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kyomei suru mama mitsumete aisarete
いつかライハーンが自分から離れていくことを危惧して心を開ききれない羨の痛々しい心情がストーリーのメイン。それをかき消すように、ライハーンの溺愛がめちゃくちゃにすごかったです。
羨のマイナス感情とライハーンのポジティブ感情とが拮抗し合って、どうなるのどうなるのってずっとハラハラドキドキ。ライハーンのようにブレない愛し方を突き通す攻めが大好物です( ´∀`)
話し方も優しいし、考え方や接し方も紳士的で素敵だし、羨がキツいこと言ってもフワッといなす大人の余裕が最高でした…っっ!!
あまあま度で言ったらBL界の攻め様たちの中でも上位にいるんじゃないかなと思うライハーンの愛にうっとりと酔いしれました。
エンディングはこれ以上にない終わり方で良かったけど、その道中ですよね。
不憫受けということもありその境遇には同情するけど、ライハーンの好意にすんなり寄り掛かってこない頑固さに焦れました。マイナス思考が過ぎるっていうか、ライハーンの言葉を変に拡大解釈する羨に少々疲れました。
頑なに心を開かない羨と、しつこいヒール役たち。
この状況が素晴らしい悪循環となってピンチへと追い立てます。
羨がライハーンに寄りかかれないのは分かるけど、あまりにも自分の置かれた状況を分からなさすぎてモヤるーーー…。そして、そこに狙いをつけたかのようにヒールたちが付け込んでくるのウザすぎ。
ライハーンに対する警戒心はあるのに、ヒール役たちへの警戒心は薄いってどういうことなんだろうと思わなくもなかったです。
羨の義父はキモかったけど、母親の方に私はイラっとしました。
母親に自分は今幸せだよってアピールできたらいいのに。あんたのDomより最高ランクのDomだよって。羨の母親にザマァお見舞いして欲しかったです。
羨の途中の態度や思考にはうーん…でしたが、エンディングで見せた素直羨はめちゃ良かったです。気ぃ張ってたんかな、と。本当は甘えたかったんかなと。
これまでの悪い過去を上書きしてくれるだけのライハーンの愛に溺れまくって欲しいですね。
スパダリの愛はやっぱサイッコウ!素敵な読後感でした。
DomSubもの、漫画ではいくつか読んだことがあるのですが、小説は初めてでした。
……最近、鎖で拘束しちゃう系の束縛ヤンデレ攻めストーリーを立て続けに読んでいたせいか、こちらの溺愛あまあまストーリーに、心がふわあっと浄化されるような気がしましたね。。(でもヤンデレ作品をすすんで手に取ってしまう;)
”溺愛攻め”とはまさにこのこと。と言わんばかりに、トラウマ持ち意地っ張りSub受けをこれでもか!と優しく愛します。
でろっでろの溺愛、お砂糖愛です。
ライハーン、まごうことなき「スパダリ」ですね。
(にしても、アメリカの会社のCEOかつ、中東のとある国の王子って。。スペックすごすぎないか?とも思いつつ)
ストーリーとしては意外と(?)シンプルなシンデレラストーリーですが、攻めが獣人だったり、コマンドの中に「CALL ME」と名前を呼ばせるプレイがあったりして(これ、私は漫画のDomSubものでは見たことない気がします。見逃しちゃってただけかもしれませんが;)設定に色々と細かな工夫があり、ワクワクしながら読みました。
オメガバースの「運命の番」に当たる「パーフェクト・ハーフ」というものもあり、本当にパーフェクト・ハーフかどうかははっきりとは分からなくても、「羨(ぜん)をパーフェクト・ハーフにすることはできるだろう?」と言って微笑むライハーン。小説だから顔は見えないのにキラキラ輝く姿が見えるようで、勝手に蕩けておりました。
個人的にはシンデレラストーリーよりも運命に抗おうとしてもがくものの方がグッとくるのですが、こんなに優しく優しく愛されたら、そりゃ張ってた意地も溶けてっちゃうよねウフフ❤︎ってなりましたね〜心がホワホワと少しずつ溶かされていくような、心地よい甘さの広がるラブストーリーでした・:*+.
