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play of Brooklyn
劇中劇を軸に展開し、
街中ですれ違う2つのカップルを描いた群像劇です。
劇中劇も含めてものすごく良かったです(;///;)
何度も涙腺を緩ませながら世界観に引き込まれました。
ぱるあさんの作風も個人的にすごく好きです。
外国の風を感じられるところも、
1つの映画を見ているような錯覚になるとこも、
持ち味が存分に活かされた物語でグッときました。
2つのカップルはスピンとか脇カプとかじゃなく、
街中ですれ違うだけ、偶然顔を合わせただけの他人で。
そんな他人の笑顔に触発されて自分の幸せを見出して。
それぞれのカップルが知らず影響しあってたところも印象に残りました。
時間軸や表現が若干わかりずらい部分はあったけれど、
切なさと愛おしさと愛し合う姿がドツボにハマって神!
これからも何度も読み返したい作品です(;///;)
文章力がないのでカプ毎に感想を書きます。
(※群像劇なので作中では分れていません)
◆劇中劇のカップル
ゲイで孤独だった青年と難病を抱えた青年。
少しずつ愛が芽生えたけれど彼等の境遇は影を落とし。
悲恋ではあるけれど、解釈次第では幸せなのか否か…。
この話を漫画にしてくれ~!と思いながら泣いた。
痛々しくて切なくて個人的にはバッドエンドだけど、
それでも最後まで愛で胸を温めてたのが印象的です。
作中でカップルを演じてた俳優の解釈にホッとしました。
彼等が幸せだと思ったら幸せなんだろな…(;ω;)
◆人気俳優同士のカップル
劇中劇を演じていた俳優同士の恋。
映画の撮影を通しながら彼等の恋愛模様が展開します。
イアン(受け) はヒロインキラーとも呼ばれてて、
共演する相手と恋仲になるが撮影が終われば別れるとの噂。
実際、現在共演中のウィル(攻め)とも恋仲になっています。
だからイアンのことが大好きなウィルは不安を抱えてね。
役を演じながらも役のセリフが刺さるんですよ(;ω;)
しかしウィルはイアンを誤解してる部分があって、
イアンもイアンで自分の恋愛観に不安を抱えててね…。
ウィルが自分から去ってく悪夢をみてしまうのです…。
劇中劇の役を通して幸せの解釈を考え、
自分たちの気持ちを確立していくのがグッときました。
不安で見失いそうになった「I LOVE YOU」
大事にモノを見つけた2人の涙がめっちゃ良かった…!!
◆既婚教師×元生徒のカップル
要は不倫関係ってことなので感想が難しいのですが…。
受けのレオは不憫な家庭環境で孤独だった人生に、
喜びを再び感じることが出来たのは先生のおかげでね。
でも同時に先生が結婚することを知ってしまいーーー。
1度は諦めた恋でしたが、
数年後に再会したときは自分を止められませんでした。
先生だけが人生の全てで、
先生だけに弾けた笑顔を見せるレオ。
健気さがキュ~ッと胸を締め付けてくる…(;///;)ウウウ
で。
先生は実はクローゼットゲイで贖罪を背負ってまして、
本当の自分を封印して生きねばならないと思ってます。
けれどゲイで孤独なレオを見た時、
過去の罪と重なって放っておけずにーーー。
先生の行動原理は賛否あるかもしれないけれど、
誰にも言えなかった自分を少しずつ解放していってね。
周囲の目を気にせずにレオと向き合うシーンが胸熱…!
レオ良かったね~~!!って涙腺緩んだ 。゚(゚´Д`゚)゚。
恋人エッチの甘さがもぅもぅ堪らんです。良かった…。
(結果的に先生の過ちで泣いた人間は複数いるので、)
(先生に関しては色々感情が沸き起こってしまうな…)
(でもレオにとっては救いの人だったんだよ…ううう)
◆描き下ろし
知らないうちに出会ってた4人の線が繋がって、
「あー!あの店の!」ってなるやつ。面白い。好き。
4人でワチャワチャしててニヤニヤ堪能しました♡
『ブライトブルーに沈む』でぱるあ先生の虜になり、こちらの作品も単話で追ってました。
ニューヨーク・ブルックリンを舞台に2組のカップルの恋の行方を描いた物語。環境や立場、抱えているものがそれぞれ違うけど、それぞれが情熱的にひたむきに、時に臆病になりながら相手を想う。
本編でカイルとレオ、そしてウィルとイアンが交わるのはほんの一瞬だけで、どちらも違う場所でそれぞれが懸命に恋をしているんだけど、交わらない2組が偶然に影響しあうのがとてもドラマチック。2カプのストーリーが絶妙に交錯するも、二人は、四人は、どうなるの〜⁉︎と引き込まれてしまう…この構成力の素晴らしさ、さすがぱるあ先生です!
