俺たちはここで恋をする(2)

oretachi wa koko de koi wo suru

俺たちはここで恋をする(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
36
評価数
9
平均
4.1 / 5
神率
44.4%
著者
ヒマワリソウヤ(日輪早夜) 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
シリーズ
俺たちはここで恋をする
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784537107333

あらすじ

現代から戦乱の世に突然タイムスリップした柳瀬水生。「儂と出会うためにお前はここに来たのだ」という領主・鷹景に惹かれるのだが、和平のために婚姻話が持ち上がった鷹景から身を引くために、現代にもどる決意を固めた水生。いよいよ二人に別れの日が来るのか…。時を超えた熱い恋、戦国恋愛草子、堂々完結!!

表題作俺たちはここで恋をする(2)

24歳,一国の領主
高校生

その他の収録作品

  • 後日談
  • 小一郎くんと小次郎くん
  • あとがき

レビュー投稿数5

いづれなにかに繋がるように

1巻がかなり中途半端なところで終わっていたため、すぐさま手に取った第2巻。
あとがきによると作者のページ配分ミスだったらしいが、逆に気になって仕方がなかったので、それはそれで良かったのかもしれないのかも。
まあ結果オーライということで。

2巻は野伏せりたちの拘束から解放され、改めて互いの存在の大きさを知る水生と鷹景が愛を確かめ合うところから。
やはりこれが1巻の最後に入るべきだろう(笑)
それはさて置き・・・2人のお初である。
現代よりも男色というものはまかり通っていた時代であろうから、水生が激しく拒否しても鷹景はビクともしない。
それどころか「男同士の交わりは神聖なものだ 心と心を 絆を深めるための交わりだ」なんて真っ直ぐな目で訴えらて、それを撥ね退けられる人間なんているだろうか。
また「子を成すための交わりしかできぬ獣とは違う」などと言われて水生が絆されてしまうのも仕方がない。
まあ人間以外にも子作りに直結しない交わりを持つ動物・昆虫などはいるので、少々突飛な考え方かなとは思ったが、気持ちを確かめ合うための行為ではないのだから、鷹景の言うこともあながち外れてはいないのかもしれない。

実の母親からは抱かれることもなく乳母に育てられ、十九で国と民を背負った鷹景は、婚姻は戦だと言い切る。
それは当時の考え方としては真っ当だと思うのだが、妻も娶らない一国の主は相当珍しいのではないだろうかと、ふと思ってしまった。
もちろんその辺りは日本史を詳しく調べないとハッキリとは断言できないのだけども、鷹景は形だけの妻も娶らなかったと言うのだから、全てを捨てて自分を選んだ水生に対して、自らも操立てしたようにも見える。
そう考えるとますます純愛ラブストーリーだ+*・゚(゚∀゚)゚・*:+
現代に帰ろうとした水生に、傷だらけの体で「水生!こい!早う!!」と手を差し出す鷹景のなんと男前なことか。
またタイムスリップしてしまった自らの境遇を単なる偶然とせず、意味を持たせようとする水生にも男気を感じる。

ちなみに同人誌では弥平太が良仁を狙っていた。
あれでは喰われるのは時間の問題だろうが、坊主受けは作者の好みらしいので、良仁を還俗させたのは日輪さん的には少し残念だったかもしれない。
少しづつでもいいので、まだまで続きを読みたい作品である。(切実!)

3

一生傍にいろ

大好きな日輪早夜さんのタイムスリップもの、第2巻です。このシリーズは好きで、何度も読み返した作品です。

1巻で毒矢に当たって、苦しむ水生。それでも、野伏せり達と鷹影が和解するように望みます。眠る前に、鷹影の着物のスソを持って「離れ離れにならないか不安」と言った水生がホント可愛いです。

初めてのエッチに怖がる水生に、「男同士の交わりは神聖なもの。この6年どれほど恋しかったか」と熱く語る鷹景にキュンキュンします。キスのことを「ちういたそう」と言うのも可愛いし。

