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shakuyo no alpha to kieta hanayome
この作品……すごいです。
一冊がまるまる謎解きになっていて、レビューも慎重にしないと盛大なネタバレになってしまうので、注目ポイント中心で語らせてもらいますね。
この物語は、とある一件のお願いから始まっていきます。
日本人の玲は、大学時代の親友・イルファーンの頼みで婚約者のふりを頼まれます。イルファーンはカシュラム王国の第二王子で、1ヶ月前に婚約者が失踪してしまったといいます。後継者問題を抱える政情を悪化させないため、婚約者不在状況を避けなければならないと訴えるイルファーンの強い願いにより、玲は期間限定の婚約者を演じることになるが…という展開です。
カシュラム王国で玲を待ち受けているものは何なのか。「消えた花嫁」は一体どこにいるのか?これこそが、この物語の最大の謎です。
そしてその謎と真実が分かったとき、何となしに散りばめられていた違和感やヒントが生きてきます。もう終盤なんか、怒涛の伏線回収でえらいこっちゃです。
今まで点と点でしか与えられていなかった情報と状況が、最後には線でバチッと繋がっていきます。このストーリー構成が見事で、本当にすごいです。
一応、注目点としては、
・玲に婚約者の身代わりをお願いした理由
・婚約者の所在
・イルファーンに抱く玲の気持ち
・イルファーンの玲への想い
…ってところかな。
最初、ワケ分からん感じなんですよね。
え?誰と誰がカップルなの?って疑問が湧き起こりました。私が抱いた最初の違和感がそれで、どんな結末になるのか全く見当がつきませんでした。
玲の周辺部のきな臭い事件もそうですけど、どことなくハッキリ&スッキリしない描写にも疑問符でした。だからこそですね、「あ。これなんか裏にあるな」と感じたのは。
モヤモヤッとした違和感の正体が、ストーリーが進むにつれて次第にクリアになっていきますが、終盤までは完全お預けです。
それにですね…玲視点で進むストーリーなのに、イルファーンには最愛の婚約者が存在していて、イルファーンはその婚約者のことが大好きっていう事実が、玲にとって苦しく切ないんですよね。だけど、この苦しい状況すら伏線になっています。
色んな情報にアンテナ張りながら、最後に明かされる真実に辿り着くまでドキドキワクワクしながら読んでいって欲しいと思います。
めっちゃ言いたくなるストーリーのオチです。
謎が解けたら読み返したい気持ちになりますよ〜♪
これだけ言っておきます。
大大ハッピーエンドです!
アラブのスパダリは並みじゃなかった。安心して読んで下さい(*´︶`*)♡
アラブ王子(α)と大学時代の同級生(Ω)の心揺さぶられるストーリー!
一ヶ月間、失踪した婚約者の身代わりになってほしいー
大学時代の親友であるアラブのα王子から、こんな依頼を受けた日本人Ω令息。
アラブの王国を舞台とした、壮大なオメガバースファンタジーに最初から最後まで胸の高鳴りが止まらなかったー!・:*+.
婚約者失踪の理由は?背後に蠢く陰謀は一体!?など、ハラハラドキドキの展開で、またまた途中で止められず夜更かししてしまいました、、
失踪した婚約者とは誰なのか?という点、そしてそのカラクリ…というか背後にある事情は実は早々に予想がつくかなと。
(ゆりの先生ご自身も、あとがきで「敢えて意識して序盤から少しずつネタバレした」と書かれています☺︎)
色々と予想がついても、裏側にあるそれぞれのキャラ(イルファーン、玲、玲の弟である翔)の事情や想いが丁寧に書かれていて、胸打たれました。
特に攻めであるイルファーンの絶望や哀しみ、切ない想いに同調してしまい、泣きそうに…
ハリウッド映画さながらの砂漠での襲撃事件の描き方もお見事!アクション大好きな自分にはたまらなかったです◎
車の天窓を開けてロケットランチャーをぶっ放す護衛。すごい。映像で見たわけじゃないけど、読んでいる時頭の中には映像が流れ、砂漠の熱風を体に感じていました。
アラブものって全く触れてこなかったんですが、ゆりの先生の作品に出会ったことで今ではすすんで手を出すようになってしまいました笑
そういえば小学生の頃、「アラビア物語」とか「アラビアン・ナイト」の子供向け小説シリーズ、大好きだったんですよね。
ヨーロッパ風や中華風とはまた違った色っぽさ、ロマンが詰まっているような気がします✨
ゆりの先生の「アラビアンシリーズ」もまだ全作読み終えていないので、これから未読のものを貪るように読むつもりです( ̄∀ ̄)
