恋に目覚め始めた男のコたちのフレッシュラブ

同級生

doukyuusei

同級生
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
81
評価数
23
平均
3.6 / 5
神率
21.7%
著者
上田規代 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813050834

あらすじ

泉には嫌いなヤツがいる。同級生で、同じテニス部の朝倉だ。原因は部活中の一言だった。「なにがそんなに嬉しいんだ?」初めてサービスが決まって嬉しかったのに! 憤慨した泉は部活をさぼるように。でも、朝倉は泉が部活に出ないのが自分のせいならと謝ってきたり、なにかと気づかってくる。無表情で何を考えてるかわからないけど、ホントは悪いやつじゃないのかも?? 泉はそんな朝倉が少しずつ気になりだして!?
(出版社より)

表題作同級生

朝倉,無表情キャプテン,高校2年生
泉,テニス部員,高校2年生

同時収録作品同級生―夢のあとさき―/夢のあとさき・高校編

高村,中学3年生→高校1年生
水野,中学3年生→高校1年生

同時収録作品マイナスの心音

青山,会社員
伊東,上司

その他の収録作品

  • 同級生―片恋ベクトル―
  • 両恋物語
  • あとがき

レビュー投稿数8

エロがなくったって愛がある

BL初心者だったころ、
中村明日香美子さんの「同級生」と間違えて読んだのがきっかけです。
ちょー恥ずかしい黒歴史ですが、おかげでいい作品に出会えたので、
結果おkです。はい。

個人的に良かったのは、
・「同級生ー夢のあとさきー」
受験で同じ高校(大学)にいきたくて、
学歴格差のある片方が無理して頑張るってのは
学生モノではある意味テッパンですが、
お互いを想う故に、傷つけてしまうせつなさが痛いです。

・「マイナスの心音」
リーマンもの。
上司の伊東(受様)に片思い中の青山(攻様)。
成就しない恋に耐え切れず会社を辞めようとするが、
「好きにしろ」といわれ、深い仲になる。
求めれば拒まれないが、言葉をくれない伊東に
次第に不安になった青山は‥。

学生カプはどちらもちゅー止まりですが、
なんつーか、瑞々しい。
レビュータイトルにも書きましたが、
エロがなくたって愛がある!といいたいです。

2

直球だな・・・

いえ、タイトルの話です。ホント同級生の話がメインなんですけど、やたら直球なタイトルに逆にちょっと惹かれました。
初読みの作家さんだったんだけど絵が安定しててきれいだし、最後まで楽しく読めました。
表題作の同級生の話のほかに、他の同級生の話、オフィスラブの話も入っててなかなかお得感がありました。

元々ゲイな泉は、先輩に一目ぼれしてテニス部に入部します。
そこにいた同級生・朝倉の心ない一言に腹を立てて以来、ずっと朝倉の事が嫌いです。
先輩が引退し、朝倉が部長になったテニス部に出るのが苦痛で、しばらくさぼってたんだけど、先輩のとりなしもあり、また朝倉の事を少し見直したので、練習はそれなりに楽しく部活動をしています。
…なんて冒頭の事を書くと、やっぱりタイトルは「同級生」だな…って感じですね。
お話は割と淡々としてます。
朝倉はとても不器用で自分に鈍い男なので、いつも泉を軽くイラっとさせます。
それでもだんだんと朝倉の良さが分かってきた泉はその内朝倉の事を好きになります。
かなりライト。話の展開も、本番なしなのも。
同級生ものは2本ともそういえば本番なしでしたね。作者の意図するところなんだろうか??

