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tsukiyo no kemono to cinnamon roll
素朴で優しいペンタッチが魅力的な作家さんですよね。
北の大地を舞台にした獣人と人間が家族になる物語で、
作風に合ってて良かったです。
・・・ただ。悲しいかな
私にはその繊細さをキャッチ出来る能力がなかった。
黒キツネ獣人がカッコ良いし、
受けの境遇もめちゃ萌えるやつだし、
孤独な者同士が寄り添う話は滅法弱いのですが…;
素敵だなと思いつつサラサラっと読み終えました。
(あれ?おかしいぞ…?好きなの詰まってるのに)
(自分が一番「なんで?」って混乱してる)
そんなヤツの感想なのでサラッと。。。
解釈違いがあったらすみません!
受けは施設育ちで、
引き取ってくれた老夫婦も亡くなってしまい。
悲しみを押し殺して笑顔で頑張ろうとしてます。
そんな中フラッと現われた不思議な男性(攻め)。
多くのことは語らないし不明なことが多いけれど、
受けの悲しみの隙間をソッと埋めてくれてーーー。
老夫婦が遺してくれた店で一緒に働いて
攻めも受けの家で暮らすようになったのですが、
ある日攻めが豹変し襲いかかってきて…と展開します。
人間になりたいと願った黒キツネの想い。
受けが今度こそ家族になりたいと想う気持ち。
作中に登場する童話になぞらえて、
優しさがつまったおとぎ話のようなストーリーでした。
孤独な者が寄り添いあって温め合うのがホッとします。
表紙の攻めは野性味があり俺様系かな?と思ったら、
全ッ然!口数は少ないけれど有能で
元動物だったの?と思うほど人間的な気遣いが出来る。
明言されてないけど察する限り、
さりげない気遣いの裏にある時間を想像すると
人間に近づくため人間を知ることに努力したんだなぁと。
酷い目にもあったようだし並大抵の苦労じゃないハズ…。
そう考えると俺様なんてとんでもない!
とても魅力的な攻めだなーと思います。(カッコイイ!)
受けはいつもニコニコしているけれど、
時折滲ませる孤独の淋しさがキュっとしました。
普段は感じさせないのに少しだけ滲むのが良い。
ペンタッチもキャラデザも好きなんですが、
(受けの幼少期はモコモコの服とそばかすが可愛いの!)
身体が硬そうっていうの?押し倒すときとか、、、
擬音で見せてるだけで身体が硬いのが引っかかったかな。
細かいトコで物語に入り込めなかったのかもしれません。
マイナスな感想になっちゃいましたが
童話のような温かいストーリーが良かったです。