黒い聖者は愛を謳う

kuroi seija ha ai wo utau

黒い聖者は愛を謳う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
66
評価数
15
平均
4.4 / 5
神率
53.3%
著者
サガミワカ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609459

あらすじ

その天使のような美貌とは裏腹に、人の心を嬲り死へと導くサイコパスな元軍人の神父・暁。
刑事の鋼は、そんな暁に過去の事件のトラウマを暴かれ身も心も凌辱されてしまう。
仲間の助けもあり必死に立ち直るが、それ以来、危険だと知りつつも暁に惹かれ、身体の関係を続けていた。
ある日、教会に暁の過去を知るらしき外国人女性が現れ、暁に対し敵意剥き出しで「地獄に堕ちろ!」と言い放つが!?

表題作黒い聖者は愛を謳う

神父
新人刑事

その他の収録作品

  • 快楽の檻
  • カバー下:あとがき/おまけ漫画

レビュー投稿数3

複雑な二人にとっての福音

黒い聖者シリーズ完結!
ハピエンだ! と思ったけどメリバなんですか、これ! どうですか!
暁神父よかったねぇぇぇ! 鋼さんもよかったねぇぇぇ! と思ったけど、鋼さんが捕まった感じですか! どうですか!
トラウマ克服できたのは暁神父きっかけだよね! 鋼さん自身の強さが重要だけど!
ということで、完結の余韻が止みません。

暁にとっては、本当に鋼さんが福音なのだと思います。愛を謳うで明かされた幼少期エピソードを知ると、暁自身が確信している通り、私もそうとしか思えない。得難い奇跡。
鋼さんにとっては加害者みたいな暁だけど、雨の日を普通に過ごせるようになったきっかけが暁なのは事実で……。救われたと言えなくもなくて……。
とても複雑な関係の二人がめっちゃ好きです。暁も鋼さんもそれぞれ個人的にも、とても複雑な人たち。
傷だったり、歪さだったり、他者に安易に見せないものを抱えている二人が出会い、そこに幸せや愛を感じるようになる。

暁は変わったわけではないから、やっぱり明確なハピエンではないのかもしれない。暁の言動や演出からも、メリバ寄りなのかな、と思います。
でも好き。ハピエン好きだけど好き。私にとってはハピエン! 暁にとってもハピエン! 鋼さんにとってもハピエンであってほしい! ハピエンじゃなくても二人が一緒にいて笑ってくれていたら、それでいい!

描き下ろしや特典等では、わりとラブラブでは?と思える描写を眺めることができて嬉しいです。
作品世界の雰囲気が重めなので、明るくラブラブしている二人を想像しにくいのですが、特に気にすることなく素直にラブラブな二人を楽しんでも良いのかもしれません。

0

黒い聖者の物語

ずっと神父の過去が明かされ、過去の事件にぞっとする・・という展開を待ち構えていました。実際そうなりましたが思っていたのと違う。もっと凶悪な犯罪がらみだと思っていたのです。
実際はサイコパス寄りだけど、そうではない。
事件は発生しているが、神父視点では神父としての行動しか行っていない。
こうしたことから「黒の聖者」という言い表し方が「正に!」という。
黒の聖者の背景などが凄いことに対し新人刑事からみ部分は薄っぺらく感じたりもしたけれど、でもこういう素朴だけど悩みを抱えて誰かに立ち直らせて欲しいという弱いというキャラクターがマッチングするんだな、と最後は腑に落ちました。

0

こちとらラブは期待していないので

設定がね 面白いんですよ

同僚を見殺しにした罪の意識に苛まれる警察官と 軍人あがりの病みに敏感な神父

好きそうでしょ? あたしが

目を背けたい事実に神父という立場で絡み 話をすることで救われるものもあれば またその逆も然り
死の臭いを嗅ぎつけるのが得意というか 精神的負債を煽ってその階段をのぼるのをみて興奮する異常者

これももう3巻ですって 
ビックリするくらい何がしたいのかよくわかんないのよ この神父が

えぇ 相も変わらず理解力も読解力もないあたしが悪いんですけど ハイハイ


児童殺傷事件を発端に再びエロいことされ 暁(あきら)の闇の深さを再確認した前巻
五島神父への暴行でしょっぴきたいのに何せ証拠が不十分 暁の胡散臭さと異常さは増すばかりなのに またまたハメられて快がってしまう鋼(はがね)   の続きッ!←どんな話よ?


セフレよりバディ感のほうが強いふたりですが どうしよ ここにきてイチャつきだしたわ
今まで甘い雰囲気も 合意も少な目だったのに 鋼が自分のキモチを認めちゃったもんだから まったくまったく


暁の掴めない質をみんながもて余す中で明かされた過去

暁の執着が人に対してではなく絶望っていう感情に対してなのはずっとわかってるんだけど そこに至った理由が明かされた訳じゃないのにお話の盛り上げかたが上手すぎて
育ってきた環境や本質【……二度笑う】【……甘く囁く】でのゴタゴタまでどうでもよくなるくらい 今までで1番鼻息荒くして読んでしまった


正直 他人の心の闇を暴き自責に苦しむその姿を玩ぶ彼を楽しむお話なので 恋愛を存分に楽しみたい方にはおすすめできないけど 大捕物や罪に問えない悪事をみるのが好きな方は 是非 ?


いやでも面白かったです

欲望のレベルのおかげでサイコパスっぽくは見えるけど そもそも「他人の不幸は蜜の味」って言葉もあるくらいなので 誰にでもある心の闇というか 感情を最大限にした怪物が暁で その手に負えないバケモノが唯一本性をみせられる相手が鋼

彼の執着するものから立ち上がった鋼にしか見せないその姿や執着こそが彼の愛情表現ってことなんだろうな
なんて 自分で言ってて意味わかんないけど


イビツなものしか愛せない性癖のおかげで本当の愛を知らずにいた怪物が初めて知った愛

歪んだ執着と執念だけじゃない 想像してなかった表紙通りの強かな微笑みに明るい終わりで些か困惑してるけど うん ううううん

面白かったな ←最後 精一杯ひねり出した語彙がこれw

2

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