条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
hatsukoi mo nidome no koi mo
読んでて泣けて泣けて。なぜか涙腺が刺激されました。
はぁ〜いいお話でした。脱力してます。
最初どうなの?と思っていた二人の態度や姿勢が功を奏したといいますか。
ねじれた想いが記憶をなくしたことでフラットになって、素直に恋をできたというか。
一颯がこんなに史也に嫌われて気の毒でしたが、記憶をなくしたことでどんどんお互いに歩み寄り、史也も自分の思い込みや誤解を知って。
結ばれても史也には一抹の不安がありましたが、一颯が強い気持ちでしっかり回収してくれましたね!
二人がお互いの気持ちや考えを尊重して、余計なケンカとか意地の張り合いとかしなくて。相手の不安を取り除きケアをして。
史也の芯の強さや公正さや可愛さ。一颯の初恋も二度目の恋も実って良かった〜!
余談ですが一颯が記憶を取り戻して史也とのことを忘れたように見えた部分が切なくて。
竹内〇りあさんの「駅」という歌の歌詞を連想しました。
記憶喪失ものというワードの後ろに、イコール+何か言葉を付け足すとしたら、迷わず「切ない」を選んでしまうかもしれません。
相手が思い出してくれないことに辛くなったり、思い出せないことに悩んだりと、圧倒的に切なかったり苦しかったりする雰囲気の作品の方が多いと思うんですよね。
ところがこちらの作品はというと、もちろん切ない部分もありつつ、穏やかで爽やかな恋の香りがするではないですか。
ちょっとこれは新しいなと楽しく読めた1冊でした。
憧れの人を追いかけたつもりが、ひょんなことから現在ではその弟・一颯の秘書を勤めている史也。
幼い頃から付き合いがあったこともあって、幼少期の嫌な記憶ばかりが頭に残り、一颯に対してあまり良い感情を持ち合わせていないわけです。
ある日、話があるからと一颯に請われて会う約束をするも、待ち合わせ場所に来る途中で彼は事故に遭い、なんと記憶を失っていた…というもの。
一颯の静養先に出張という名目で付き合うことになり、彼の記憶の中にうっすらと見えるイメージを頼りに、2人で記憶を失う前の意中の人・恋人探しをすることになります。
前半は受けの史也視点で進むのですが、史也が語る幼少期のエピソードや、現在の一颯のちょっとした発言から一颯の気持ちが読めすぎるほど読めてしまうんです。
むしろ分かっている状態で楽しむ作品かもしれません。
あのですね、静養先の別荘で何気ない毎日を過ごす2人がなんだかとっても自然体で良いんですよ。
恋人探しをしていたはずが、良い感情を持っていなかった相手の良いところ探しもとい、良いところ見つけになっていくのが読んでいて気持ちが良かったですね。
恋愛面に関しては、一颯の気持ちは言わずもがな。
ただ、史也はちょっと急じゃないか?と思ったりもしつつ…
攻め視点の後半の一颯が非常にかわいらしい人だったのでこちらの評価で。いやもう、かわいいったらないですよ。
メイン2人のキャラクターがそうさせるのか、記憶喪失もののはずなのに、なぜか全体を通して盛大に惚気られたような不思議な感覚になりました。
文章は読みやすく、伊東七つ生先生の挿画も構図が素晴らしく美しいです。背景まで本当に素敵!
