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kare ni tsuku uso
攻めは、学生時代に起業し急成長する会社を経営し、男女かかわらず常に数名の恋人がいて日替わりのように逢瀬を交わす精力的な男 天道。
受けは、入社4年目。真面目で管理能力の高い隠れメガネ美人の清瀬。
天道が気が多く本気の恋をしないことがわかっていても想いを隠しそばにいるだけでいいと思う健気な秘書です。
清瀬が、好きな相手と女とのデートのセッティングや、これからセックスする場所へ車で送る時の胸の内が切なくて不憫です。
想いが叶うことなど絶対にないし、知られたくないと思っていたのに、ある夜ドタキャンされた天道は八つ当たりのように清瀬を連れて飲みに行き予約していたホテルに泊まることになったとき、ふいに清瀬に興味を持ってしまうんです。
今まで4年もそばにいて名前すら知らなかったのに。
うっかり見てしまった恥じらう顔や何も知らない無垢な身体に触れてしまったが最後そこからもう目が離せなくなったというところでしょうか。
それでも最後まであがいて、他の女とデートしてみたり時間がないくらい多忙にしてみたり…
バカですよね。
相手が悪くて本気になれないなんて嘯いていた天道がどんどん清瀬にはまっていくところが面白かったです。
燃え上がって手放せなくなって手に入れたらもこんどはカゴに入れて閉じ込めたいっという訳で早速同居です。
そんな騒動に巻き込まれた清瀬の従兄弟がかわいそうな気もしますが、いい職も住居も手に入りみんなハッピーです。
1冊丸ごと表題作です。
清瀬(受け)の目線で進んでいきますが、天堂(攻め)は言動から気持ちが透けて見えるので、分かりやすいです。
清瀬(受け)は就職説明会で会った、天堂(攻め)の魅力に惹かれて就職します。秘書として傍に勤めて4年。決まった相手を持たない天堂の、男女問わない遊び相手のために、プレゼントの用意、ホテルの予約などをさせられます。ある日、結婚するからと女性にドタキャンされた天堂は、代わりに清瀬を連れて食事し、ホテルに入ります。清瀬が酔いに任せて「好きなのは男だ」と打ち明けてたところ、童貞なら男同士は辛いから教えてやると天堂に誘われて…。
ホテルに入る前の食事で、天堂は好みのタイプを言っており、清瀬は観賞用だと切り捨てられます。ですが、「色気がない」のが問題だとも言っており、次のベッドインでそれが払拭されたんだと読んでいれば分かります。
それからは、天堂が清瀬を気にしているのが感じられ、もどかしくも楽しいです。ただ、ホテルから帰った翌日、途中までだったからと高瀬を襲った場面で、嫉妬だと分かるように見せてほしかったです。無理な抱きぶりがちょっと酷かったです。
清瀬に執心する高村という社長が登場して、清瀬の心をかき乱すのも良いスパイスでした。
シリアスチックですが、重く辛いものでなく、ほどほどの切なさで読みやすいです。仕事のできるワンマン社長攻め、健気な秘書受けがお好きな方にお勧めです。