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理想の筋肉の持ち主…つまり???
koiwai kun ha sawari tai
ひよわな体格ゆえ、引き締まった筋肉に憧れる小岩井くんは、いわゆる「無自覚天然煽り受け」。そわそわと顔を赤らめて、可愛い顔で上目遣い。花の笑顔。そんな小岩井くんの無自覚小悪魔っぷりにノンケの藤橋は心を捕まれまくり。いやぁ。小岩井くん罪作りですねぇ。大人しそうな見目だが、実は清楚系の美少年の小岩井くんは、自分の魅力にも気付いていない。ウッカリ、ガンガン煽りまくるし。ただ筋肉を「触ってみたい」がゆえ。近いと意識してドギマギしてしまう。意識しまくってるとそれは藤橋にも伝わってしまうのだから、これはもう。ちょっ早で恋のトキメキにすり替わってしまう。そんな小岩井くんは藤橋に「気持ち悪がられて嫌われたらどうしよう。」と、イジイジ悩み。藤橋は初めてのこのトキメキに翻弄される。いや。風呂で勃ってしまったら、それはもう!なんだけど、小岩井くんの無頓着さには呆れるばかり。恋を意識してるのが藤橋ばかりなんて。途中から藤橋が気の毒になってしまいますけども!やっぱり。攻めは受けに翻弄されてナンボ、ですからね。これはこれでめでたし!です。BLあるあるの風邪っぴきイベントで、藤橋が紳士なのも好感度大。大抵の攻めはここでヤッちまいますからね。周りの友人達が微笑ましく2人を見守ってるのも良き。
下條水月先生のキャラって、攻め受け両方共に細っそり系、というのがお約束なんだけど。藤橋が水泳で鍛えたという引き締まった筋肉質、という設定なので。頑張って筋肉を描きつつも、得意の細っそり感はそのままに。男の子らしくて丁度いい按配だったかと思います。
読後「ちるちる」のインタビューを読んだら、リアルに水泳選手の筋肉の付き方を留意して描いたとあって。さすがだな、と思いました。
ところで。筋肉フェチ女子が沢山いることは否定しないけれども。男の筋肉に触りたがるのは寧ろ男だよなぁ、と思うこの頃。従兄弟が体操選手だったのですが、お正月に集まると、親戚の叔父さん達に身包み剥がされて、腹筋やら何やら身体中触られまくってました。しなやかな筋肉は男たちの永遠の憧れかもね。
下條先生らしくエチはサッパリめ。わたし的には、藤橋が同級生らしく気軽なタメ語なのに、いつも丁寧語を崩さない小岩井くんの話し方、には萌えました。敬語攻めっていう逆もまた良いんですけどね。
恋愛初心者ふたりのラブコメです。
コメディ部分は少なめかな。
テーマは「筋肉」ですが、好みが分かれるムキムキではなく細マッチョなので、結構受け入れられやすいかなと思います。
エロはかなり少なめ(情事シーン描写4ページぐらい)、ほのぼので穏やかな気持ちで読める一作だと思います。(読後、エロあったっけ?と思わず読み返して確かめるぐらい、描写が割とあっさりめです)
寝る前に拝見し、受けのかわいい顔にかなり癒されました。
下條先生が同レーベルで出された前作がかなり好きで、
今作「小岩井くんは触りたい」はどうしても期待してしまいます。
ふたりの進展が結構ゆっくりと感じて、くっつくまでの流れは急展開という感じでもなく、ちょうどいいペースです。
恋愛初心者ふたりの恋模様なのでスローペースかなと思いました。
全体的に物足りない感はありませんが、前作ほど胸に響くこともなく、
攻めの筋肉に見惚れた受けのうっとりとした表情がかなり好きで萌2にしました。
【面倒見の良いオカン系男子×無表情な天然ポワポワ男子】の可愛いラブコメBLです!
初めは教授に贔屓されている小岩井君を目の敵にしていた藤橋君。そんな彼が徐々に小岩井君へ惹かれていき、マイペースな小岩井君に振り回される様子にキュンとします♡
筋肉フェチで藤橋君の筋肉をこっそり眺めている小岩井君。普段は無表情でクールな彼が、藤橋君の前では発情したような蕩けた表情になるギャップがエロ可愛い…!
触りたいけど、触れない…‼︎と、なかなか藤橋君に触れない小岩井君に焦らされつつ、ドキドキしながら見守りました。笑
ボーっとしている(実際は藤橋君の筋肉に見惚れている)小岩井君を心配して、常に世話を焼くオカン系男子な藤橋君。若干、噛み合っていない2人のやり取りに、何だかホッコリ癒されます。
只、私の好みの問題で申し訳ないのですが、折角「筋肉」がテーマの作品なのに、あまり藤橋君の美ボディ感を感じなかったので、そこが少し残念に…。
ですが、お互いに惹かれていく様子が丁寧に描かれていて、中々くっつかない2人の焦れキュン満載な可愛いラブコメBLでした!
▶︎シーモア/白抜き