最後まで安心して読める柔らかなお話でした。
雑誌掲載時、好きだなぁ、と思っていたお話。
文庫化して、その後の2人を楽しみにしていました( ^ω^)
受け様は、社長秘書の史也。
攻め様が年下社長の一颯。
小さい頃、一颯に意地悪をされた記憶があって、プライベートでは断固拒否の壁を崩さない史也。
ある日、交通事故にあった一颯が記憶喪失になってしまい、しばらく別荘で療養することになり、史也はその付き添いをすることになる事に。
最初はぎこちなかった2人が、どんどん惹かれていく姿ににまにま(*´∀`*)
そして、恋人となった後に訪れる、記憶が戻ってその間の事を忘れる攻め様ってヤツ。
あの人はいなくなった、という喪失感、いいですね~(*^^*)
史也にとって、苦手だった一颯と記憶喪失中の恋人の一颯は同じ人なんだなっていう所が、なんだか新鮮に感じちゃいました。
で、書き下ろしですけど、大好きな攻め視点。
私が今まで読んできた記憶喪失ものって、結構記憶喪失中の自分に嫉妬とかしてたりしてたけど、一颯は違ってた!
むしろ、よくやった!的に自ら褒めてた(^_^;)
これまた、一颯にとって、自分は自分なんだなぁ、とへぇーとなりまして。
一颯の嫉妬は史也の初恋の相手である兄に向かっていて。
兄に、史也と付き合ってます宣言をした後の展開もなんだか私の予想を超えてきて、なるほどそうきたか\(˙꒳˙ )/
予想外の2人に楽しませてもらいました。
イラストは伊東七つ生先生。
しっとりとした色気のある2人でした(*^^*)
すごくツボにハマった作品✧*。社長秘書の史也は子供の頃やんちゃだった社長の一颯が苦手。彼に話がしたいと言われた矢先に一颯が事故にあって記憶を失くし‥というお話。
史也は元々人付き合いが不器用だと思うし、幼い頃の記憶もあって一颯に塩対応なのは仕方ない。一颯の静養に付き合う中で今の一颯に向き合えて良かった。
けど記憶が戻る事で恋におちた事を忘れられるのは辛い。史也の絶望に涙。
しかし、一颯の長年の想いは半端なかった!メモに残してたとか最高!再び恋におちた2人に感動でした♡一颯と恋におちてく史也がすごく可愛かった♡
伊東七つ生先生のイラストも柔らかくて可愛くて素敵。丸ごと大好きな作品でした(〃艸〃)
今回はビストロチェーン社長との社長秘書のお話です。
受視点で記憶を失った攻様の恋人探しをする顛末と
攻視点で恋人になった2人の続編を収録。
受様は町の洋食店から成長した
ビストロチェーンの社長秘書です。
受様の父と前社長は親友同士で母親2人も仲が良く
受様は前社長の息子達も含めて家族ぐるみで
お付き合いをしてきた事から
大学卒業後、前社長の誘いで入社し
昨年までは前社長の秘書をしてきました。
実は受様は長男に秘かな恋心を抱いていて
次の社長になるのは長男だと思って
彼を追いかけて入社したのですが
彼は1年前にステンドグラス職人を目指して退職、
社長のあとを継いだのは次男である攻様でした。
攻様は物怖じしない性格で
人当たりが良く人付き合いもフットワークも良くて
取引先にはすこぶる評判が良い社長ですが
受様にとって行動的過ぎて
ついていくのが大変な上司なのです。
プライベートでも友人や知人がとにかく多く
やれコンパだ飲み会だと出歩いているのですが
よく彼女にドタキャンされたと言って
ディナーに誘われるため、彼女がどこの誰で、
いつから付き合っているのかはしらないものの
あまり順調とは言えないお付き合いのようです。
とはいえ、受様は誰ともお付き合いした事がなく
攻様野兄の店に通う事くらいが楽しみなので
攻様の事をどうこう言えません。
そんなある日、受様は攻様から
「ゆっくり話がしたいから時間を作ってくれ」
と言われて休日に待合わせをするのですが
攻様は待てど暮らせど現れません。
何度か電話とメールをしても返信がなく
帰路についた受様でしたが自宅前で
攻様が交通事故に遭ったとの連絡を受けるのです。
しかも攻様は頭を打って記憶喪失になっていて
受様のことも恋人の事も忘れてしまっていたのです!!
果たして攻様の記憶喪失は一次的なモノなの!?
