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ou wo suberu unmei no ko
3冊目。前作で真名をルストに返して死を選んだリオ。
でもウルカの神がリオと2番目の土人形ユリヤの命を救い目覚める。
魔女に奪われた土人形再生方法を記した禁書を探しに、新たな旅が始まる。
今回は1人目から3人目のリオまでの土人形の話や、
フロシフラン王国が出来た歴史や十六代国王ハラヤの謎が明かされていく。
そして、核心は二柱ウルカとエラドの神竜。
この説明が膨大で、でも話を進めるには必要不可欠な回であったと思う。
それを樋口先生は、間にちょっとした出来事を挟みつつ、
また、ルストとリオの心のすれ違いを描きながら、
読者を飽きさせずにまとめてくださったと思う。
これが少しでもバランスが悪いと、退屈になってしまっていたと思う。
そこは樋口先生の文才の成せる技。
*ここからネタバレ
ルストが急に狂気じみた感じになってしまったことは、
正直最初は違和感があって、「そんなキャラだった?」と思ったが、
読み進めていくうちに、ルストとリオは表裏一体の関係であり、
オメガバで例えるなら「運命の番」的なものだと思った。
狂ったように相手を求めないといけなくなる。
それがルストとリオであり、ミカエルとルシファーや、
大日如来と不動明王の関係のようなものだと感じた。
(どちらも元は一緒)
そして、後半、それが事実だったと判明する。
ウルカが一人だと寂しくて自分を二つに分けエラドを作ったということ。
今後の展開はもちろんリオが死なずに昔のように
ウルカとエラドが選んだ王と妃として過ごすようになるまでだが、
あと1冊と言わず、続いてほしいなとも思う作品。
ここからは自分の疑問点。
ウルカは強く逞しく、エラドは愛情深く聖母のような。
そんな印象を受けたが、魔女を生み出したのはエラド?
魔女は一体何をしたいのかがはっきり分からない。
魔女はエラドの心臓を使って土人形を作り、ルストを惑わせて、
天下を取りたかった?
ハラヤはなぜ花嫁を殺した?(花嫁は男性のような感じ)
ウルカもエラドがそんなことになって自分が分けたのに
民の意見を聞いてしまって、なんとかしないのはなぜ?
まだまだ謎があるので、どうか丁寧に最後まで描いて欲しいと思う。
今回も謎が謎を呼んで、説明が多いのでBL感が少し薄いのと、
ページ数も多いので、疲れてしまった読者もいると思うが、
私は最後のハピエに続く大切な伏線回としてとても読了感があって
やはり神評価で満足^^
先生素晴らしい作品をありがとうございます!
二人がどうか幸せになってほしいと願います。
2巻の終わりがアレだったので、リオにとって苦しい展開になるだろうとは想像していました。
でも何て言うか…ここまで苦しくて辛い展開になるとは思わなかったんです。
せっかく生きているんだからリオ諦めないで!生きて!と何度も心の中で叫んでました。
リオを取り巻く全てが絶望的で、辛くて悲しいのだけれど、刻々と明らかになる事実と謎解きのような展開が面白くて、リオもルストもフェルナンもアランもとても苦しんでいるし、何なら読んでいる自分も苦しいのに、読ませてしまう力が樋口美沙緒先生にはあると思いました。
第二王子のユリヤの死によって、せっかくリオの目が覚めたというのに、またとんでもない展開が待っていました。
次巻ではリオもルストも幸せになれるように、ウルカの神に祈りたいと思いました。
2巻の終わりで衝撃的な終わり方をしていましたが、とりあえず、リオは期間限定で生きながらえる事が出来ました。しかし、残ってる命は生き返ったユリヤと100日も満たない日数しか生きられない。
3巻では、リオがこの期間限定の残された命と、自分の命の価値、生きることの意味、幸せの意味。延々と考えながら旅をします。北の塔の謎、そこから、魔女が先王の妃になって何をしようとしていたのか?目的を探る為に魔女の行動を辿って、国のあちこちをルスト、フェルナン、ユリヤで見て回ります。
