僕らのミクロな終末 上

bokura no micro na shuumatsu

僕らのミクロな終末 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神107
  • 萌×233
  • 萌24
  • 中立7
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
22
得点
746
評価数
177
平均
4.3 / 5
神率
60.5%
著者
丸木戸マキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784396785369

あらすじ

「世界が終わるまで、あと10日ーー。」
稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、
異色の終末 ? 恋愛ヒューマンドラマ!


あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。
限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、
せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと
母校の大学図書館を訪れる。

そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、
かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった
「この世で一番会いたくない昔の男」だった…。

律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに
死体処理を手伝ってほしいと、
とんでもない話を持ちかけてくるがーー?

表題作僕らのミクロな終末 上

日下部 律 IT社長 真澄の元カレ
仁科 真澄 派遣社員 律の元カレ

レビュー投稿数22

200Pってこんなに短かったけ…?

ゆっくり読むつもりが、面白すぎて止まらなかった。

クズ男ってまあまあ苦手な設定なんですけど、不思議とこの律という攻めはなぜか心の底から憎めないわ。マジで最低なのに、微かに匂う人間味がどうしても好奇心をくすぐって来やがる。

途中参加の学生くん (すまん、名前忘れた) が話に割り込んできた時「うわぁ、余計なヤツが出た」って思ったけど、メイン二人との相性が良くて安心しました。

一番のお気に入りポイントはめちゃくちゃリアルな「終末感」でした。
いつものようにっと、続ける中途半端な日常。その中で突然実感する圧倒的な絶望と恐怖…
すごく伝わってきました。

明日続きを読みま~す。

0

クズ攻め

ドラマが始まったということで原作を手にとった方も多いのではないでしょうか。私もキャンペーンがきっかけでした。

SF×BLというひと癖効かせてた現代ファンタジー。現代だけど世界がもうすぐ終わってしまう退廃的な空気感が良かったです。

攻めがリアルなクズ。クズ物の中でもレベル高いクズです!(笑)クズ攻め苦手なのですがストーリーが面白いから一気に読んでしまいます。

上巻は主人公のつらい場面が多くて苦しくなります。再会したときもあんな別れ方をしたはずなのに攻めは嬉しそうに再会したことを喜ぶシーンがもう…!受けは今現在も引きずってるのに。受けが幸せになってくれ〜と願うくらい受けがかわいそう。攻めから受けへの感情があまり描かれていないので下巻で明らかとなるのか続きが気になります。

ひょんなことから高校生を家に送り返すためのサバイバル小旅行!?からの下巻へ。

0

ヤリチン攻め好きだけど、こいつは

許せない位のドクズヤリチンだったので、受け入れづらかった。

0

どうなるの?

今、上巻を読み終わったところです。
設定が壮大ですね。
あと数日で地球滅亡?そしたら自分もどうするんだろう。

過去のトラウマが現れて、現在の大きな問題と交差する。
律は真澄の事をどう思っていたんでしょう?複数の人間と付き合うのは父親の影響なのか?本当に心はいたまなかったのか?

真澄が母親に奨学金の中から仕送りしてたというエピソードを読んで、涙が出そうになりました。
こんな毒親に仕送りして、そして最後まで愛されなかった真澄。
そんな真澄に酷い仕打ちをした律。
私だったら、律と一緒に行動したくないです。本当に二度と顔も見たくない。

この2人の行く末はどうなるの?世界滅亡より気になります。

1

萌か?

実写化されるとのことで、コミックスを電子書籍で入手しました。
深夜帯だろうと思うのですが、この二人をどう表現するのか…

過去の回想映像は、まぁ誤魔化しようはあるかもですが。
上巻では過去の関係が本当に攻めクズ野郎に描かれていて、それが受けの「もうすぐ死んじゃうとは言え」やっぱり好きな気持ちと許せない気持ちの間で揺れ動いている感じにつながっているのかなと思ったのですが…
過去がもやっとしちゃうと、ストーリー自体がぼやけそうですね。

ネタ的には、必ず必要な濃厚シーンってわけではないので、ある意味BLじゃなくてもいいんじゃね?なにおいもする訳で。
そういう目で見ると、萌どころが少ないんですよね。男同士である意味は?と問いかけたくなっちゃう。まんまアルマゲドンでいいんじゃね?というか。

ただ、BLという括りの中で、どうしようもなさや、辛さってのが無いから、たまたま同性同士だったというようなお話もあって良いんだと思ってます。
自分には萌えないだけで。
下巻の展開に期待。

0

with you

お値打ちになるのが早い。セール対象になっていたので、丸木戸先生の作品だからと期待を込めて読みましたが、ちょっと物足りなかった。どうも主役のキャラブレが自分の好きな方向性のブレではなかったからかもしれない。なんだかウダウダウダウダ言ってハッキリしない男だなと、好感を持たなかったからかも。真澄にも律にも惹かれるところがなかったのでどうにもノリきれなかった。これでキャラではなく展開やストーリーでもっていってくれればまだしも…う〜ん続きの感想は下巻に。

タイトルのミクロはどこから持ってきたのかな。マスコミとミニコミのくだりがそれっぽいが。英語タイトルはミクロ要素が消えている。

1

初レビューです

こんなレビュー読んでる場合じゃない今すぐ買えそして読め!!


