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victoria milan no daisyo
上・中・下巻一気読みしてからのレビューになります。最初からこれは結ばれることはない…?( ; _ ; )という感じなのでハピエン厨の方にはあまりオススメできないかもしれません...
幼馴染でずっとそばにいて好きなのにお互いのすれ違いから1回離れてしまい、大人になってまた出会って、、やっぱり引き寄せられる2人( ᵕ ᵕ̩̩ )
しかし貴斗(攻め)は妻子持ち…まずここにびっくりしますがそこにはちゃんと理由があります。
不倫は絶対に良くないことです!!
ですがそれはあくまでもこのお話の中の設定で、それでもお互いを一途に強く想う気持ち、相手のことを忘れて相手が幸せであれば…と離れてる間もずっとお互いが相手のことを考えてる様が上・中・下に描かれてて私はすごく素敵なお話だと思いました( ᵕ ᵕ̩̩ )
もうこれからの人生お互いがいればいい!って終盤なるけど結局別れを選ぶシーンがすごく切なくて、貴斗への手紙で更に号泣でした。
本当に切ない、、
お互いこの仕事を選んだ理由も、一緒に死ねるくらい愛してて、、、結ばれて欲しいけど無理なのが悔しいです(笑)
タイトルの意味も含めてすごく良い終わり方だなと思いました( ◜◡◝ )☆
なつめの母親に対する思いは分かりましたが、そのことでずっと彼は後悔することになるんですよね。そして、彼の母親もそうでした。
個人的には赦すという行為で自分の心も救ってあげて欲しかったです。
子どもって無敵で残酷ですね。
確かに結婚していたら不倫になって不倫してた人が悪いですけど、貴斗の妻の場合はなつめを育てるための手段の結婚でもありました。
貴斗の兄のせいで男性恐怖症になり、梓を思う貴斗にとっては抱かなくても良い都合の良い妻でもあります。こんなの最初から家族になんてなれるわけないんです。
心の拠り所の家族なら早々に離婚しても良かったはずです。
なので最初から貴斗が結婚という形を取ったのが間違いなんですよね。彼等を救う方法は別にあった筈です。
それと兄が生きてた時に貴斗の家に転がり込んで来た経緯が酷すぎる。
貴斗家族の為に日本でのキャリアを棄てるような事になり、生涯を独身で通して亡くなった梓に対し、一応孫やひ孫までいた貴斗…。
綺麗な終わり方をしてましたが、貴斗とその妻となつめの罪は深いと個人的に思いました。
個人的には今年1番の問題作でした。(納得出来ない結末という意味で!)
作者さまが不倫を認めるつもりは無いとあとがきに書かれてましたが、これって不倫ですかね?
最終巻を読み終えてから、二人のこの結末に納得できるようなしたくないような複雑な気持ちになり、もう一度読み返しました。
高校の時に二人が離れなければ、上手くいっていたのではないかとはじめは思っていたのですが、あの別れがなければ今の二人は存在していなかった。
エンディングスーツ『ヴィクトリアミラン』の完成時に梓が終活について語ったセリフの中の、「大切なのは死ぬときに人生に納得していること」これが梓の心の芯になっていたのかなと感じました。
もっと自分の幸せだけを考え、心のままに貴斗と結ばれて欲しいと思ったのですが、上中下巻を通して読んで真面目で優しい梓には、周りを不幸にしてまでそんなことはできないし、貴斗の幸せを一番に考える彼にとってこの答えが最適解なんだと悲しいくらいに納得できてしまいました。
貴斗にあてた手紙に書かれた「最期は貴斗と一緒になりたい」という言葉は、梓のささやかなわがままに感じ、その一言に胸がいっぱいになりました。
生きている間は一緒になれなくても、心はいつも繋がっていてお互いが生きているだけで幸せだと言える二人の愛が本当に美しくて切なくて、仕事も辞め家族も持たず生涯独身で人生を全うした梓は本当にはがゆいくらい強い人だなと感じました。
この巻の描きおろしは、貴斗と梓がどうやってその後生きていったのか少し描かれていて、遠く離れてもお互いをずっと想い続けて過ごした様子が垣間見れて、本当に素敵なお話でした。