北の塔の謎は建物や街並み、とても興味深く、魔女とこれから戦う為に重要になるであろうキーパーソンが現れます。実際にこのキーパーソンは読んで確かめでください。
旅の途中で1日1日、リオ残りの命が短くなっていく様子は、元から自己肯定感が低いリオでなくても、読んでる読者も辛い部分ではありました。しかし、そこにユリヤを登場した事で、その先の見えない絶望感がかなり軽減されていました。ユリヤは本当に癒しでしたし、ユリヤなしではこの本は読めない!って思いました。心臓が無いので、自分の命に拘らない分、真っ直ぐな感情をリオにむけます。旅の途中、ゲオルグやルースの実家のある領地を訪ねたりもあって、2人が登場する訳ではないですが、その土地ならではの話があって、よりこの2人を理解できたのも面白く思いました。
魔女の謎も少しずつ解って来る部分もあり、最後はいろいろと本当のクライマックスを迎えていますし、ユリヤがラストどうなるか?は、読んで確かめて欲しいです。
ユリヤとの交流やリオの育った故郷にも帰ってセスの墓参りをしたリオ。セスの人生は幸せだったのだろうか?そういったずっと心のでモヤモヤだった物が最後、リオは心が千切れそうになりながら決着出来ている様なきがします。
ウルカの神の謎もわかってきた部分と謎の部分がまた出てきたりで、最後はいよいよ魔女との直接対決に入るところでまたまた衝撃的なラストで終わっていますが、
続編、待ち遠しいです。
ルストとの事に全く触れてないので付け足すと、死を覚悟してこれが最期と抱かれるシーンは切なかったです。
3巻目は、次巻に続く経緯説明の様な構成。
複雑な展開で、面白かった。
夫々に成し遂げたい願いがあって、理由がある。
想いを果たす動機と手段が問題だ、といった寓話調。
次巻を早く読みたい。
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心に残った部分のメモ。
神の気まぐれ?で、3体目の土人形、リオは復活。リオの外観は本来に戻っていた。
土人形2号のユリアにリオの寿命を半分譲り、ユリアは心臓が無いまま復活。
リオは、1号と2号の記憶を取り込み、過去を知る。
魔女の母と外観そっくりに造られた2体の土人形、傍には黒い竜=黒い竜神が居る。
1号と2号は、「王子を近づき、真名を奪え」と母から密命を受ける。
土人形の寿命は心臓を入れてから10月10日の設定。
2号は、1号と同時に造られて、1号が消えるまで待機。
1号は、「ユリア」という名の連れ子の第二王子になる。
1号は、王子の目の前で寿命が尽き、2号に心臓が移される。
・・土人形2号は、1号から心臓と記憶を受け継ぐので、
1号の「王子を悲しませたくない」という思いも引き継ぐ。
魔女の命令に背くユリア2号から、魔女は心臓を抜き取り、3号(リオ)に移す。
2号の抜け殻を、王子に悲しみを与える為に保存する。
・・・という経緯の説明が前半。
後半は、旅。
「せめて誰かの役に立つ事を残して消えたい」と
土人形3号のリオは1号と2号の記憶を取り込み、90日の命をどう生きるか悩む。
「塔」から無害の証明を受けて解放。
リオは魔女と共に消えた禁書と先見師を探す旅に出る。
会話なしでリオの気持ちがわかる2号のユリアは、「リオから絶対離れない」と譲らない。
リオ達二体の土人形は、夫々が別の人格を持つ意識体。
巻末は、リオは考えが錯綜してグチャグチャ。
土人形2号は、優しいリオの傍に居たかっただけと分かる。
・・あの魔女は悲しい存在を幾つも作る鬼。
リオが受け継いだ「土人形の心臓」は、元々誰の心臓だったのかが、鍵。
次号は鬼魔女=リオの母と対決になりそう。
麻々原絵里依先生のイラスト、作画に力を抜いているような??
