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yamada doumei
昔、「山田BL」というすごいアンソロがありましたね。なんか山田がつく作家さんが多いなとは思っていましたが、すごい企画だ~、出版社さんナイス。
そしてこれは同じ出版社なのできっとそのアンソロ派生なのかな?と想像して読みました。
一冊山田同盟なのかと思ったら、短編集でした。でもお話がしっかりしてて短くてもそれぞれ読み応えがありました。この作家さんを追いかけようかなと。
表題作は、なんと名字で派閥が出来ているというファンタジー(ちょっとオカルトチック)な世界。
どこの誰とも分からないけど仲良くなった男は、闇組織【山田同盟」のリーダーで。。 刑事がハニートラップにかかるという設定ですが、思わせぶりなラストがやるな、という感じ。この短さによく余韻を残す起承転結を入れるなあ~
他に、セッ◯ス奴隷をさせているのに、本名を呼ぶと照れる山田くんの話や、告白されてつきあってあげていると思いあがっているさぎ田くんが、実は自分の方が本気とか、醒めたふりをしている男の子達がちらっとみせる本心のようなものを描いた作品が多かったです。