(欲を言えば、ライハーンが受けにそれほど強く惹かれた理由をもうちょっと深く知りたかったかな…)
========
ライハーン、スパダリ紳士なのに初めての時もその後も、中に出しちゃうのは個人的においっってちょっとツッコみたくなりました。
Domの独占欲なんでしょうか。
でもそこは紳士らしくセーフセックス(男性同士とはいえ)して欲しかったなーなんて…
ドムサブもので一番良かった!
世界中が敵、サブの自分が厭わしい、甘え頼ることを知らず一人で生きていくつもりだった羨。
性的サービスありな家事代行の派遣型の会社でこれがダメならクビだからね!と派遣されて行った先にいたのは…。
もうライハーンがなんて出来たお人なの!!超紳士!羨の突き放す言葉や態度や怯えにも、理由や原因やらまで考えてくれて。
ライハーンがひたすら優しくて、素直じゃない羨をうんうんそうだねって包みこんでくれて。
紳士が浮かれてまとわりついてイチャイチャしてくるの最高!
エッチも最高!幸せそうで読んでるこちらまで満たされます。
まだ出会ったばかりだしドムは嫌いだったし…となかなかライハーンに心を明け渡さないのもわかるんだけど…、もういいじゃん、信じてみなよ!!
もうこれからまた試練とかあったら嫌だよ、早く幸せになってと祈るように読んでました。
今までドムサブは苦手だったのですが、苦手な命令のところが逆に萌えになっててとっても良かったです。奇跡な紳士ドムですね!
葵居先生風に独自に味付けをされたDom/Subもの。
独自設定がお話の邪魔をしない良いスパイスとなっていて、この設定は非常に好みだな〜なんて。
まずはなんと言っても、攻めであるライハーンのライオンという肉食動物の頭部を持つ外見と、終始スマートで物腰柔らかな優しい溺愛攻めっぷりのギャップったら!
ひたすらに柔らかく慈しむような溺愛加減が気持ち良い人でした。
今作の受け・羨の過去の境遇がなかなかに辛いもので…
彼がDomという存在を信用せず、誰にも何にも期待をしないで1人で生きて来たことにも、仕事相手に警戒してしまうことにも、甘え方も頼り方もわからないのもこれは仕方がないよなあと納得してしまう。
終始警戒心が解けずにピリピリとはしているんですけど、羨視点で読み進めていくと根が良い子なのがわかるので、そんな子はこれからたっぷり愛されて幸せになってもらうしかないですよね!
レビュー頭にも書いた通り、そんな羨のことをライハーンがそれはそれは優しく溶かすように愛でる。これでもかとひたすらに愛で尽くす。なんて甘いのか。
これがもう、極上の甘やかしラブの文字に偽りなしの甘やかしっぷりでして、ちゃんと羨が過去に何かしらの嫌な記憶を持っていることをしっかりと分かっていて、あくまでも羨ファーストなペースで少しずつ手を取るように溶かしていくんです。
ちょっと焦ったい部分やしんどい展開もありましたが、ライハーンの優しさと溺愛っぷりが徹底しているので安心して読めました。
葵居先生が書かれる攻めキャラクターの、言葉責めに近いレベルのどろっどろの甘やかしがベッドでも遺憾なく発揮されているのも良かった。
もれなくとんでもなくかわいらしい受けが見られます。
Dom/Sub設定が活かされた、甘さたっぷり時々ピリッとしたスパイスありな1作でした。
甘えるように甘やかしたい攻めがお好きな方・棘で身を守るしか知らなかった受けが愛されていくお話がお好きな方にはピンと来る作品かもしれません。
今回は獅子頭のCEOと家事代行スタッフのお話です。
Dom嫌いな受様が完璧なDomの攻様との出会い
Domに愛されて、愛する事を知るまで。
世界の人口のうちセカンドボディタイプを持つのは
15%程と言われます。
少数ながらも才能に秀でて社会的成功者の多い
Domは狼や狐、豹などの獣の特徴を頭部に持つ事で、
一目でDomと判ります。
Domは一般的に支配の性とされて恋愛対象として
同性のSubを好み、気に入った相手は独占したがる
性質があります。
Subは命令され、支配される事を望む本能を持つ存在で