2巻で記憶を取り戻したリオが真名をルストに返し自ら命を絶ってしまい、絶望的な気持ちになっていたのですが、リオが生きていてユリヤ殿下も目覚め、フェルナンと共に北の塔へ向かうという急展開が面白く先が読めなさすぎて、読み始めて早々に物語に入り込んでしまいました。
北の塔は俗世とは離れた神秘的な描写が想像を掻き立てられ面白く、ファンタジー要素が強いところにワクワクしつつも、物見の賢者の背負うツラさを知りリオやルストを欺いてきたフェルナンの苦しみに触れて切ない気持ちになりました。
追いかけてきたルストとリオの再会はとても苦しくて、以前のように心のままに愛を向けることができないリオがとても可哀想になりました。
リオが自分の命が残り90日しかないということから、少しずつ迫りくる死への恐怖と、自分が原因で戦争を引き起こし人々を苦しめてしまったという現実にずっと苦しみ続けるので、読み進めていけばいくほどしんどい気持ちになりました。
リオはせめて残りの時間を善いことに使いたい、ユリヤに心臓を戻してあげたいと、頑なになってしまうので、アラン、フェルナン、ユリヤ、ルストにひどく心配をかけるのですが、みんなそれぞれの形でリオを励まし、逃げ出してもいいし好きなように生きて欲しいと願う場面がたくさんあり、リオへの尊敬や愛情の念がすごく伝わってきました。
不器用なリオとルストはお互いを想うばかりに度々言い争い傷つけあうのでなかなか甘い雰囲気になることがなく寂しい気持ちになりますが、ハーデに入る前に立ち寄ったセヴェルで、ルストが街を豊かにするべくいろいろ尽くしてくれていたこと、セスに籍を与えお墓を作ってくれていたことを知り、ルストに対する危うい気持ちが少し晴れてやっと身を委ねることができ、もうこの甘い時間のまま時が止まってくれればいいのにと強く願わずにはいられませんでした。
たどり着いた魔女の根城で蛇に襲われ自分をかばって死んでしまったユリヤとの突然の別れによってひどく悲しむリオが、セスやユリヤには生きる価値があった、そもそもどの命にも等しく価値があることに気が付くシーンはやっと頑なな考えから吹っ切れてくれてよかった・・・と安心したのもつかの間、魔女の登場で一気に状況が代わり新たな真実も明らかになって・・・うわーーーーーここで終わるのかーーーーー!!とまた続きが気になるところで終わってしまったので、すぐに心の準備をして次の最終巻に読み進みたいと思います。
2巻の終わりがああいう形だったので、おそらく辛い展開だろうと予測していた今作。
死ねたと思っていたリオは結果として死ねず、2番めの子だったユリヤまで復活させてしまい、とにかく苦しみ続けます。
たとえ少しであっても自分の命をユリヤに与えることでルストの為になると決めても気持ちは揺れ続ける。
ルストがそれを望んでいなくても、最善だと信じて。
残された時間を共に故郷で楽しく過ごそうと言うアラン、ここから離れ他の国に行こうというフェルナン、リオの育ったセヴェルで子どもたちと過ごそうというユリヤ、それぞれからこの先の命をどう過ごすかを提案され、頷きたい気持ちを抑え、それでも決めた道を歩もうとするリオ。
とにかく心がボロボロで、同じ考えを何度も何度も繰り返し、自分の存在が諸悪の根源であることを疑わず…
生きたいと思うことがまるで悪であるかのように否定を繰り返し、愛するルストとも傷つけ合います。
予想はしていたけどしんどかった…
ページ数の割に物語の進展があまりないのは、リオの葛藤や堂々巡りとも言える気持ちの揺らぎが幾度も書かれていたことも理由だと思います。
読者がそこをどう捉えるかでこの作品の評価が分かれるのではないかな、と思いました。
物語終盤で、ユリヤの死に直面し生きる事の価値は他人が決めていいことではないと真に理解したリオ、そして自分が何者だったのかも思い出し、次巻に続きます。
このシリーズ、ルストがユリウスとかユリヤと名乗っていたり、2つの神の存在やリオが何番目の…とか、ちょっとややこしいんですが、今作でさらにややこしくなったというか…
次巻で完結予定とのことなので答え合わせできるとスッキリするとは思いますが、現時点ではいろんな情報がばら撒かれすぎていて少し理解しにくいかな、と感じました。
個人的にはリオの揺れ動く心がしつこいくらいに書かれていたことは、それだけリオの心が不安定であることを表していたと思えるし、つまらないとは感じませんでした。
王として完璧だと思われているルストも実は心根の優しい、決して強くない人であるからこそ、目の前でユリヤもリオも失ったことでこれ以上の喪失に怯えている事や、アランやフェルナンがリオに対して抱えている感情等、せつなく少し胸が苦しくなりながら読みました。
不憫は好きですが、どうか皆の今の苦しみがこの先報われて幸せになる事を願って、次巻を待ちたいと思います。
今回はフロシフラン国王と使徒である王の鞘のお話です。
自決したはずが生き残った受様が
北の塔の依頼を受ける事で真実の一端に触れるまで。
受様は攻様の死を願う魔女が
作った3人目の土人形です。
土人形には10月10日の命しかなく、
攻様は受様を生きそうと自分の真名を教えますが
受様は攻様を護る為、攻様に真名を返し死を選びます。
受様は死の間際に魔女に作った土人形の1人目と
2人目の記憶をたどる事となり、
2人目が攻様を狂わせるために7月目で
心臓を取り出された事実を知る事となります。
そして現実世界でも受様は
落ちた川から「王の眼」によって助けられるのです。
王の眼は攻様から呪いが消えた事を教えてくれますが
受様を排除しようとした彼に助けられた事が
信じられません。
王の眼は王の側に現れるだろう土人形の監視と
それが王の真名と命の半分を持つかもしれない事、
それを返さない場合は排除する密命を受けていた事
を受様に語ります。
そして今の受様は本来なら
残された6ケ月の寿命があるはずなのですが
自決する時に攻様の愛する人が戻るようにと願った事で
受様の寿命の半分が第二王子とされた2人目の土人形に
宿ってしまっただろうことを知らされ
受様は自分ち第二王子に起きた事に愕然とします。
王の眼は北の塔の塔主なら
受様と第二王子の何が起きたのか
受様の寿命がどのくらいなのかもわかるだろうと
自分を信じて第二王子と共に
北の塔に来て欲しいと嘆願してくるのです。
果たして受様は王の眼を信じる道を選ぶのか!?
