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baby star mine
福嶋ユッカ先生の絵がすごく好みです
今作は年下世話焼き攻めとビッチ美人受け、最近年下受けがマイブームなのでかなり期待していました。
絵がかわいくて物語が重すぎず、受けはビッチ美人受け属性だがユッカ先生の作品傾向で考えるとエロ面はあまり期待してなかったが、紙媒体ですと修正がかなり甘くててチ〇のアップ描写もあったので少し意外でした(ありがとうございます!笑)
情事シーンは1回のみ、それもくっつく前です(性癖なのでありがとうございます)
以下はネタバレ込み感想
カラオケ番組にたまたま出ることになった貧乏高校生攻め、そこで人気作曲家受けの目に留まり、事務所と受けの押しに負けて芸能界に入ることに。
デビューに向けて頑張って音楽のことを勉強する攻めが、たまたまマネージャーの代わりに受けの様子を見に行った日に受けにおいしくいただかれてしまう。
お互い意識していながらうまくいかない、受けの心に他の男がいると知り落ち込む攻め、なんとか一緒に前へと進み結ばれることに。
攻めと受けが出会い、くっつくまでの過程を中心に描写される一作。
受けが過去好きだった男に越えられないと思い込んで凹む攻めを励ますお母さんの言葉がかなり胸に響きました
また、結構出てくる攻めの家族キャラみんな好きなので、家族との小話をもっと読みたい気持ち(コミコミスタジオ特典は攻めの妹目線のお話)
くっつくまでというか、攻めが心の中にあるわだかまりを解消して無事に二人の初ステージに上がることができたところで終わったので、少し唐突で、これは…続きあるかな?!!って気持ちです。
くっつくまでの過程がすごく好きなので結構満足ですが、やっぱり結ばれたあと初めての情事シーンも読みたい気持ちで、少し物足りない感は正直ありました。
才能があるけど、性にだらしないところがある感じの七海だけど、心に傷がありましたね。どの曲もヒットしてるけど、どこか物悲しい。
七海の心はずっと元相棒のモノなのなのかな。
でも、今回青斗のお母さんがとても素敵な言葉を教えてくれました。
「愛情は引き算じゃない」「愛情は増えていくもの」
元相棒を好きな七海を好きになる。
その言葉を聞いた時の青斗の表情がとても好き。
貧乏だけど、愛情いっぱいの家族。
青斗はきっと大きな愛情で七海を包むことが出来ると思います。
本編がえっち好きな目な所もいいですね。
七海が性にだらしないのに、青斗には誠実なところが余計に大切さを感じて良かったです。
後日談ではゴムを買ってたし手を繋いでましたからね。作品の外ではラブラブなんでしょうね。
作品としては意外とありがちなのですが、今までこういう類のお話を読んで、(既に相手の想い人が事故で死んでしまっている等)ずっとモヤモヤすることが沢山ありました。きっと正解なんてないのだろうけど、青斗(主人公)のお母さんの言葉から学ぶものがあり、それが、ものすごくすとん、と今までのモヤモヤが嘘のようになくなり、腑に落ちました。まさかBL漫画からこんなに素敵なことを学ぶとは…表紙買いだったので、検索をかけたらまだそこまで有名じゃなかったことにびっくりしました。もっと評価されていい作品だと思います。