リーマンものも、結構ライトでしたね。
最初から落ちは分かってたけど、そこに至るまでを読むのはそれなりに楽しかったし、キャラがかわいかったのでよし。
こうして書いてみると悪くないけどとにかく軽い作風で割と王道?な展開なので先は見えてますけどキャラがいいので悪くないって印象でしたね。
絵がきれいでコマ運びもよく、そういう意味でイラっとする引っかかりがない上手い作家さんだからこそ可能なのかも知れません。
例えて言うなら耳触りのいいアイドル歌手の歌を聴く感覚でしょうか。
軽く楽しみたいときにお勧めです。

6

面白かったです

ピュア系の王道まっしぐらって感じ。
短編集です。
高校生同士の恋は、レモンサイダーの色で、キス止まり。
リーマン同士の恋は、カラダだけ繋げててココロが繋がらないという焦燥感で、切なくなっちゃう話。
好きですねー、こういう作品。
好みのシチュエーションなので、多少デキが悪くても楽しく読めます。
どういう部分でデキが悪いかというと──はっきり言うとストーリーが完全に読めるのw
改めて言いますが、でもこれ私は好きです。大好きです。

4

同級生のピュアな恋にキュンキュン★

「同級生-片恋ベクトル-」
んもうっ!かわいいなぁ~
まるで『りぼん』や『なかよし』のようなピュアなお話じゃないですか!
チューもありません。
まだ受君が新しい片思いに気付いたとこで終わってます。
泉の初々しさにキュ~ンとなりました★

「同級生-夢のあとさき-」
小中9年間ずっと同じクラスってことに、まずツッコミ入れたくなる...
これまたピュアッピュア~なお話でした♪
タイトルは同じ同級生なんですが、↑の作品とは関係ないお話です。
この中学生2人の出した結論は、もう年老いた私からしたら
後で後悔しそうだなぁ~と思えなくもないんですが、まぁ若いからね。
夢より恋を取りたいお年頃ってことで...

「マイナスの心温」
これは...ビジュアル的にちょっと苦手エリアって言うか...
伊東さん、いつオールバックやめてくれるんですか!?
と最後まで希望を捨てずにいたものの、
最後の最後までオールバックを崩さず...
上田さんの絵好きなんです!好きなんですけど~
でも、童顔にオールバック、しかも受ってのがですねぇ...
エチの最中も、コトの後も、一糸乱れぬオールバック!
どんな整髪剤使ってるんだ!?と余計なツッコミ入れちゃいます。
ストーリーの方は、あっさり抱かせちゃったのはどうかと思うけど、
オトナの男の軽めのオフィスラブって感じで良かったです。

「両恋物語」
「同級生-片恋ベクトル-」のその後のお話。
このお話が一番好きです!
もうキュンキュン★
恋してる泉は色気プンプン★
そっけない泉に朝倉はモンモン★
朝倉の何気ない一言に傷ついた泉も、その後避けられっぱなしで
落ち込む朝倉も、ホントかわいいなぁ~
朝倉、めいいっぱい泉を幸せにしてやってくれ!

4

冬来たりなば春遠からじ

◆同級生 片恋ベクトル
32ページ。高校テニス部が舞台。
初めてサーブを決めて喜ぶ泉に、朝倉は「何がそんなに楽しいんだ?」とつっけんどんに言い放つ。それ以来、泉は朝倉が大嫌い。(これは長い道のり…)

泉が練習中、動きが悪かったので、部長である朝倉はマッサージをしますが、甘い展開にはなりません(´・ω・`)
でも帰り道、体が軽くなったことに気づく泉。
「マッサージのお礼…言いそびれた…な」
それからというもの、少しずつ朝倉の良さを発見していくのです(`・ω・´)
「両恋物語」へつづく。

◆同級生 夢のあとさき
34ページ。小中9年間同級生の2人が、どこの高校へ進学するかでもめる。
サッカー部エースの高村は、サッカー推薦をむざむざと蹴る。それは同級生の水野と同じ高校へ行きたいから。だけど水野としては、自分のためにサッカー選手になる夢をあきらめるなんて耐えられない! すれちがう2人の思惑は…?

