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akogare no hito ni ubaware mashita
同僚リーマン同士。
営業の才能もあるのに何故か事務員をしている攻めと、営業マンで奮闘している受け。
EDである受けを攻めが助けてあげるうちに…というお話です。
タイトルや表紙のイメージから攻めがリードするかと思いきや、性格が受けっぽい印象でした。
穏やかで優しい雰囲気の持ち主で受けを支えてくれます。
特出したものがなく、可もなく不可もなく…。
強いて言うなら、攻めの友人がとてもいい人でした。
記憶には残りにくい作品でした。
主人公の椎名くんが新卒のわりにとにかく子供っぽいです。恋愛に対する距離感や言動が中高生っぽい。一生懸命で凄く良い子なんですけど、23歳には見えなかったです。
攻めの桧山さんは過去の恋愛で何かあったんだとは思うのですが、セリフのない軽い回想はあっても本人の口から語られる事も特に無く……。
別に語られなくても良いんですけど、椎名くんも過去に恋愛で何か悲しい事があったっぽいのにそっちも語られてなくて、どっちも語られないから気が散るというか、不完全燃焼という感じです。
だったら椎名くんはただ新卒で苦労してる程度にして、ネックを桧山さんの恋愛の辛い過去のトラウマだけに絞った方が良かった気がします。椎名くんがEDである意味も無かったので。
途中で出てくる高輪も桧山さんの過去を匂わせるわりにやっぱり特に回収されるわけでも無く。
「よほどの覚悟が無いなら関わらない方が幸せだぞ」
と釘を刺されるんですけど、そこまで覚悟が必要な過去でも無いような気がするのと、その後高輪が「過去の失敗に囚われて殻を破れないなんてくだらないと思った」と言うんですけど、「覚悟が無いなら関わるな」と「失敗に囚われててくだらない」がかなり矛盾してるように感じました。
椎名くんと桧山さんがお互いを好きになるきっかけも無いので……せっかく何度もデートをしてる描写があるんだし、そこをもっと生かせばいいのにそこでも特に何も無く。
桧山さんが何を考えてるのかが曖昧すぎるというか、桧山さんが椎名くんにドキッとしてるシーンが無くてずっと淡々としていて、気付いたら両思いになっててよく分からなかったです。
全体を通してキャラクターの性格や心情に一貫性が無い感じでした。
表紙の桧山さんがかっこよくてもっとグイグイくるキャラクターなのかなぁって期待して読んだんですけど、読んだら逆だった…という感想です。
評価を下げてしまってすみません。
何となく絵が綺麗だな、と思って購入しました。
表紙だけでなく、全体的に綺麗で読みやすい絵柄で好きでした。
内容はちょっと淡々としていました。
過去の恋愛でEDになってしまった新入社員の朋由と、会社で頼れる先輩の桧山さんは、酒に酔った朋由の介抱から、エッチな流れになってしまいます。
とは言ってもEDの朋由が、桧山さんに触られて復活し、抜いて貰うだけです。
朋由側の話は何だかあっさりで、引き摺っていたEDもすぐ解消され、先輩の桧山さんに憧れている所から、恋心を持ち告白するまで、あっという間に進んでしまいます。
桧山さんは、割り切った関係しか持てないと、振ってしまいますが、微妙に執着のようなものを見せたり、朋由とデートのようなものをしてたり、ゆっくり関係が進んでいるようにも見えるのですが、何だかはっきりしないのでヤキモキします。
割り切った関係しか持てなくなった理由も、何が起こったか分かる程度には描かれますが、これまたあっさりで、共感する暇がないです。
当て馬もといキューピットの高輪が、引っかき回してくれなかったら、くっつかなかった?位のあっさりでした。
朋由が健気に好かれようと努力しているのは、応援したくなったのですが、恋愛の盛り上がり部分はあっさりで、いつの間にかくっついていたかのような置いてけぼり感ありました。
過去のツラい出来事を忘れるため、いつもがむしゃらに仕事に励んでいる朋由。
彼女にフラレたことや就活に苦戦したことにダメージは受けても
腐らず未来に希望を持って頑張っているけれど、その頑張りが空回りしてしまうことも。
そんな自分を振り返っていると、先輩の桧山は優しく頭を撫でてフォローしつつ認めてくれて。
そんな桧山に憧れを持ち始めるところからふたりのお話は始まっていきました。
ED気味だった朋由がそれを相談したことで身体の関係(というか抜いてもらっただけ?)を持ち、憧れから恋へと変化するわけですが
朋由が気持ちを抵抗なく自覚して即告白する流れはややあっさりしていたかなと感じました。
そして、割り切った身体の関係しか持てないからという理由で桧山は朋由からの告白を断るのだけどその過去エピソードは回想シーンのみ…。
桧山の過去はわりと重要だったと思うのでサラッと流れてしまったのはすごく残念だったなと思いました。
ふたりが付き合うまでが丁寧に描かれていたのは良かったけれど、緩急のない展開に物足りなさがあったかなと感じました。