「王を統べる運命の子」第3巻は、
死を選んだ受様が新たな難問に対する場面から
スタートします♪
死を選んだのに生き残ってしまった受様は
自分の命が第二王子と半分にされてしまった事、
余命が3月だろうことを知らされます。
そして王の眼を信じて北の塔へと向かい
北の塔が受様を排除しようとした理由、
北の塔がどんな存在なのかを知るのです。
一方、真名が戻り呪いを払拭した攻様は
王の翼とともに北の塔を訪れますが
受様は自分を生かそうとする攻様を恐れます。
北の塔と王家との関係、
徐々に見えてくる北の塔の元賢者との魔女の関係、
200年前に王家と黒い神が犯した契約違反、
王家の血筋が一度絶え、使途が世襲制でなくなった理由、
国中に巡る黒い神の神脈とは異なる神脈の存在、
白い神を信仰する教団の足跡、
攻様達が解き明かしていく真実で
少しづつ魔女の陰謀が明かされてきていますが
まだまだ魔女の真意は見えません。
人出ない受様は常に生きる意味、価値を問い続けます。
短い命を散らした親友の死を思うと自らが生きている事、
生き続ける事に意味を見出ないのです。
それは受様が自分よりも相手を大切に想うが故なのですが
伝わらない想いがもどかしく、哀しいです。
しかも最後の最後、
やっと精一杯"生きた"親友や第二王子の想いが
受様に伝わったと思ったら
今度は攻様が大変な窮地に陥って以下続刊とは
なんといっていいやらわかりません ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
予定はもう1冊との事ですけれど
キャラ文庫ってどこまで分厚くなるのでしょう!?
たぶん+1冊くらいになりそうな・・・
受様が攻様の手をとれる未来を信じています。
す…………ッ、進まねぇーーーーー!!!
と、後半差し掛かるまで頭抱えながら読んでました。
もうわかったから!次行こうや!!となる(ФωФ;)
あらすじにもあるように1度死んだリオは生き返った。
忘れていた記憶を取り戻し、自分の成り立ちを知った。
現在貧困に喘ぐ国となった理由に自分が関わっていた。
自分のせいで…
生きてる価値ない…
残り僅かな命に何の意味がある…
自責の念に押しつぶされそうになるリオが痛々しく、
自分のアイデンティティを失って不安定なんですね。
まぁ、わかる。その気持ちはわかる。仕方ない。
しかしそこからが長かった。感情無限ループです。
リオをなんとしても何度でも生かしたいルスト。
リオの最期の時間を慮るアランとフェルナン。
生きるとは、命とはなにか、思い悩むリオ。
対話する相手が変わるだけでずっと同じ話してる(;ω;)
1人終われば次また同じ話しての繰り返しでね。
最初はフェルナン静観の方向かな…?と思ってたら
最後の最後で「お前もかーー!!」とツッコんだよね。
(揃いも揃ってリオを連れ去りたがる…;)
ーーーとそんなこんなで、リオが土人形だとわかり、
「命」「生」について突き詰められていく3巻です。
愛ってエゴとエゴのぶつかり合いだな、と思いました。
ルストがリオを生かしたい想いも、
リオがここで生を終わらせたい気持ちも、
リオがユリヤに心臓を渡したい願いもすべて独りよがり。
皆が皆、自分の願いを「愛」として押しつけるんですね。
大切な人には生きてて欲しいと願うのは誰しもある。
大切な人に迷惑をかけずに死んじゃいたいのもある。
どっちが正しくてどっちが間違いとかないんですよね…。
終わりのない会話、答えのない会話、
そこからは愛情より執着のほうが強く感じられます。
愛されなくていい、憎まれてもいい、
それでも自分の願いをどうしても押し通す愛(エゴ)。
人の生き死にが関わっているだけに難しい問題だなと感じました。
3巻はルストもリオもずっとギスギスしてて…、率直に悲しかった。
世界の成り立ちとしては少しずつ全容が見えてきました。
国王・七使徒・塔の関係もまだまだ掘り下げがありそう。
そして国の初代と言うべきなのかな?