それとも・・・
雑誌掲載のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
若くして社長業を継いだ攻様と
攻様の秘書である受様の恋物語になります♪
大人しい子供だった受様は
昔からわんぱくだった攻様に苦手意識のあり
読者の目にはどう見ても
攻様は好きな子ほど・・・なタイプなのですが
攻様が積極的に受様名関わろうとする事の意味を
正しく理解できていません。
そんな時に攻様の記憶をなくし
受様の攻様の印象が変わっていくのです。
記憶喪失という出来事は有りますが
少しづつ互いを知っていく事で
そして変わっていく2人の恋の行方に
ドキドキしながら楽しく読ませて頂きました。
描き下ろしが攻視点で
本人視点ではなかなか見え難い受様の可愛さが
散見していて攻様がヤキモキする様が
すごく面白かったです (^-^)v
伊東先生のイラストもお話にぴったりで
とても良かったです。
萌寄りです。
作中にひょっこり顔を出す、彩東先生のユーモアがとても好きなんですが、今作は設定だけでもメチャクチャ切ないんですよね。作者様の作風のおかげか、個人的にはキュンキュン度はそれほど高く感じられませんでした。だからといって物足りないわけではなく、これが令和の記憶喪失BLか!みたいな新感覚を得てしまったというか…笑
幼馴染みもので、受け視点です。
主人公の史也は、不本意ながらビストロチェーン会社社長を務める幼馴染み・一颯の秘書として働いています。もとは一颯の兄・千慧付きだったのに、途中で千慧が転職してしまったから…。史也はずっと千慧に憧れていて、仕事帰りに彼のカフェに立ち寄るのが楽しみ。なのに、二人っきりの時間を邪魔するかのように一颯が割って入ってきて、彼女にドタキャンされたから一緒に晩ごはんしよう!と史也を誘ってくるのです。
冒頭からなんとなくわかっちゃうのよね、一颯の気持ち。でも、史也が一颯から改まった体裁でプライベートな呼び出しを受けた際、一颯が交通事故に…
事故のせいで部分的に記憶を失ってしまった一颯のために、なぜか史也は一颯の「彼女」もとい、「意中の人」探しに付き合わされてしまいます。子供の頃から暴れん坊でやんちゃだった一颯が苦手で、彼のことを避けまくっていた史也でしたが、事故後はすっかりカドがとれて真摯な感じになっちゃって、、一颯の変貌ぶりにドキドキしてしまうのでした。
展開は読めるけれど、全体を通して悲愴感は薄めで至って爽やかなんですよね。一颯本人はもとより、会長職に就いている橘川家のお父さんも千慧もさっぱりした人柄というか、攻め一家の男性陣が必要以上にネガティブにならずに、おおらかなんです。そこが読んでいてとっても気持ちがよくて。
なんといっても読みどころは二人が別荘で過ごすくだり。切ないっていうより、楽しそう…。まっさらな状態からやっぱり同じ人を好きになってしまうところに、恋の本能的な何かを感じてしまいます(なんかエロくないですか…?)。
史也の気持ちの変化がチョロい感じも否めませんが、ま、千慧への思いと比較がはっきりしたということで笑。意外にパイパンだったり、エチシーンの反応なんかは好みからは外れる受けなんですが(スミマセン…、パイパンが地雷なわけではないです)、受けに同調して読めたら攻めの存在感にすごく励まされるんじゃないかな。個人的にはカプ読みタイプなので、受けにハマれなかったのがちょっと残念でした。
ちなみに史也は書き下ろしでも別の方面でチョロさを発揮してくれます。そのおかげで二人の絆が深まったところでしょうか、、。
伊東七つ生先生のイラストだったので迷わず買いでしたが、ホント好きです。カラー絵が常に神…!本書の扉絵も素敵なんだなぁ。どちらもカメのトトがしっかり描かれていてホンワカ〜でした♪