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sayonara no tsuzuki wo, kimito
いじめや自死が絡む「影の国」を描くちょっとダークなファンタジー、「影の国から」の後日談。
表紙のイメージからも分かる通り、光に向かってる。
本編のラストが「オールハッピー」とは言えない余韻系だったので、もし続きがあるのなら少しでもホッとできるものが読みたい…と思った方も多かったのかな。
トウマとカズキはまた会えたんですよ…
トワは…寂しさなんて感じてないと思うけど…彼は独りなんだなぁって改めて思ってしまった。
一方、現実世界では。
影の国で何が起きていたのかを知らず、時間は続きていき。
当真は「影の自分」の事をいつも考えながら人生を歩んでいく。
そして子に、孫に、「影のおはなし」を伝える…
いよいよ最期の時が来て。
感謝と別れの言葉が響き合う…
私は本編の終わり方も決して寂しくも暗くもなかったと思っているけれど、この後日談がきて本当に「昇華」というエンドになったなぁと感じた。
そして多分これからも、「影」に出会い「あの本」を手にする者は絶えることはないんだろうな。
素敵で深みのある物語を、ありがとう。