ラストにはずっと昔の事柄も見えてきてちょっぴり前進します。
(ここにきてまさかの花嫁モノ…!?(゚Д゚)!!)
また、ルストがリオに執着する理由はまだ何かありそうだなぁと思いました。
ルストの前に現われた土人形は3体。
[1人め]は邪険にあしらい、
[2人め]は弟として愛した。
[3人め]のリオへは今までにないほどの執着を見せる。
そうなるように魔女が仕向けていたのもある。
今まで失った悲しみを繰り返した結果もある。
でも弟のユリヤが生き返っても素っ気ない所を見ると、
[3人目(リオ)]を特別視してるようにも見えて。
そこにはウルカとエラドの物語が大きく影響してるのかなーと考えてみたり…。(私の勝手な想像)
あらすじに【王の激情が狂気と執着を孕む】とありますが、
ホントにルストは狂ってましたねー(;´///`∩)
リオの為なら国民の命すら投げ打つ!みたいなね。
国王としてはどうなんだって話だけど、
個人的にはこの狂気はけっこう好きかな…?
必死さが垣間見えてキュンときました(﹡´◡`﹡ )
(でも2巻までに泣いて萌え悶えた部分が全て覆されたので割となんだったんだ…とは思ってる)
3巻は4巻への下地と捉えて評価は萌えであげます。
次は物語&ラブが大きく動くのを期待してます…!!
前回から間があいたので話を忘れかけていた上に、ファンタジーの色々な難解設定のため中々このボリュームを読み進められずちょっとストレスでした。
リオ、ユリヤ、ルスト、フェルナン、アランが最初とてもチームワークが悪く、皆意見がバラバラで仲の悪いパーティーで旅をするRPGみたいな感じは面白かったです。魔法の力で過去に当事者が訪れた場所で気配から映像再生して皆で見られる、みたいなのも楽しかった。
今回、主役で受けのリオのしつこいくらいの自己犠牲精神も読んでいて疲れました。ルストと愛し合ってるのは間違いないのに「自分は死んだ方がいいから心臓をユリヤにあげる」みたいなことをずっと言ってて攻めのルストが気の毒でした。周りを敵に回しても2人で生き抜く方法を探せばいいのに。樋口先生はこういう卑屈なくらい健気というキャラが多いのはわかってるんですが。
次回は皆がスッキリするような素敵なクライマックスを読ませてもらいたいです。あまり間が開かないといいな。
2が終わったところで「ぐあー---」と吠える事態になってしまい、長らく続きを待ち望んでいたお話。なんとなんと今回も「いやー----」と吠えて終了することになってしまいました。先生、続きを何卒・・・な本編なんと450Pほど+あとがき。どシリアスファンタジーが大丈夫ならぜひ。
心臓にナイフを突き刺したはずのリオ。でも目覚めたら洞窟の中。フェルナンが助けてくれたのですが「会ってほしい人がいる」と連れていかれた先にいたのは、死んでいたはずの第二王子ユリヤで・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
使徒であるフェルナン、アランとユリヤ(第二王子、土人形)、セネラド・ラダエ(北の塔の塔主)、リオが3年間過ごした寺院の子供たちや導師に、きました魔女様。
++内容に関する感想
今回ウルカの神が訳わからんことをするんです。リオの命をユリヤと半分ずつにしてユリヤを生き返らせちゃうのです。(ええ?なんで?とまだ思ってるんですけど)そんなことがあったもんですから、リオがずー--っと「真名をルストに返したし、ユリヤがルストと一緒にいるべきだろうし自分が死ぬべきだ」と考えて行動するのです。ほぼ450Pずっと。長い。
ウルカの神、エラドの神、ラダエ家三姉妹、土人形、使徒の数等、今回謎がわらわら沸いて出てきて、その上にアラン、フェルナンがリオを気遣うし、ルストはやたらリオに執着してくるし、ああああこれは次の巻で終わるのは無理だべ?!とめちゃ大混乱して読み終わったのです。
気になって気になってしようがないシリーズですが、謎解き大好き、長編ファンタジー大丈夫な方限定でおすすめです。先生、頑張ってください、何度も読み返して気長にお待ちしています。