描き下ろしおまけ付き特装版
DK to yakuza
敢えて書きたい、「お金がないっ」!
受けの咲くんがとにかく不憫で、毒親ママのせいで人生どん底な男の子なのです。
オークションで売られたりはしませんでしたが(ネタわかる?)ヤクザの攻め様、一巳さんに「身体で払え」と囲われてヤられてしまう…お金がなっ…!
でも大丈夫!
ヤクザのお家、良い環境です!
サブキャラなヤクザさんたち愛嬌があって好ましく、攻め様もとても素敵なお兄さんです。
親に愛されなかった咲くんの過去の思い出シーンは心が痛い痛い。可哀想だよう!と言いたくなる。
そんな過去があるので、ヤクザのお家で大家族みたいにみんなでご飯食べたり買い出しに行って「おかえり」と言われたり、一巳さんが頭を撫でてくれるのが嬉しい咲くんです→ヤクザに無理やりされるけど好きになってしまうことに対する説得力がある。納得。
一方の一巳さんも、実は過去に同じように親のせいでヤクザに追われて弟を逃したという経験があり…それで咲くんに優しいのね、弟や過去の自分と重ねてるのねってなってたまらなくキュンですよ!
そして、話が進むにつれて絵が洗練されていってるようで、単なるストーリーやキャラ萌えだけでなく作者様の日々の結晶、努力の結晶なんだなとも感じる…そこが尊い。
あまりヤクザモノ好きではない私でも「イイ」と思ってしまったので、ぜひ読んでください。
咲も一巳も母親に捨てられた。
咲が昔母親の気まぐれで買ってもらったロコロココミックをずっと持っていたというエピソードに胸が苦しくなりました。
どんなに辛くされても一度優しくされたというその記憶に縋り付いて生きていく。
咲は、とうとう母親に捨てられてしまったんですけれど。
一巳も同じような境遇だと知り、なんだか切ない。
世の中には、毒親がたくさんいるのかな、とBLとは関係ないところで胸を痛めました。二人とも幸せになってほしい。
さて、ヤクザの家に連れていかれた咲ですが、意外と居心地よさそうで良かった。食事をしっかり食べられるし、家に誰かいるというささやかな幸せに感激しているところが可愛いです。
一巳への信頼度も高まってきたこのタイミングでまさかの母親登場。
また不幸になっちゃうの?気になります。
続きを読もうと思ったものの、前に読んでからかなり経っていて内容が朧げだったので読み直しをしました。前に読んだ時よりも受けがすごくエロく見えて、あれ?こんなにエロかったっけ?と思っています。
初エッチから感度良すぎて多少の違和感はあるものの、ちょっとどうでもよくなるレベルでした。記憶の中では違和感の方が勝っていて、そんなに推せなかったはずなんですが、まっったく違いました。しかもめっちゃ無自覚で煽るのが性癖に刺さって最高でした。2回目とか特に良かったです。もはや主人公は「無自覚で煽るエロい生命体」だと言っていいレベル、これはもう天性の才能を持っていると思います。
こんな状況にあっても全てを投げ出したりとかしないので、素直でいい子だと思いました。なんだかんだ状況を受け入れちゃうのも健気な感じがするんですよね。逃げられない関係の中で調教されていっちゃって、ちょっとなんか……かわいそかわいいというか、チョロいというか。……一人でアナニーしちゃうし、1巻でほぼ絆されてるし、やっぱりチョロいですね。
個人的には、描き下ろしのお話が好きです。本編では受けのことが好きなのかいまいち分かりづらかったのですが、攻めの心情がよく表されていてよかったです。読んでとても安心しました。
思えば主人公が一人でアナニーしてる時にかかってきた電話の会話も、攻めの嫉妬と愛を表してたんですよね。個人的には受け入れがたかったんですが、読み直して理解しました。主人公は正確に理解して受け止めてたので、それはすごいなと思いました。
少し悩みましたが、やっぱり本編では愛を感じづらかったのが個人的にはマイナスで萌₂にしました。
1巻ではまだ相思相愛にはなっていませんけど、両片想い(?)ぐらいで終わります。
毒親に借金背負わされたうえに捨てられた(置き去りにされた)超不憫なDKの話。見た目はグレてるけどお母さん大好きっ子なのが切ない。
893に(借金のカタに)拾われて、愛されて、幸せになるエンドだと思うんですが・・・(そうあってくれ!)、1巻だとまだまだ、というところです。
そして、どうやら893様も、元からの跡取りというわけではなく、子供時代にいろいろあったようで、、不器用キャラクターだらけなので拗れそうな気しかしない。
可愛いDKが愛人(仮)にされて毎夜可愛がられるという設定に惹かれて購入しました(半分エロ目的)が、ラブラブセックス♡までの道のりはまだ遠そうです。
作画がちょっと荒いのが気になりますが、刺青がセクシー。