上田さんの描く表情が豊かで、心の動きがよく伝わってきます。退屈そうな顔、意地をはる顔、困ったように笑う顔、思わず涙がこぼれてしまう顔、温かい言葉につつまれて火照った顔……中学3年生のみずみずしい日々が、たしかに描かれています。

◆マイナスの心音
72ページ。部下×上司。
伊東主任は仕事に人一倍厳しく、部下に嫌われる存在だが、新人・青山に限っては、厳しさの中に愛情を見出していた。伊東への恋心を隠すのも限界で、青山は辞表を出すが、辞職理由を問い詰められて告白してしまう。すると伊東は好きにしろといい、会えば体を重ねる仲になる。でも、心は――。こんな体だけの関係、いつまで続くんだろう…青山は苦悶する。

伊東は中年です。オヤジは苦手なのでスルー。

◆両恋物語
「片恋ベクトル」のつづき。
またしても不用意な一言で泉を傷つけてしまう朝倉。
(もうこの子なんなの…)
泉は男が好きだから「いっつも片思い」止まりなのにさ。
片恋から両恋への進展が萌える19ページ。泉くん、初めての相互通行の恋。私もホロリともらい泣き。

3

ほのぼの^^

・同級生
・両恋物語

かわいい系の泉くんとガッチリ系の朝倉くん。
泉くんはオトコが好きと自覚している子。

泉くんは朝倉くんのことが大嫌いと思っているんだけど
朝倉くんは、結構泉くんを気にかけている。
好きで気になるというのは自覚してないんだけどw

この2人の気持ちがちょっとずつ近づいていく様子が
見ていてほのぼの^^
えっち度もゼロなのに、読んでてキュ~ッとなります。


・同級生-夢のあとさき-

先のお話とは全然別の内容で
頭の良い水野くんとサッカーが得意な高村くんのお話。

大好きな子と同じ学校に進学したくて
得意なサッカーでの推薦入学を蹴ってしまうなんて!
「サッカーはどこででもできるけど水野は一人しかいない」
すごいセリフ言っちゃうんだな~。
その後、水野くんも高村くんが好きなのに
サッカーをやって欲しくてホモは気持ち悪いと
思ってもいない事を告げて、こっそり涙を流したり。

どちらも愛ってすばらしい(笑)

・マイナスの心温(前編)
 マイナスの心温(後編)

上司と部下のお話。
上司の事が好きで辛くて会社を辞めようとするのに
その上司がなんと身体で引き止めてくれた。
引き止めといて、その後は一切変わった素振り見せないなんて
これもう好きな方にしたらツラ過ぎる。。。

でもこの上司の伊東さんも葛藤してて、素っ気なかったんだな。
最初は、青山くんのことを好きだと自覚していなくて
なのに振り回されている自分にイライラしている様子で。

でもお互いの気持ちを確かめられて良かった。
上司の伊東さんは恋愛に不器用そうなので、
2人で幸せになって欲しいな~w
 
 

2

不器用な人達

上田さんの2冊目のコミックスで、何年かぶりに再読しました。
初めて読んだ時より良かったなぁという感想です。
収録されているのは、学生のお話が2つとリーマンが主人公のお話が1つです。

冒頭に収録されているテニス部の学生のお話は、最初は泉君が自分の都合で部活に出てこなくて、朝倉君や先輩に手をかけさせているのがただの構ってちゃんに見えて余り好きではなかったのですが、泉君がテニス部に入部した動機が後で分かって納得しました(まぁ、動機がそうなのなら、お目当てがなくなったら部活出てこなくなるよね…)。
その後は泉君の態度が良くなったので、構ってちゃんの部分は感じなくなりました。

全体的に不器用な人たちが多いなと感じた1冊です。
気持ちが伝えられない切なさも感じられました。

1

表題作が王道で素敵。

同時収録のリーマンモノは趣味ではなかったので割愛しますが、表題作の「同級生」が王道青春ものでした!表題作といえど、2カップルのお話があります。
片方はテニス部の同級生のふたりのお話です。
もう片方は、ガリ勉(?)くん×部活に一生懸命なバカ(?)のお話です。

テニス部のふたりの作品が1番好きでした。
テニス部の先輩に一目惚れし入部したゲイの少年が、そのテニス部でであった同級生の青年をはじめは誤解し勝手に嫌っていたが徐々に理解し、そして仲良くなっていきます。片思いしかした事がなく、一目惚れしていた先輩にも傷つけられるが、最後には"同級生"と両想いに...... 素敵な王道作品でした!

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