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osozaki no omega
大正時代もの!ということで、手に取ってみました。
大正時代のノスタルジックな雰囲気、この時代の洋装の特別感も端々に感じられました。
タイトル、帯で大いにネタバレしてるようにそのまんま王道な展開でしたが、燈耶の行動や親の身勝手さのなんで?に関して、後できちんと意図が説明されたのは、そうやったんか~って、感心しちゃいました。読んでる時は、悲壮感や切なさ通り越して、は??何しとんの?って憤りが勝っちゃいましたが。あの状況で依はよく待ってられたなぁとそこにも感心。
オメガの生きづらさや攻め以外の他の客との描写もあるものの良いお客さんだし、周りも優しいし、娼館といえども比較的平和な世界。
依の外見が髪が長く、娼婦用の着物なので女性的に見えるのも気になったけど、最後に燈耶の長い髪への性癖?を見て、それ分かる!!となったり、最終的にはスッキリ良かった良かった!です。
大正時代と身分差、この二つのワードに惹かれて購入しました。
悲壮感が漂い、男娼になった受けは攻め以外の男にも抱かれる描写があるので、苦手な方は避けたほうがいいかもしれません。
以下はネタバレあり感想です
オメガに対してまだ偏見のある時代で、受けが料理人として働いているカフェも夜となると娼館になってしまう。
オメガに抵抗感がありながら、攻めの告白(未満)きっかけでヒートになり、そこで自分がオメガだと気づく受け。
オメガであれば、育ってくれた叔父のカフェを跡継ぎができなくなるが男娼となる決意する受け。
攻めの受けへの気持ちはわかりやすいが、受けが攻めへの気持ちに自覚するまで少し時間がかかりました。
やっと両想いがわかったあと、攻めは理由もなく一度消えます(あとから、親にオメガである受けとの結婚を許されるため、頑張って働いてたというよくある理由)
よくある物語の設定で、ある程度読める流れ、約束されるハピエンなので、悲愴感が漂っていても攻めが急にいなくなってもそこまで動揺しない自分がいます。
よく言えば落ち着いて読める一冊、悪く言えば作品に引き込まれなかったです。
しかしこちらの作品だけではなく、秋芳ぴぃこ先生のオメガバ作品もほぼ全部読んでるが、相性が悪いのかどれも引き込まれることなく、ちょっと切ない描写があっても結構あっさり読めます。
和と洋が混ざり合う時代の娼館!!オメガバース!!SUKI!!と表紙買い
ストーリーはオメガバースで娼館ものだけど内容があっさりしているのでサクッと読める。
絡みも濃厚じゃないし題材の割に悲壮な感じもないので初心者にも読みやすいのかなとか思った。
受けちゃんの襟足長めの黒髪というビジュアルは満点でした。