電子限定おまけ付き
koi toiu ji wo jisho de hiitara
こちらエロなしなので、攻め受けなし!です。(ちゅ~はあります。)
エロはないけど、萌えはたっぷり、キュンも頻発、いろんな人におススメしたくなりました。
仲良し同級生のDKDK。”家元”、”バディ”という二人だけのあだ名で呼び合う彼らにキュン。”バディ”こと直人はお勉強が得意な真面目っ子、高校デビューします。”家元”ことトヨはおうちが華道茶道の家元、姉妹がいて女性あしらいうまくて、コミュ力高めの子。勉強が得意な子は苦手な子に教えて、コミュ力高めの子は低めの子に教えて…お互いの足りない部分を補い尊重しあう、ふたりの健全な親密さに萌えます。
高校デビューして、とにかく”彼女がほしい”直人は、1話ごとにいろんな女の子を好きになっちゃうんですが、それをトヨが傍からフォローし見守る日々。勉強が得意だから、恋愛に関しても頭でいろいろ考えちゃう直人なんですけど、いろんな人たちと関わりながら徐々に勉強以外のことを学習していくんですよね。んでもって”彼女がほしい!”っていうこだわりから、”いったい自分は誰を好きで大切にしたいのか”っていうところにたどり着いて…、幸せの青い鳥は案外近くにいるもんだ…という尊み。
周辺キャラクターがとても魅力的です。BLですが女の子たちもみんな可愛くて個性的。いろんな意味でかっこいい女の子の鳳さんや、卜部さんと多賀ちゃんJKコンビの百合みにほんわかしました。また、写真部の先輩後輩BLコンビ、情報量は少ないのにふたりの間にある物語がたくさん伝わってきて萌えました!多様性を感じながら主人公の成長と初々しい恋のはじまりを堪能できる読み応えのある作品です。
日野雄飛先生の引き出しの多さは素晴らしいな。
雄っぱいばいんばいんの褐色受け、リバ、ガチ兄弟モノ、宇宙人に男の娘にアンドロイド、百合といろんな題材の作品がある。
今作は高校生の青春モノ。
主人公の直人は、高校デビューして念願の彼女をゲットするんだ!と意気込み充分。
そんな直人の幼馴染トヨも直人と同じ高校に入学していつもニコイチ行動、直人の恋のサポート役。
直人くん、惚れっぽいと言うか恋に憧れすぎというか次々にお相手を見付けては玉砕していきます。
他の男子に片思いしてる女の子、とってもモテるけど今は恋愛に興味のない女の子、魅力的な女の子かと思ったら男の子ですでに両思いの相手がいた先輩、グラマラスな胸がどんな触り心地か気になっていた先輩は同性の女子に片思いしてた。
好きになる相手はどの子も魅力的なんだけど、直人くんの事を特別に思ってくれる子は誰もおらず。
そんな中、自然体に女子と交流しているトヨの動向を直人くんは、いちいち気にしてたりすんの。
結構トヨくんって直人くんの言いなりと言うかあんまり自己主張しないんだけど、常につかず離れず直人くんのしたいようにって感じなのよ。
同じ高校に進学したのだって学力的に無理目だったのに直人くんが勉強教えて必死で頑張ったからだし。
だから、LOVEかLIKEか分からないけど好きな気持ちは絶対にあるんよ。よくあるBL作品みたいにど執着の末にいろんな策略練ったりなんてしないの。直人くんの近くで見守るスタイル。
なんか優しいんだわ、トヨくん。
トヨくんへの気持ちに気付いた直人くんが告白してきて初めて自分の気持ちも伝えるの。これ、直人ぬんがトヨくんに好きって言わなかったら親友ポジションで一生やり過ごすパターンなんやろな。
作中でLGBTの人口は1/10だからクラスの30人中3人に相当するんだってって言うシーンがあるんだけど、私は最近になって知り合いで何人か居るけど、それは今が言いやすい時代になったからなんだろうな。
エロエロもいいですが、たまにはこんな話も良いですよ。
DMMブックスで購入
修正の必要のあるシーンはなし