ふばば
kinou nani tabeta
20巻。
なにしろジルベールでしょ!
19巻での「お式」発言に小日向同様ひっくり返った私ですが、小日向さんの行動が早い早い。
あっという間に現実的なカタチを取り始めた2人の未来です。
ジルベールは式場だのエステだの言ってるけど、親に言う?とか結構重いモン抱えてる。
ダイエットや筋トレも頑張りすぎて筧家のおじいちゃん料理を食べにくるのがもうおかしくて楽しくて。
で、それがちっともおじいちゃん料理じゃなくて、何とお砂糖まぶしのマラサダに豚ロースのチャーシューってのが笑えるよね。おっかさん料理!
全体に時の流れと、長い日々で献立で機嫌がわかるようになってるケンシロの「家族の食卓」感を感じる巻。
ケンジと史朗の両親が再会できたわけじゃないけれど、史朗に何かあった時のために連絡先を交換するというエピソードがあり、10年越しの関係性の進展をとても嬉しく思いました。おろおろしながら食事して謝罪したいという史朗母に、自分たちがした仕打ちや現実的なことを考えて毅然とそれはダメだと言う史朗父、格好良かった。できればまた一緒に食事して欲しいけれど、母親の精神状態ももっと落ち着いて、ケンジが不安に感じることをすべて取り除けるよう誠意を尽くしてからにするべきでしょうね。
他には史朗の呼び方で密かに元彼たちに対する独占欲を抱いていたケンジに萌えたり、若先生が大人の事情で教官を任せてもらえなかったことに同情する史朗とそんな史朗をさり気なく慰めるケンジに萌えたり、いつも通り2人の日常に転がっている愛を拾って楽しませてもらいました。