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ootora no martini
作者買いです。
まだコミックスになっていない作品ですが、イケメン美容師×ミステリアスな美形バーテンダーの拗らせ再会ラブストーリーとの事で、設定からしてコレ絶対好きなヤツ!と思い、我慢できず電子コミックスで単話購入しました。
[ストーリー(ネタバレ)]
コミュ力高いイケメン美容師(虎琉)は酒に弱く、酔うと記憶が飛ぶ事が欠点で、飲み屋で意気投合した女を家に連れ込み、2年付き合った彼女と鉢合わせしてしまい別れたばかり。
そんな時、上京組で集まってプチ同窓会をしようと、連絡が入る。
"そういえばあいつも東京出て来てるって誰か言ってなかったけ?"
思い出したのはある同級生の事。
爆モテ民で虎琉の元親友であり、高校時代に虎琉を裏切った男、笹倉日々斗。
日々斗は男女共にハッとするぐらい整った容姿をしていて、周りを色めき立たせていたが、当の本人は無関心で、無愛想で、平らだった。
虎琉はそんな日々斗をガチャガチャしてなくてなんかいいヤツだと気に入り、学校内でこそつるむ事はなかったが、家へ遊びに行ってはお互いの悩みも言い合える唯一の親友だった。
当時虎琉は学年で一番人気の女子(キヨミ)と付き合っていたが、実は包茎という悩みがあり、ヤリたい盛りでありながら、なかなか童貞を捨てられずにいた。
ある冬の日、いつもの様に日々斗の家へ遊びに行った虎琉は、その悩みを打ち明ける。
寒いから部屋に持って行きなさいと日々斗の母に渡された"甘酒"を飲みながら…
虎琉の記憶はそこで途絶え、目を覚まし辺りを見回すと…
甘酒が入っていた空の土瓶。
妙な顔をした日々斗。
下半身剥き出しの自分。
そして…
文字通り剥き出しのち◯こ。
「えっ!!剥けてる!!なんで!?」
「その状態なら彼女とセックス出来るだろ?」
「えっ…」
「おれが剥いた…ごめん」
日々斗が言った、ごめんの意味が気になりながらも、こうして虎琉の悩みは解消されたのだが…
「この包茎野郎!!!別れる!!!」
と、突然教室に入って来た彼女(キヨミ)に、クラスメイトの前で、捨て台詞を吐かれ別れる事に。
虎琉の悩みを知っているのは日々斗だけのはず…吹き込んだのは日々斗しかいない。
"ごめんじゃすまねぇぞ…"
その後、彼女と別れた虎琉は3年の美人な先輩とヤッて童貞を卒業し、日々斗は元カノ(キヨミ)とくっついた。
こうして親友だと思っていた日々斗に裏切られ、虎琉と日々斗は親友ではなくなった。
同窓会の席で、そんな事を思い出しながら、あの時キヨミがクラスメイト達の前で言い放った捨て台詞の話題で盛り上がる同級生達の話を聞いていると…
「まぁ、あれキヨミに吹聴したの俺なんだけどね」
"え?"
同級生から聞かされたのは、まさかの新事実だった。
その同級生は当時キヨミが好きだったらしく、嫉妬してキヨミに包茎だと、吹き込んだらしい。(実際に包茎だとこの同級生が知っているはずはないので、デタラメを吹き込んだら事実だったというオチ?)
ずっと日々斗がバラしたと思い、10年間恨み続けていたのに、ただの勘違いだったなんて…しかも、こういう集まりには参加しないタイプだと思っていたのに今から日々斗も来るらしい。
一体どんな顔して会えばいいんだ!?
「…久しぶり」
「あぁ…」
こうして、ついに再会した日々斗は、脱サラしてバーテンをやっているらしく、相変わらず…いや、ますますかっこよくなっていた。
虎琉は、ずっと勘違いをして日々斗を恨んでいた気まずさから、飲まずにやってられるかと酒に手を伸ばすが…
[感想]
・↑に書いたストーリーで、ほぼネタバレしてますが、残り7ページ分程、続きがあります。そこで今後の展開で結構重要な事が起きてます。(虎琉が酒を口にしてしまった段階でなんとなく察しがつきますが)
・いや〜考察欲が掻き立てられる1話でした。高校時代の、あの甘酒飲んでから記憶が飛んだ間に、二人の間に本当は何があったのか、あの「ごめん…」という言葉にはどんな意味があるのか、虎琉がキヨミと別れた後、日々斗がキヨミとくっついた事も、ちょっと引っかかりますね…
・相変わらず、芽玖先生の絵は造形が美しいし、お洒落!何かよく言い表せないんですが、好みです(語彙力なさすぎ)
今回の二人は、外見も内面もどっちが攻めでどっちが受けか分からない感じで、読んでいてちょっとバグりそうになりましたが、配信サイトに「イケメン美容師×ミステリアスな美形バーテンダーの拗らせ再会ラブストーリー」と書いてあったので、虎琉×日々斗で合ってました。
でもそのどっちか分からない感じが、同級生の対等な関係にぴったりで良かったです。
・こちらの作品、電子(シー◯ア)で購入したんですが、配信開始が去年の12月で、それ以降なかなか2話目が更新されないので続きが気になって仕方ないです。一冊にまとまるまでに、待ちきれず単話購入する事が結構多いんですが、ここまで待つのは久しぶりかもしれません…
・話を重ねるごとに面白くなって行きそうなので今後の展開が楽しみです!コミックスになったら、またレビューしたいと思います。