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tsumetai taiyo
恋を知らずに遊んでいる男は硝子の様なものです。
怜悧に見えますがそれは恋していないせいで心が
揺れないから。
そう言う男が惚れられて不器用に手探りしながら
恋心を見つける物語、と言う感じでしょうか。
恋に落ちてグダグダになる攻もまた一興と言う事で。
併録作はバンドのソロ活動を巡るボーカルと
ギターの恋の駆け引き。
高成は、キラキラしてて女を切らしたことがないほどの男前。でも性格は俺様で、そんな不遜なところが魅力でもあります。その彼に恋心を抱く藤井智、トモは、勇気を絞って高成にアタック。
しかし、高成は、「それ、罰ゲーム?」と最初は一蹴します。トモが 「本気。」というと、トモの唇やわらかそうとかいって、キス☆
ここからがトモの受難。経験もなくて、ウブで、でも高成のことが好きだから何をされても逆らえない・・・。いや、本当にかわいいです。
そのかわいさに、高成も徐々に今までとは違う恋を知り、どんどん嫉妬深い男になっていきます。
受けのトモが純朴な青年でやぼったい。そんなトモに高成が未知の快楽を与えていく、結構ハードな内容で、大満足でした。ごちそうさま!
女遊びの派手だった「攻」が、自分を束縛しないけれど一途な「受」に少しずつハマってく...そんな感じでしょうか。
始まりはアレヨアレヨという感じでしたが、少しずつ心が通い始める当たりやライバルがでてきて「攻」の心が穏やかでなくなる辺りから面白みが増してきます。
それにしても「攻」は芯から冷たい男だと思う。
あまりにも周りからチヤホヤさせられ自分から求めなくても女に苦労しなかったせいか、思いやりや愛し方を知らない「攻」タイプの人とのロマンスは長続きしなさそう。
初読み作家さんです。
表題作シリーズと短編が1作品収録されています。
表紙のいかにも肉食系の攻め様が気になって読み始めたのですが、中身の絵は表紙の絵とは少し違いました。
それもそのはず、表題作シリーズは全部で4つの短編のシリーズなんですが、そのうち3作品が98~2001年に雑誌に掲載されたもので、ラストの1話だけが2007年に発表されたもののようです。
最初の3話は絵が少し古いかなとは感じましたが、私は嫌いではなかったです。
最初のお話では攻め様が冷淡に思えたんですが、それが徐々に受け様にのめり込んで、あれあれ?結構甘々じゃんwという展開でした。
こういう攻め様、私は大好物なんですが、攻め様との恋は報われないと思っている受け様視点で描かれてるので、ストーリーとしては切ない印象の方が強く残る。
攻め様が変わっていく様子を攻め様視点でもっと読みたかったかなと思いました。
同時収録の作品は、既に恋人同士になっているカップルのお話のようで、以前に発売された単行本に収録されているお話の後日談みたいなんですが、どの単行本に収録されているかは分かりませんでした。その以前のお話というのは「エターナルメロディ」というお話だそうです。
私はそうとは知らずに読んだのですが、なんとなく続編っぽいと感じながらも、特に問題なく読めました。