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hyousetsu no ouji to kami no sinzou
レビュー遅れました。改めて見たら、もやるとこ?があったので、評価が分かれたんですねーーーでもそれ、ありでしょ?否が応でも跡取りは確保しないと。素知らぬふりでするっと幸せになりました。じゃ、国が成り立たない。みんな違ってみんな良いのよBLは。
ロシェ兄さまをこんな子供の頃から好きだったのね。イスハン凄い!よく頑張りました!結婚前も結婚してからも、次々と来る難題を乗り越えて。彼の愛情が切ない。そして寿命が延びてしまったら、イスハン&ロシュは、みんながいなくなっても生きるのだろうか?
尾上先生、続きをお願い致します!
シリーズ1.2の主人公リディルの兄上ロシェレディアと、その夫であり大国の王イスハン。前作でも大活躍だった2人の出会いと生まれながらの運命に抗うです。
大国に嫁ぐために姫として幽閉されながら暮らしていた10歳の王子ロシェレディア。自国の王子でありながら兄王子に追われる身のイスハン。幼い2人が出会い、少しずつ恋心を募らせていく展開にときめきます…。
襲いかかる運命に抗いながら、絆を深め合う2人は前作の弟夫夫以上にドラマティックのように感じました。
前作未読でも楽しめますが、既読の方がより楽しいかと!
イスハンは神の心臓を手に入れることにより普通の人の10倍遅く年を取るんですよね?
てことは、皇太子の方がイスハンより先に死にますよね?
跡継ぎいなくなりますよね?
··ロシェ❨と読者❩にあんな思いさせてまで後宮作った意味ありますか?
あのエピソードに関してはモヤりながらも皇帝になるために仕方ないと思ったのですが。
その後の初夜で、女に思い入れはなく「ロシェだけが欲しい」っていうイスハンの気持ちは十分伝わりましたし。
でも、後に神の心臓のエピソード持ってくるならあれは何の意味があるのかと考えてしまって。
作者によると本編はもっとボリュームがあり、限界まで削ったそうなので、それなら後宮削って他を掘り下げてほしかったです。
イスハンとロシェの物語はすごすぎて、二人の偉大さを実感できて、英雄伝を読んでいる気分になった。お互い想い合ってるところが切なかった。数年後、実体をなくしたロシェはイスハンと触れ合うのが満月だけ。こんなに好き合ってるのに満月しか会わないなんて悲しい。
確かに、イスハンが後宮を抱えた。後宮に、百人の女を集めた。それはアイデース帝国の慣習だそうだ。子を作りしている間にイスハンはロシェと会わない、閨で勃たなくなるから。胸がキュンとなっちゃう。
子供は三十人くらい生まれてから翌年に後宮が閉じた。
アイデース帝国の王族はイスハンしか残らなくて、継承する親族はいなかった。だから状況が厳しくて皇帝として責任がある。ロシェが悔しくても受け入れるしかできない。
賛否両論あるようですが私はフルスイングアウトでした…
2人の出会い、少年イスハンの恋心、秘密の逢瀬にニヤニヤし、終盤の展開は息をするのも忘れて入り込んでしまうほど素晴らしかった。
しかし後宮のくだり…
立場や状況を鑑みて、その後のロシェの割り切りを目にした上でも、仕方ない事だったとは個人的に感じられなかったです。
イスハンの「お前が男ならば男がいい」って台詞、なんだったん?
ロシェに男であることを後悔させるような事するなら言わなかった方が良かった。
ロシェの顔を見るとたたないっていうのも…
兄弟間でころし合うという壮絶な体験をしてるのに、そんな繊細な男が自分と同じ思いをするかもしれない子供を作り出す為にはたつんだ?と思ってしまった。
後継について今回触れる必要あったのかな…
後々問題になるとしても、あの設定なら実はまだ弟妹が存在していて…ってなっても不自然じゃなかったのにな。
前作からこの2人の物語を切望していて、ストーリーも本当に素晴らしく続編も期待出来る内容だっただけに、地雷を越えられなかった自分がとても悔しいです。
いきものがかりさん
コメントありがとうございます!
仰る通り、私もこのエピソードを入れるならもっと深く掘り下げてほしかったと思います。
条件を突きつけられたイスハンの苦悩や、ロシェが同じ王族として理解を示し完全に納得した描写でもあればまた違ったかな、と。
あそこに至るまでは瑞々しい初恋を微笑ましく見守る気持ちでいたので、急転直下といった感じで…
最後まで引き込まれる壮大なストーリーが最高だっただけに、何故?という気持ちが大きいです(泣)
もしも続編が出るとしたら是非読みたいので、それまでにどうにか自分を納得させられたらいいなと思います。
凄くよくわかります!