Domによって満たされないと体調不良を起こす為、
劣った存在と思われる事が多いのです。
受様はSubと判ると母親に疎まれ
母の再婚で受様を預けられた祖母にも愛されず
16で家を飛び出します。
Subである事は生きるにも仕事を得るにも弊害しかなく
性的なサービスも提供する家事代行サービスの
バイトとなりますが
家事代行はともかく、Subとしてのプレイの仕事は
1度も完遂した事がありません。
そんな受様を見限るために
社長から住み込み仕事を振られた受様ですが
受様には辞めると言う選択肢はありませんでした。
そんな受様を待ち受けていたDomは
亡くなった祖母の遺産整理のために来日した
完璧な獅子の頭部を持つ大会社のCEで。
彼が今回の攻様になります♪
攻様は電話相手に怒って無意識にグレアを放って
受様を欲情させてしまい、緊急処置として
受様とプレイをするのですが
受様は初めてプレで満たされる経験をします。
しかも翌朝、攻様は人間の姿になっていて
Domが満たされると獣姿から解放され完璧な人間になる
という都市伝説並な噂を体現して見せられた上に
攻様はパーフェクト・ハーフを探していると言い
1度だけで関係を辞めた事はないと言うのです。
果たして攻様にロックオンされた受様の未来とは!?
Domとして完璧な獅子の頭部をもつ攻様と
Sub性ゆえに生き難い道を歩いてきた受様の
Dom/Subユニバースになります♪
受様はSubだと判明した時から母に毛嫌いされ
優しいと思っていた母の再婚相手にも
手酷い目にあわされたためにDomを嫌い、
攻様の差し出す手もなかなか信じません。
パーフェクトハーフを探すDomの攻様、
攻様の幼馴染でもある側近のニュートラル
攻様に過度に執着しているSub
受様を弄んだ母の再婚相手のDom等
様々な人が受様に絡んでハラハラ&ドキドキ、
攻様の真心が固かった受様の心を少しづつほどいき
受様が攻様のベストパートナーになるまで
とても楽し世ませて頂きました (^O^)/
作家様買い。
甘いお話だったらいいなぁって思いながら読んでたんですけど
受けの羨が不憫で健気で、ライハーンはそんな羨をとても溺愛して、
まさに溺愛シンデレラストーリーです。
羨は意地っ張りでツンツンしている感じなのですが
そんな羨を優しく包み込むライハーンがたまりませんでした。
最初からすごく羨に優しく接してくれるライハーンだけど
羨は過去の出来事から、ライハーンに冷たくて
読んでいて切ない気持ちになりました。
他にも、ハラハラした場面が多かったのですが
羨にライハーンという存在が居てくれて良かったです。
小説のDom/Sub設定ってどうなんだろう?って思っていたのですが
しっかりと設定が生かされていてとても良かったです(*´▽`*)
羨が幸せになれて良かったです。
作者買いです。葵居ゆゆ先生のDom/Subユニバース物としては2作目でしょうか?こちらの作品の方が面白くて好みでした。
独自設定も嫌いじゃなかったです。
だけどどうしても気になってしまったことがあります。
まずは受けの羨(ぜん)の言葉使いでした。これは彼の境遇から仕方がないとは思うのですが、個人的に言葉が乱暴な受けが苦手なのでなかなか好感が持てませんでした。
それと羨が健気を通り越して卑屈に思えてしまったことです。これも彼の生い立ちと信じられる大人が周りに居なかったことが原因なのですが、読んでて何度も苛つきました。
卑屈受けに対して攻めのライハーンは忍耐攻めと言った感じで、羨に対して時間を掛けて信じることと愛されて守られて我慢しなくて良いことを教え続けるんです。Domの鏡のような男でした。ライハーンのキャラはとても好感が持てました。
最後の最後に起きた事件に駆け付けるライハーンも素敵でしたし、2人が無事に幸せになってめでたしめでたしなんですが、あいつらどうなったの?と気になってしまってスッキリしませんでした。
羨にトラウマを植え付けた義父とそのお仲間のDom、そしてライハーンを追いかけて来た性悪Subに社会的制裁とか言ってましたよね!