鷹影を愛して、鷹影に愛されて、このままここで暮らしていこうと思った矢先に、また問題が起こります。
今度は、鷹影の結婚問題です。
敵の娘との縁談話に、また悩んでしまう水生。自分がいることで、みんなに迷惑をかけるのではないかと考えるのです。

そして、そのことで鷹影と仲違いしてしまって…。水生は、元の世界に帰ることを決めるのです。
不器用な二人の関係と、実は水生が好きだった良仁との関係にドキドキします。

もちろんハッピーエンドで、本当に良かったです。水生の持ってるストラップと鷹影とのつながりや、鷹影と良仁の関係など、恋愛面以外でも面白いです。
同人誌では、少し続きが読めたけど、できればガッツリ読みたいと思える作品です。

2

第2巻

まるごと一冊ひとつのストーリー。
続編です。

水生が、自分が居ない方が良いかもしれない・・などと
悩む姿には一緒になって苦しい気持ちになったりしました。
でもでも、この巻では、特に良仁と鷹景の2人の会話が見モノです^^
2人のやり取りと表情が笑える笑えるw

鷹景の、好きな人と居る時の顔、リーダーとしての顔、
そして良仁と、やりあってる時の顔。
それぞれの表情の違いなども、物語を何倍も楽しくしてくれました~。

そして鷹景が、水生を説得するセリフ。
これはもう、BL全てにおいての「名セリフ」!!だと、
位置付けたい(笑)気持ちになるくらいのセリフだと、ワタクシは思いました!

2冊全部ひとつのストーリーなので、とっても読み応えありました。

1

水生君、悩みましたね

シリーズ2冊目で完結編です。
前巻の終わり直後のお話から始まって、1冊丸ごと表題作シリーズです。
野伏せりの頭領に忍びとして忍び込んだ鷹景がどうなる事かと思いましたが…。
基本的にみんないい人ばかりなので、展開がどちらに転ぶかハラハラしたところもありましたが、上手く纏まって良かったです。
主人公の2人以外にもストーリーに関わってくる重要なキャラや人格が優れていて惹かれるキャラも沢山いる事もこのお話の魅力だと思いました。
鷹景は相変わらず強くて男前で、水生にメロメロなのが萌えます。
今回、水生君が少し思い悩む時期があるのですが、ネガティブで卑屈になりすぎてしまった感じが個人的にしたので、評価は萌にしてます。
1、2巻通して魅力的な作品だと思います。

1

王道 だからいい 飽食した今だから いい

野伏せりに 山湖の仏 としてラチられ そこで村の子どもを助けた事から野伏せりと和解した 水生

その水生を野伏せりから奪還するため兵を出したが 水生に矢を放たれた
離れていた6年の歳月から『山湖の鬼』と恐れられるようになっていた 鷹景



前の巻からの続きは

出会ったことが偶然ではなく必然ならば 自分の出来ることをやろう
水生の意識が自分のためから 誰かのために繋がる


惹かれた相手は戦国の世の人間
陣地取りに嫁取りに 家督継承 問題は山積み

自分の立場が新たな戦の火種になることを知り 鷹景から離れ現代に帰ろうとする


文箱に入れた飾り緒は じゃあ誰が見つけるんだ?とか 気になることはありましょうが まぁ ファンタジーですしね  

自分が選んだ道なら あとはどうでもいいわけで

正直 この結末には若干戸惑いはするけど 戸惑っても これ以外のことが起きると また不可解な感じになっちゃうし これが一番無難な最後なんだろうな……と

このBL飽食の時代では なかなか厳しい仕上がりかもしれないんだけど 戦国時代へのタイムスリップでは これが限界なのかな?と生暖かい目で 上手くまとまってめでたしめでたし と言っておきたい


久々読んだけど このユルさと王道感 目にも優しいし淡泊さ
なんだかんだ ちょっと癒されるのよ なんでかしらね? 癒し系のお話なんていくらでもあるのに

0

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