私は「仕方ない」と飲み込めた方なんですが、このエピソードが(中途半端に)入ることにより、ひたむきにロシェだけを求めたり良き国のためにがんばるというイスハンの像が汚されたような気がします。
入れるなら入れるできちんとイスハンの苦悩やロシェへの救済があった方が良かった。
神評価の方でもこのエピソードなくても良いといわれてますからね。
リディルの兄であるロシェレディアのことは前作でずっと気になっていたので、イスハン王との馴れ初めが読めるのは嬉しかったです。
ロシェも男なので嫁ぐと命がない可能性がある中で、兄弟から命を狙われているイスハンと出会い、シンパシーからに恋心へと転じていく流れが美しく描かれていて序盤だけでも心臓が鷲掴みにされました。
イスハンに嫁いだ後も苦難の連続で、そもそもこの一冊は全体的に重くるしい。その中でイスハンとロシェの愛が鋼を鍛えるように強固になっていくんです。リディルたちのような甘さはないけれど、すごくいいカップル。大好きになりました。
この話を読んだ後に二作目を読み返すと解像度上がりますね。
ロシェの体のことはいつか元に戻って欲しいと願わずにはいられません。
皆さんも言及している賛否のある後宮のことですが、ロシェは長子=家の存続について幼い頃から身を以て知っていたから、不満はあるのでしょうが割り切ったのだと思います(自分がイスハンと結婚できる条件だったでしょうし)。国を守るための矜持を持っているからだと解釈しています。
好き嫌いが別れる作品のようだけど、
例えば「碧のかたみ 」のように、先の結末が分かり切った悲運でも、
波乱の合間に咲く恋花を描くのが尾上先生は上手いです。
⓶花降る王子の婚礼1 リディルがイル・ジャーナに嫁ぐ
③雪降る王妃と春のめざめ 2 リディルがアイデース国に行く
①氷雪の王子と神の心臓 3 ロシェレディアがアイデース国に嫁いで、リディル誕生
物語の時系列で行くと、上記のようになるので、今作を読んだ後、
先の二巻を再読すると、なるほど・・と物語の世界観が広がります。
リディルが普通に育ち、幸せな結婚を掴めたのは、
ロシェで経験した母の悲しみがあったからだと分かる今作。
リディの大きすぎる魔力を、背中に石を埋め込んで封じる母。
第一王子の大魔法使いのロシェレディアは、
魔力が強すぎて 生まれてすぐから隔離、幽閉されて育つ。
人の温もりを知らないロシェ。 母は、ずっとロシェが不憫で泣いていた。
偽装「略奪婚」で相愛のイスハンと結婚できても、波乱続きで苦労の連続。
課せられた厳しい運命、何度も死を覚悟しても、ロシェは諦めない。
最善を尽くして必死で生きる。
動乱の中で、二人が信頼と愛を育んでいく純愛物語、素敵だと思ったけどな。
中途半端な所で終わっているので、続編の用意があるのじゃないかと。期待。
表紙のロシェに寄り添う夫王が、スゴイ悪人顔。
顔が良くない夫王は、常に説明不足。ロシェを溺愛して意地悪じゃない。
王権と王の呪いを継承した心労で、ギリギリの顔なんだと思う。
ロシェは伏し目、
夫王の呪いの解除を祈っているのだと思う。二人を囲う氷。
今作も、yoco先生の表紙イラストは、内容を示すダイジェストだった。
覚えにくい名前の「ロシェレディア」って、どういう意味なんだろう?