すごく良かった♡ゆりの先生✖️アラブ物は間違いなし‼︎
大学の同級生で親友のイルファーンの婚約者が消えた。玲は助けを求められイルファーンの花嫁の振りをする事に…。
イルファーンの言動から消えた花嫁は‥ってなるけど確信したのは後半。それまではイルファーンの溺愛にうっとりして玲が好きになる気持ちに納得。イルファーンが婚約者の事を大事にする様子に胸を痛める玲は切なかった。
事件に巻き込まれピンチに遭うも過去を思い出せた時は涙涙。強気なイルファーンがどれだけ怖かったか不安だったかを考えると胸が痛い。そして玲も戦ったんだよね。互いの想いの深さに感涙でした。
何度も苦難を乗り越えた2人だからめちゃくちゃ幸せになってほしい。翔太やマリクとの兄弟愛も素敵でした。
蓮川先生の描く2人が綺麗でかっこよくて眼福。大満足の1冊でしたパチパチ(。>ω<ノノ゙
ゆりの菜櫻先生のパブリックスクールシリーズが好きなのと、オメガバ作品が好きなので迷わず購入しました。
あらすじと文庫の帯から消えた花嫁が誰なのかは、読者ならピーンと来ると思うんです。なので玲が途中でΩの弟が婚約者では無いかと疑った時とか、イルファーンへの恋心に気が付いて葛藤する時も生温かい気持ちで見守らせて頂きました。www
ただ、どうして玲の記憶が無いのだけは分からなかったので、イルファーンは目の前に居るのに辛いだろうなと切なくなりながら読み進めました。
ゆりの菜櫻先生の攻めは一途なので安心して読んでいられるんです。でも今回はイルファーンを王太子にしたい勢力が不気味でした。どこに居て何処まで入り込んで居るのかが全く分からないんです。
玲の記憶が蘇るのと敵の正体を掴むまでがハラハラドキドキして面白かったです。
玲の記憶が戻った時のイルファーンの反応が感動ものなんです。
個人的には玲の弟の翔太に物申したかったです。元々は翔太が玲を独占したい為に2人で買い物に行って玲は危険な目に遭ってたのに、イルファーンを目の敵にして攻めるのは違うと思うし、彼に1番落ち込んで反省して欲しかったです。
パブリックスクールシリーズやアラビアンシリーズとは繋がってないのかな?
玲とイルファーンや近衛隊長のラシードなど名前に見覚えがある気がして、あれ?スピンオフ?どこかに出てた?とそこが気にかかったままになってしまい。でもこちらは大学時代の親友だからやっぱり関係ないか?とモヤモヤ。
これって帯でわかるんですかね?
すっかり作者さまの思う通りに導かれました。ヤラレタ!
ネタバレ見ないで読むのをオススメします。
なんというか甘々が、ええ!そんなイケズな〜と言いたくなりました。
過去の出来事で、記憶の中では気持ちが伴ってない状態だったので…。
婚約者が逃げた…。うーん。
玲の気持ちの変化もうーん。いや、読み返したら萌えるのかな?
もっと違うアプローチで愛情は溢れてるんだってことがわかるようにしてたら…。
婚約者だけがいてくれればそれでいい…とかいかに愛してるかを語るイルファーンに段々嫉妬で苦しくなる玲。
うーん。上手いんだけど、自分の萌えツボと微妙に違うんですよね。いや、君の萌えツボなんて知らんよって感じですが。
うーん。惜しい(何様?)
ゆりの先生だし蓮川先生なのでマストバイ。さらっと読み終えたので萌にしました。アラブ好きな方でしたら良いのでは。本編220Pほど+あとがき。
大手菓子メーカー社長令息(次男)である玲。ある日大学時代からの友人イルファーンから「婚約者に逃げられた、カシュラム王国まで来て話を聞いてほしい」との頼みがあり、長期休暇を取ることにして・・・とっ続きます。
攻め受け以外の登場人物は
翔太(受け弟、オメガ)、マリク(攻め兄)、ラシード(護衛)、悪党少々。
♡ってなったサブキャラはいなかったなあ。
++攻め受けについて
攻めはアラブの国の第二王子で、イギリスでの大学時代に玲と出会って恋におちた方。優秀イケメン、アラブのお金持ち、いうことなし優良物件。ゆりの先生の攻めキャラらしく、ちょっと自信ありげで、よく喋るタイプ。
受けはある事件によりすっかり記憶喪失。突然連絡もらって「婚約者に逃げられた」と言われても、「あいつ婚約なんていつしたんた、仲良かったのに言ってくれよ」てなことを考えている方。まあ記憶ないんでしょうがないか。そんな受けがもう一度攻めに恋におちるというお話でした。
さらっとよんじゃったし、あれやこれやトラブルがてんこ盛りあるし、めちゃ好きだなあというキャラはいないし・・・なのですがなんといっても蓮川先生の褐色男子、アラブ!それだけで幸せになれるわよ・・と思った一冊でした。