この作品の結末は読んだ人によっていろいろな受け止め方があると思いますが、二人にとっては間違いなく幸せな結末を迎えたと私は思います。
心に残る素敵な作品なので、まだ読んでないかたには是非読んでいただきたいです。
上から一気見しました。
まとめての感想としては、まず不倫が題材なので、
浮気や不倫にトラウマがある人とかは読まない方がいいかもしれません。
以下につらつらと感想書きます。
途中までは、不倫だしすごい複雑な気持ちで、これはこの2人がハッピーエンドになっても他に傷つく人が居るってことなんだよな...とか考えてたらなんとも言えない気持ちでした。
中あたりから、貴斗が結婚した理由とか、家庭の事情が大方想像ついて、結婚しているけど兄の償いのためのようなもので、少し不倫に対するモヤモヤが解消されました。ただ、さすがに離婚する前に身体重ねすぎでは!?と思ったのは少なからずあります。
作者も不倫を肯定してるわけではないと言っているし、個人的には最後の終わり方が好きすぎて、最終的には神作品だなと落ち着きました。
お互いに好きでお互いにそれを分かってるなら、ずっと一緒にいる選択が普通なのかもしれないけど、最後の最後に一緒になれたらそれでいいっていう2人の愛の形が切なくて、でもそれが本当の愛なのかなとか考えさせられました。
死んだあとなんて、意識も無いし、感情もないのに、それでもそこで一緒になれたら良いなんて、相当愛していないとそんなこと言えないのかなぁって…
やはり不倫が題材なので、賛否両論分かれると思いますし、好みの問題もあります。
私は、償いの結婚だったから、これは不倫じゃなかったとも思いませんし、主人公2人は間違いなく不倫で、償いの気持ちがあったから、貴斗が離婚したあとも会わなかったんだろうなと思います。描き下ろし含めラストは号泣しながら何度も読み返しました。
今まではハッピーエンドで、綺麗な、みんなが幸せなお話ばかり読むことが多かったです。
けど、やっぱり恋愛って綺麗事だけじゃない、汚いところもあるし、この2人の出した愛の形が最終的には美しいなと思ったのが正直な感想です。
追記
考えさせられるのでTwitterで色々見てたら、真実の愛エンドという新たなエンドで例えられてました!
ある方のnoteも見させて頂いて、正にそうだなと感じました。
あのまま、貴斗が梓と一緒に居ることを選んだらメリバだったんだろうけど、そうでは無かった。
真実の愛エンド....尊いです。
まずはじめに、個人的にこれは割とメリバかもしれないと本編最後までは思います。
ほとんどが泣くような結末ですね。
自分は久しぶりにBL漫画でここまで泣きました。明日は目がパンパンです多分。
本当に素敵な作品でした。
BL漫画って大体が紆余曲折あったけど結局全部ハッピー!!!って感じだと思うんですけどこの作品はまさかのその形で収まるのかーーーーっっっ!と感じました、、。
3巻構成になっていてなかなか読み応えはあります。ほんとに一気読みしてしまいました。
お金に余裕がある方は買ってみてもいいかなという感じです!
ラストがまさかそうくる!?って思って、最初に読んだ時にめちゃくちゃ衝撃を受けました。そして、何度読んでも二人の決めたことが気高くて感動してしまいます。こんな恋があったら憧れるのかな…苦しむのかな…とすごーく考えさせられた作品です。読後は友達の恋を応援したような気持ちになりました。
上、中、下巻と最後まで読んで実際のところ納得いきません。
なんで死ぬ迄2人は逢おうとはしなかったのか?
最後の逢瀬の時、梓が別れを切り出し貴斗が応じたのは意外ではあったけれどまあそれでも分からなくもない、まだ「不倫」状態であるから。
でも、その後の節目ごとに会っていいはずの状態が有ったのになんで会わない?
節目というのは貴斗の奥さんに本当に好きな人が出来て離婚が成立した時、貴斗がパリへ旅立った時、貴斗が引退した時、梓が引退した時、梓の体調が悪くなった時などなど。
2人ともフランスにずっといながらなんで?
