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犬之王
石原理の『カリスマ』は初期作品で若干粗が目立っていました。
それゆえの面白さ(荒削りな魅力)も勿論ある。
しかし未消化な部分があり、絵も当初は華やかさに欠けていた。
その『カリスマ』に続編が…!
嬉しいなんてもんじゃない。
今の石原理が描く『カリスマ』の世界。
これは絶対面白い。
『カリスマ』が《父》をテーマにしていたのに対し、
今回のテーマの基調は《母》。
タイトルの犬の王、とは
暗殺者の一族・彩家の後継者を指します。
それにアーチャーやコーキがどう絡んでいくのかは
これからのお楽しみ。
物語はまだはじまったばかりです。
いつまでも待つから作者にはじっくり描いて欲しい。
受け・攻め項目記入でちょっと困ってしまった。
受けとか攻めとかじゃない作品というか…。
ジャンル区分も難しい。
良い男たちがよりどりみどりでしかも
どいつもこいつも妖しいんで、
間違いなく美味しいんですけども。
ストイックな雰囲気です。
初期の『banana fish』みたいな。
私の個人的な一押しはジガーとアーチャー、です。
悪のカリスマ、スカーフェイス・ジガーの寄せる
執着がたまらん。何をしているという訳でもなしにえろい。
運命共同体、アーチャーとコーキも勿論最高です。
ご馳走様です。
ニューヨーク市警のコーキと、ストリートギャングのカリスマ的存在であるアーチャーのラブストーリー。
「カリスマ」シリーズの続編で、2人の関係は曖昧なまま終わったけどちゃんとこの二人のラブストーリーなのかな?と心配でしたが、どうやらそうなっていきそうなのでよかったよかった…。
「カリスマ」を読まないと完全にわからない内容になっているので、これ単品で読むのは難しいと思います。
「カリスマ」で出ていたキャラクターがオールで登場しています。
しかも新キャラが続々と出てきて、こんなに出したら収集つかせるのが大変そう!
けれど、前作とは明らかに違うのは作品の雰囲気です。
前回がドロドロ・シリアス・バイオレンスだったのに対して、こちらはかな~りコメディーチックに展開して…正直驚きました。
これなら暴力がNGな方にも大丈夫な安心感がありますが、でも前のノリが好きなら若干戸惑うかもしれません。私は戸惑いました。何て言うか、大事なシーンも少し明るく軽く感じます^^;
カリスマのラストからの続きで、少年院に送られることになったアーチャーが拉致されます。
つれてこられた先は中国の暗殺一家の隠れ家。このお家騒動にまきこまれていくお話ですが、謎が多くちょっと分かり辛い箇所もちらほら。
そしてそのアーチャーを追うコーキ。
コーキも前作にくらべ、キャラがやわらかいというか、天然ぷりがでていて、コメディ調になっている気がします。
しかし未だに居場所や存在意義を探しているようなアーチャーに対して、コーキも未だに苦しんでいます。
暴力屈する人間は少ないと主張する前向きな正義感の持ち主のコーキと、暴力に屈する人間は多いと主張する、目的のためならためらわず暴力をふるえる神経の持ち主のアーチャー。
この正反対の存在が今度こそなんのためらいもなく愛し合うまでに至ってほしいなぁと思います。