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voice break
こちらの作品は同人誌で初読みの作家さまでしたが
電子が出たと知って思わず布教したく応援レビューです。
最近の大ヒットで本当に読んでよかった作品。
静かなストーリーですが
お話が素敵すぎるし本当うますぎる…
中学生が主人公の一応括りはBL?ですが
BLというか恋のお話というより愛について?
考えてしまうお話で
本当に素晴らしかったです。。
日々に違和感のある多感な中学生優征くんには
憧れの同級生がいて…
ラストのラジオパーソナリティの人の言葉と
落ちが本当良すぎて
こちら日野遊飛先生のツイートで知ったんですが
日野先生本当にありがとう!!感謝。
同人誌ですが私は
紙本購入で中身が青紫のインクで刷られていて
とても素敵…宝物です。
紙コミックスで発売されると聞き、発売日にメイトへ行きましたがすでに在庫なし(アプリ上では在庫薄だった)で、悲しみに暮れた作品。
みんなの人気者の優征と影は薄いが、優征が憧れていた中川とのBがLになりかけから、Lになったかも…? 的なお話。
恋を自するまでの過程を、センシティブな言葉で綴っており、作者様の研ぎ澄まされた感性にまりあげはのなかの厨二病が、大層刺激された1作でもありました。
というか、サブキャラの女の子が優征の彼女的ポジション(実際には付き合ってないけれど)で登場するので、女性キャラ苦手な方はご注意願いますと言いたいところですが、この子に限ってはちゃんとその存在や発言、抱いている価値を最後まで見届けてほしいなあと思います。
ちなみに、この彼女が百合的未来を匂わせるSSも収録されております。
どちらかというと同人誌発の作品のため、商業BL色は強くないのですが、
人を愛するとは。
人と向き合うとは。
海辺の砂のように脆かったりもする10代の繊細なハートが描かれた、BLだけに囚われない考えさせられる愛の作品でした。
高校生同士のカップル。
明るく人気者の優征。けれど、自分の考えをごまかしたり取り繕ったりしたことをズバっと指摘した中川くんに密かに憧れている。
昼休み、二人で話すようになり、次第に距離が縮まっていくのですが。。。
かっこいい、と思った中川も、やはり高校生として色々に悩んでいたり、お互いがお互いを尊敬し、弱みも見せられるような関係に成長してゆく青春の物語でした。
優征のことを好きな女子が、最初は邪魔?と思ったけど、最後人間力をみせて来るというエピソードもあり。