賛否が分かれる作品だとつい『賛』の気持ちをお伝えしたくレビューを書きたくなってしまいます
後宮の件ですが
イスハンがたったひとつ叶えたかった願いはロシェとともにあること
そのためには自らが皇帝になるしか道はなく彼はその過酷すぎる使命をロシェのために受け入れる覚悟を決めたのだと思っています
国と民を守ること、皇室の血を残すことは彼の義務。前々皇帝の兄弟もほかの皇子たちも全て殺され自分以外に血を継ぐものがいない中で、ロシェを心から愛しているのにそれ以外の選択肢がなかった彼の心中は察するにあまりあります
そしてもしも先にロシェを抱いてしまったら多分子どもは作れなかっただろうと想像に難くありません
その辺りの苦悩をイスハン視点で読みたかったというのはありますし、書いてくださっていたら『否』の評価は少し減ったかもと思わなくはありませんがBLとしては蛇足になってしまうかもしれないので難しいですね
私はこのシリーズの世界観、歴史や呪い、魔法などの設定の緻密さや描写の美しさ、魅力的なキャラクターなどBLの枠におさめてしまうのがもったいないと思うくらい大好きで、何度も読み返してます
今作を読んでまたリディルの方を読みたくなりましたし、ロシェが身体を失うに至った過程を知りたいと思っているので続編が出たらいいなと心から願ってます
シリーズで一番好きだ~~!!と鼻息荒く、こちらに立ち寄ったところ、評価が分かれていて「お!?」とびっくりしましたが、なるほど、なるほど、あの問題でしたか…と納得しました。私は、こちらの”末っ子長男CP”が弟夫夫よりも好きすぎるので(氷>花でした)、あの問題はもちろんモヤっとしましたが、全体として素晴らしかったです。続き щ(゚Д゚щ)カモーン!!
そもそも私があんまりファンタジーファンではないので、、こちらのシリーズがめちゃくちゃ好きか?と問われたらそういうわけではなかったのですが(汗)、そんな非ファンタジーファンすら惹きつける尾上先生の端正な美しい一文一文からなる壮大なストーリー、その筆力に圧倒されっぱなしでした。小説読んでイメージを旅するってこんなにも楽しい!と、ウハウハしちゃいました。
今回、攻受の出会い、試練、エロ、日常、全部ツボでした。特に何度も繰り返し反芻される出会いの場面は、ボーイミーツボーイ史上最高(あくまで個人基準)の名場面と言ってもいいかな~と思えるくらい好きでした。
少年同士(つても片方は完璧に勘違いしてたんだけど)の友情(初恋?)から始まった流れが美しくて、だからこそ、やっぱりどこかしらいつまでも濃厚な友情の延長みたいな雰囲気に萌3。
七夕様みたいに年1くらいしか会えなくて、ときどき受に手紙で冒険譚を送る筆まめな攻とそれを繰り返し読んで外の世界への憧れを募らせる受、二人の交流が可愛いかったです。
そんな初心なふたりが、政変に巻き込まれ、否応なく大人になり、政略結婚をぶっ壊す秘密の共犯者になり、同志のような絆で結ばれながら、さらに誰よりも大切に想う愛情が上乗せされてる関係性に萌え転げました(なんなら忠実な家臣より…というのは、お互いがいない人生は意味がないという魂の共通認識なので、他人が影響しないレベルなんですね!)。やんちゃさは拮抗しつつ、体力お化けで前戯が長い攻と食いしん坊で快楽に素直な受っていう性質も好きすぎました。そしてエロの描写が最っ高にエモエモ!!
というわけで、最後にモヤる問題について、作品世界を構成する要素の一部としてうやむやにしなかった先生の胆力に敬意を表す意味でも”神”です。
面白かったとしか言いようがないです。そして流石の文章力でした。尾上与一先生流石です。
読む前に他の方のレビューを読んでしまったので、後宮問題に自分がどんな気持ちを抱いてしまうのかと心配になりながら読み始めました。
やはり嫌な気分にはなりましたがイスハンもロシェレディアも王族なので、2人だけの気持ちだけではどうにもならない事を覚悟していたから乗り換えられたのだと思いました。
多分ですが受け付けられない方は、どうしても「花降る王子の婚礼」のグシオンとリディルのカップルの場合と比べてしまうからじゃないでしょうか?
あちらはそもそも国の規模もお国事情も違うのと、時間も少し後のお話なのです。
何より子作りのお勤めから開放されたイスハンの喜びが全てを物語っていると思いました。
イスハンは何よりも誰よりも、ロシェレディアを求めているんです。
そしてそれは神の心臓を手に入れた時の、イスハンの喜びの理由が証拠だと思うのです。
イスハンもロシェレディアのキャラもとても魅力に溢れていて、このシリーズが更に大好きになりました。
交わることの無かった2人の奇跡の出会いからの急展開、イスハンの側近の裏切りも含めて凄く面白かったんです。簡単に物事が運ばない所に読み応えがありました。
まだまだ若い2人がお互いに愛し合って、支え合っているのが好感が持てました。
これ、まだ続きますか?出来ればロシェレディアとリディルが再会するまでのお話を書いていただきたいです。よろしくお願いいたします!