そこ大事なんで書いて欲しかったです。そして義父が社会的制裁を受けてどん底の生活になるだろう羨の母親のことまで書いてあれば神でした。
エロが多いのは苦手なんですが、今作では羨のトラウマ克服の意味とライハーンの求愛の意味もあったので納得出来て良かったです。
Subで不憫な受けの羨がDomでスパダリなライハーンに見初められ、葛藤しながらも恋をしていくお話。
Subである事で家族に虐げられ、信頼した人にも裏切られた羨だから、ライハーンがどれだけ誠実でも信じられないのは仕方ないと思った。そもそもが契約だし。
そんな警戒心Maxの羨にきつく当たられても、真摯な態度を続けたライハーンに愛を感じました。
やっと心を通わせ始めた?と思っても、過去のトラウマやDom/Subという関係性が羨を縛りつけていて辛かった。
ただこれだけ悩むのはライハーンに惹かれているからで。考えに考えた末に素直になれて良かった。
どんなピンチでも助けてくれて寄り添ってくれるライハーンとなら幸せになれると思う。溺愛甘々な2人が見れて良かった、ジョシュのアシストにも拍手。
優しくも力強いライハーンのコマンドに痺れました。
きょう先生なのでマストバイ。運命の番といったものに憧れる方にはたまらん内容なのではと思う1冊でしたが個人的には永遠の愛とか得意ではないので萌にしました。本編260頁ほど+あとがき。
家事代行+ある種サービスを提供している会社からアルバイトとしてクソ田舎に向かったSubの羨(ぜん)。雇い主は珍しく完全なライオン頭のDomで…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ジョシュ(攻めの側近)、シリアン(攻め兄)、エドメ(攻めの元彼)、攻めの継父とその知り合い(くず)、田舎のご近所の親切な方々ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めは穏やか、真っ当なDom。寂しがり甘えん坊属性ある気がします。だから隙あらば受けにゴロゴロ喉鳴らす勢いでくっついて甘えたがっている印象。(実際くっついているシーンあり)受けがパーフェクト・ハーフ(オメガバの運命の番的な設定)と信じていて最初っからの全力で甘やかしてますよ。庇護欲満たされても嬉しいみたいです。溺愛かもーんな方には嬉しいのでは。
受けが色々あってDomなんて1ミリも信じていない方。Subだけど一人で生きていく!と頑なになってます。そんな「シャーシャー」警戒していたような方がだんだん絆され蕩けて、でも一回谷底に突き落とされ…っちゅう感じのお話です。今は一度癒やされゆっくりするとしても、頑張って自分の力でも稼いで生きていけるようになって欲しいな。
変わった設定だなって思ったのは、攻め受けが心通わせられると、お互いの感情がほわーんと伝わり合うっていう所かな。イタしているときに「嬉しい満たされる幸せ」などという感情が自分のと相手のが相まって効果倍増。よりお互いを信じ合えるようになって、それは羨ましいなあ…と思いましたね。伝わらなくなったら、ハイサヨウナラってなるんでしょうけど。
私は永遠なんて全然信じていない派だし、それを書かれると逆に冷めちゃうタイプなので苦手でしたが、ほんとに優しく穏やかに包み込んでくれるのが嬉しい記載でしたので、癒やされる方はいらっしゃるのではないでしょうか。ちなみに攻めですが、ヤりたいことやって満たされるとイケメン人型になります!挿絵もあります!普段は辣腕ライオンCEOさんです!