つい口が荒くなってしまうくらい最高でした…
映画1本みたくらいの満足感です
エロいのがいいけどストーリー性も欲しい!そんな私みたいなわがままなレディにおすすめです。

1

終末にクズがやってくる

近頃、癒しを求めて甘めなテイストの作品を読みがちだったので、
久々にぐっさりとやられてしまいました。

著者の作品に登場する男たちってほの暗い過去を背負っていたり、
その過去が原因でどこか歪んでいたりと痛々しくて、
読んでいるこちらまでとばっちりを受けて胸が抉られることって
ままあると思うんです。

そんな彼らの不幸を目の当たりにする度に生きるってこんなに辛くて
しんどいことなの…と引きずられて色々と考えさせられてしまうんだけど、
その分結末を迎えたときに押し寄せる感情の波も大きくて、
最後はいつも読んでよかった…と思ってしまいます。

本作も例によって、なんだこのけしからんクズ攻めは…!
受けの人生がしんどすぎる…。と怒りと悲しみの感情が
行ったり来たりしていましたが、読みすすめるにつれて
ストーリーに没頭してゆきました。


物語の舞台は世界滅亡を10日後に控えた地球。

ある日、主人公の真澄がテレビをつけると10日後、
地球に隕石が落下するというニュースが流れていました。

金も恋人もなく、会いたい人もいない。
残りの人生をどう過ごすか考えた末、最期くらいは
好きな場所で静かに過ごしたい、と図書館へ向かいます。
が、不運なことに、そこで10年前に自分を裏切り、
人生をめちゃくちゃにされた元カレの律と再会してしまい…。

丸木戸先生の作品はモブ含め“クズ”の登場率も多いけれど、
律はそんな今までのクズどもが霞むくらい結構なクズ攻めでした(笑)

突然の再会から半ば巻き込まれる形で律と行動を共にする羽目になる
真澄でしたが、その間に差し挟まれる律との回想がこれまたひどいのなんのって。

頭も顔も人当たりもいいハイスペックな男。
けれど、ただ一つの欠点は病的なヤリチンであること。
それがかつて真澄が愛した日下部律という男でした。

浮気がバレても動じないどころかむしろ開き直り、自分に執着する真澄を
逆に脅迫し返してしまう辺りが最低を通り越してヤベぇ奴感が出ていました。

久々に再会したところで過去の行いを反省している様子など微塵もなく、
10年越しに再びトラウマを呼び起こされてしまう真澄がただただ可哀想で…。
いつもなら恋の再燃を期待する展開ですが、こいつばっかりは頼むから
二度と惚れてくれるなよ、と願うばかりでした。

運命的?な再会を果たすも、今更どうにもなりようもない真澄と律でしたが、
中盤から登場した遊馬の存在が二人を結びつける役割を果たしてくれます。

そして、着々と破滅へ向かう世界で高校生を家族の元へ送り届ける旅、
という絶望的なのか、わくわく感なのか、情緒が迷子な展開へ。

ちょっぴりSFやオカルトチックな要素もあり、これまでの作品とは
少し雰囲気が異なる部分もあるけれど、根柢の部分のどっしりと重たい
読み心地はああ、丸木戸マキ先生の作品だなぁ…としみじみ感じました。

重い・切ない・痛々しいの三重苦だけれど、所々シュールテイストな
笑いもあって、意外とそこまで読むのが苦ではなかったりする。
というか、物語の行く末が読めな過ぎてメリバの可能性に恐恐としながらも
続きが読みたくて仕方ないのです。

上巻では二人の再会から、遊馬の登場により崩壊寸前の世界を
男3人で旅をするという意外な方向へ動き出し、おしまい。
真澄と律もつかず離れずの距離感でBL要素は過去回想のみでまだ薄めです。
下巻では凍り付いた二人の関係が再び燃え上がったりする…のかな?

このまま下巻へ。

4

壮大さと狭さの面白さ

世界は凄いことになってるけど、でも自分の世界は狭くて、平穏に過ごす努力してたのに世界で1番会いたくない人に巻き込まれてく!!

スケールが大きな世界滅亡もので、どうしたら…と悲壮感や今を見つめる気持ちにもなる重さもあるけど、あと少しで終わるから良いじゃんって、投げやりなようで考えてるようなあっけらかんとしたとこが面白かった!!
真澄たちとゆうまのジェネレーションギャップや真澄のツッコミも冴えてる!!

ラブの面は真澄と律の友情から、律にたらしこまれちゃうのはドキドキ楽しく、真澄は俺だけは違うと思ってたのに一方通行で、律の感性はとんでもなかったのはしんどかった…

世界は終末に向かってるけど、あんな抉られる恋をしたけど、また真澄の心を徐々に占めてるのは律。狭いとこから飛び出してくのか、律の真意も気になるとこです!!

3

ひとまず上巻の感想

作者買いです。
「ポルノグラファー」は何度読んでもイイ、本当に好きな作品です。
新作、しかも上下巻。ワクワクしながら読み始めました。

"終末"とタイトルにある通り、そういうストーリーになってます。
ストーリー的には小説でもドラマでも最近この手のモノは多いですよね。
BLを絡めるとどうなるのか。
元カレと再会して終末までを共に過ごす…までは想定内でしたが、こういう関係性だったのは面白かったですね。
上巻のみを読んだところではまだ律の良さとか分からなくて、2人が上手くいってほしいとは思えないんだけど、下巻で色々分かってくるんだろうな。

遊馬の存在も癒しになっていて、悲壮感が漂い過ぎないのも良いですね。
ハピエンなのかメリバなのか、結末が気になります。
神作の予感はビシビシしてるのですが、上巻のみの評価は萌2くらいだろうか。
とりあえず一気読みする程に面白かったです。

2

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