それぞれが想いを伝え合う情事も、ユーモアを交えつつ興奮とか熱量が伝わって来るようでとても萌える…///(個人的にセッ…の時のレオが可愛くて好き^ ^)
読後は素敵なエンディングで満足感と多幸感に包まれ、アフターエピソードはご褒美すぎました。四人のわちゃわちゃもっと見ていたい〜!
エモーショナルでキュートで切なくて、そして尊い。何度も読み返したいお気に入りの映画のような一冊です。
ブルックリンを舞台に2組のカップルのお話が並行して進んでいくような展開となっていて、外国だからこその美しさがあったり苦しさがあったり…色々な表情を見ることができた作品でした。
若手俳優同士のウィルとイアン、教師のオーウェンと元教え子のレオ。
立場も置かれている環境も全然違う彼らなのだけど、それぞれに愛を求めその愛に迷いながら幸せに辿り着く、というような共通する部分が見えたのが面白かったです。
どちらのカップルも気持ちを言葉にすることで心が満たされていくようなところがあって、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。
現在の彼らの日常はもちろん、回想シーンやウィル達の映画のシーンなんかもあるので、目まぐるしさにちょっと混乱してしまったし、イアンとレオが似ていて見分けが付きにくかったなという部分もありましたが。
4人それぞれが変わっていくのはとても素敵で、すごくキレイなお話だったなと思いました。
「マイク×レオ」 4.5割
「ウィル×イアン」 4.5割
描き下ろし 1割
舞台はブルックリン。
同じタイトルで二組のカプのお話です。
別CPですがお互いがリンクしているところもあって二倍楽しめました。
【マイク×レオ】
教師×元生徒の二人。
お話の構成が面白くて、最初にこの二人の冒頭が1.5割ほど。
それから彼らが見ていた映画に出演していた「ウィル×イアン」の本編が始まります。
その後、気になっていた本編が3割あります。
「マイク×レオ」→「ウィル×イアン」→「マイク×レオ」といった感じです。
ゲイであることに葛藤を抱えた攻めが自分に正直に生きる勇気を受けからもらい、受けもまた親に愛されなかった分、攻めに愛情をもらって幸せになるお話です。
【ウィル×イアン】
マイクとレオが見ていた映画の主演同士の二人。
役者なのですが、この二人が演じている映画がとっっても素敵でした。
こちらも同性としての葛藤や、役者としての悩みがありお互いに少しずつ解決してハッピーエンドになるまでのお話です。
電子は白抜き修正。
どちらの受けも黒髪で顔立ちも似ているので最初は少し混乱しました。
冒頭の二人と、劇中劇(映画)の主役と、それを演じる役者で実質3カップリング描かれてます。
う~ん、途中で急に次のカップルの話に切り替わる感じがなんとも読みにくかったです。役者です、キラキラって出てこられても知らんがなって思っちゃった。
しかも、映画の中のカップルの話も加わるので情報量多い…。
現実の2カップルは同じ街の中で少し接触する機会はあるものの本当にすれ違う程度。
(最終的にお友達にはなってるけど、恋愛面が落ち着いた後のオマケみたいな感じ)
もっと人間関係が交錯するのかと思ったので、ちょっと肩透かし。
2カップルがこの程度しか接触しないなら、こんな入れ子みたいな構成にする必要なかったのでは…?
でも、作者さんがこの土地に思い入れがあって、楽しんで描いている感じは伝わってきました。
会話のノリとかセリフの言い回しが洋画っぽい(吹き替えっぽい)なと思ったので、これも現地の空気感が表れてるのかもしれない。
恋愛面は、物語としてはそんなに特筆すべきところもなく、可もなく不可もなくだと思いました。