理解出来ません。
「不倫」引きずり過ぎ。
2人の出会いは貴斗の結婚より前の話だし、というより再会した時点で離婚しとけばいい話なのに?(そんなに不倫が罪というならば、です)
なつめはほぼ成人していたし奥さんに対しては何のために慰謝料ってもんがあるんだ?という気持ち。(貴斗と肉体関係ないらしいです)
とにかく思いっきり疑問符が飛んでしまい、そういえばヴィクトリアミランなる新素材が4、50年後にも現役で使える新素材とは思えん!とか皆んなほぼ同じ顔で区別つかん!とかのツッコミが後回しになってしまいました。
それと最後の描き下ろしは感動的っちゃ感動的なんですが、私個人は亡くなる寸前に先に逝った片割れが迎えに来るとかいうエピソードは好きじゃないです。
多くの類似エピを作家さんが描いていらっしゃいますが、作家さんご自身と読者への罪滅ぼしというか気持ちの穴埋め的に描いているとしか思えません。
死んだら終わりなのに。
これも個人の感想です。
面白い事に変わりはないけど、やっぱり不満が溢れる
兄のせいで傷ついた、愛してるわけでもない女性のために罪悪感からか兄の代わりに家族になる謎
兄の罪を背負う謎の責任感がわからないし、その謎の責任感のせいで梓を苦しめるのはいいの?なんで?そもそも訳ありで形だけの家族なのにこれは不倫になるの?本当の不倫と同じく重いのか?
でもそこがこの物語の切なさになってるわけで…あーーーーーーーーなんで?笑
終わりにする場面は切なくて入り込んでたけど
冷静になると結局形だけの家族があるせいで報われなかった2人だし、子供も兄の子、女性も貴斗に大事な人がいるのわかってる、兄の責任とりたいならお金のサポートで良いのでは?貴斗の自己満にしか思えなくて色々しんどすぎる
女性がヒステリーっぽいから?兄のせいで病んだから?子供が可哀想だから?貴斗がそこまで面倒みる意味が本当にわからなくてただただ梓を思うと辛い
もう貴斗にイライラするしどう頑張ってもいい男に見えなくなって梓は別のいい男と幸せになってほしかった笑
両思いだけど一緒になれない話を久々に読んで心が大暴れでしたがこの感情込みで面白かったです
積んでいたのをやっと読んだのですが、、
両片想いの再会でも安易にセックスしすぎでは?と若干の嫌悪感を抱き、まとめ買いしていた事を後悔しました。
抗えない気持ちとか、これは不倫なのかなとか、みんな勝手すぎではとか、、。
読みながらずっと頭の中をぐるぐるしてしまいました。
「みんなを(そこそこ)幸せにしたから最後の我儘を許してね。それだけで僕たちは幸せなんだよ。」みたいな最後に見えた私は性格が悪いのかもしれません。
貴斗×梓
下巻
赤薔薇
最低でも愛している。
見捨てたりはしない。
愛する人と一緒にいたい
切なく痛く深く愛しい気持ちは、
赤薔薇と共に散る。
2人は心を捧げる熱烈な恋の果てに
結ばれる結末になるでしょうか。
離れることを余儀なくされる切なさ。
愛のない恋をする痛み。
せめてあの世で一緒にいようとする誇り高い愛。
胸の奥がチリチリと灼けるような感じがしました。
しかし、
結論から言うと、
不倫をーー死んだら許す、許される
という考えは、ありえない話です!!!
この非常識な倫理観には
ビックリ仰天しました!!!
貴斗が、
やっぱり奥さんのことを愛していない。
兄の代わりに?
家庭への憧れ?
子供のために結婚しただけなのか!?
結婚は相手を一生愛する決意をすることであり、
決して軽く漠然とすることではない。
良い男だとは思えなかったが、
結婚まで軽い男だということにガッカリしました。
結局、結婚も不倫も離婚も、
自分を傷つけるだけである。
奥さんと「息子」のなつめも不幸になるだけだ。
なつめが、
家族のために必死に努力したことは
可哀想だが、
自分の身体を使って梓を脅す行為には
呆れてしました。
彼には適切なカウンセリングや
支援が必要かもしれません。
梓が樹李を利用して突然別れ話を切り出し、
暴力を振るう理由があるならまだしも、
自分の都合で別れを決めるのは勝手すぎる。
DV男だけど、
彼も感情のある人間であるため、
彼の気持ちも考慮する必要があると思います。
最後まで読み続けるのが辛かったですが、
なんとか頑張りました。
下巻の赤薔薇は、
最後には熱い愛情に溢れた2人で終わります。
著者の緻密な人物造形は素晴らしく、
登場人物たちの複雑な心情の描写も繊細で、
青、白、赤の薔薇を通して、
愛の多様な側面を描く作品でした。
奥さんが愛されていないとわかって、離婚を切り出した。
が、離婚前に、梓の提案で一緒にお墓に入ることを決めた。
結果的に2人は結ばれた。
という感じです。
結局奥さんと離婚してふたりが結ばれるラストですか?