題のアラブ~な表紙に、「後宮の閨」とか帯で煽るから
どんだけのモンやねんヽ(*´Д`*)ノハァハァ
期待したのが運のつきでしたな。
相変わらずというなんというか。突っ込まれれば感じて好きになるパターン。
しっかり読めば個人的には、アリかなと思う作品ばかりなのですが
さらっと読むと、なんじゃこりゃな感想になりえるな~とも思ってしまう。
短編だから仕方ないといえなくもないのか。
個人的にはもう少し長編で読んでみたい作家さんかなと思うのです。
もっとドロッドロでいいと思うのw

0

ずいぶん食い合わせの悪い。

葉月さんの腐ォローは、ある意味奇襲的な意味ですごかったんですが、
まさかのBeboy連載してたとは。
そして表題作は世知辛いほどのリアル感溢れる葉月さんの状況描写と、アラブの王子という、ファンタジーの極みのような設定が合いまってものすごく複雑な気分に。
旅に出るきっかけも、捕らえる王子も、革命が成功するきっかけも、強引極まりないエッチもなにもかもが痛々しい。
いや、奇策ではあるんですよ。ただ、どこ狙ったんだ。

そういういみでは合わせて置かれた会社ものの方がまだ、空気感はありな感じ。ただ、なんだか心情読みづらい人が多い。

そしてこの方の真骨頂の生々しいエロシーンは強すぎる白ぼかしにて見事に霧散、残念。
多分、ビーボーイという舞台がおかしいんであって、この方のアクはわるくない。

4

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