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ou wa muku na shinkan ni saiai wo sasageru
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「王子は無垢な神官をこよなく愛す」の続編と完結
レオンハルトとナザリオ
かつての敵国の第二王子から依頼を受けて戴冠式前に旅に出る。
ナザリオに、予知能力が顕現。
ナザリオの助言で、敵国の第一王子の毒殺計画が未遂で防ぐことができた。
・・ナザリオの活躍で、友好が結ばれ、戴冠式に招待。
みずかねりょう 先生の美麗な挿絵が大好きなのだけど、
残念なことに、電子版には挿絵が無い。
購入前に注釈の存在に気付かなかった。
「※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。」
・・・購入前に気付いていたら紙版を買ったのに、残念。
前巻の「王子は無垢な神官をこよなく愛す」が未読でしたので、続けて読みました。
結婚した2人の甘々な生活から始まったと思ったら、「隣国の王子から運命の相手を占ってほしいという依頼」で2人の仲がギクシャク…。
ここ辺りでちょっとだけナザリオにイラっと来てしまいました。
誰にでも公平で優しいのは美徳だけど、王太子妃になったんだからエスヴァルド国の民の事とか国と国との均衡をもっと考えて!と思ってしまいましたよ!
でもね、叶えちゃうんですよ。ナザリオ大好きなレオンハルトが…。
で、ナザリオは旅立っては見たもののレオンハルトのことが頭から離れずってところでしょうか?
この旅の始まりからレオンハルトが何故隣国行きを許したかを読者は直ぐに気が付きます。気が付かないのはナザリオだけなんです。無垢というか鈍感というか。
そして無事に隣国に入り王子の居る離宮に着いてからの怒涛の展開。
コレって解決するにはあの人の登場しか無いなかな?と、思っていたところに本当に現れたからちょっとだけ拍子抜けしてしまいました。
でも彼の登場で隣国との問題まで片付いて、スッキリした読後感でした。まさにタイトル通りの「最愛を捧げる」でした。
レオンハルトのナザリオに対する愛と独占欲が半端無いです。
今回は旅が殆どでしたので、2人のエッチは前巻よりはかなり少ないです。でも私にはこれくらいが丁度良かったかも!でも電子書籍にもみずかね先生のイラスト入れて下さい!
あとがきにレオンハルトの異母弟のユリアンのお話を書く予定があるとありましたので楽しみにしたいと思います。
『王子は無垢な神官をこよなく愛す』の続編。
続きものなので、前作から読まれた方が理解はしやすいと思いますが、序盤にさらりと前作の内容を書いてくださっているので、前作未読でもギリ読めるかな?
今作品は前作の『王子は~』→『聖なる騎士は運命の愛に巡り合う』、そして今作品の『王は無垢な神官に最愛を捧げる』と続き、シリーズとしては3作目になります。『聖なる~』はスピンオフですので、興味のある方はそちらも読んで欲しいな。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
エスヴァルド王国の王太子であるレオンハルトの伴侶となったナザリオ。
フィオラノーレ国の平民の神官だったナザリオと大国・エスヴァルド王国の王太子であるレオンハルトとでは身分の違いもあったが、それらを乗り越え二人は幸せな結婚生活を送っている。
そして何より、ナザリオには『手を触れた者の運命の相手が見える』という不思議な力があり、王太子妃となった現在も1日5人までという制限もありながらその力で人々を幸せにしている。
そんなある日、ナザリオは一人の男性の運命の相手を占ってほしいと言う依頼を受ける。しかし、その依頼には不審な点も多く、レオンハルトの許可が出ない。
というのも、その依頼者はエスヴァルド王国と長年にわたり緊迫関係が続いている隣国・ヴィオランテ王国の第二王子のナディル。良好な関係を築いてきた国ならともかくそうではない国からの依頼だったこと。
そして、レオンハルトの戴冠式を間近に控えていたこと。
さらに、ヴィオランテ王国からの正式な依頼ではなかったこともあり、レオンハルトはナザリオの身を案じヴィオランテ王国へ赴くことを良しとしないのであった。
だがしかし、ナザリオにはその依頼を無下にできない事情があって…。
というお話。
ナザリオがどうしてもヴィオランテに行きたかった理由。
これがとても素晴らしいストーリー展開になっています。優しくって人の痛みや依頼を無下にできない性格。それを、前作から踏襲した形で紡いていくストーリー展開に唸らされます。
そして、その優しいナザリオを愛してやまないレオンハルトの行動も。
レオンハルトがスパダリ過ぎて辛い。
カッコよ!
っていう、まさにスパダリの鑑です。
常にナザリオファースト。彼のためなら何でもできる。閨のシーンでも痛くないか、気持ちいいかを常に気に掛ける、彼の優しさとかスパダリさがドツボなのです。
個人的にレオンハルトがナザリオに話しかける時の「あなた」という呼びかけ方が凄く好きなんですよね。
正直、ナザリオがヴィオランテに行きたいと思うその心情が理解できなくってですね。神官だった頃ならともかく、今は一国の王太子妃なんですよね。自分の感情だけで行動できるわけないんじゃなかろうか、とか思ったりしたわけですが、まあナザリオがこういう男の子じゃないとストーリーは動かないからなあ…、とかちょっと微妙な気持ちになりつつ。
今作品もロッコやピーノは可愛いし、そして彼らの行動がきちんと後々生きてくる展開に悶絶しましたし、クラウスは相変わらずイケメン(中身も)でカッコいいし、今シリーズがお好きな方にはめちゃめちゃ楽しめる1冊かと思います。
個人的にタマルという少年がお気に入り。
ナザリオにナディルの運命を見て欲しいと懇願してきた人物で、そしてー。
という薄幸少年ですが、ナイスガイになる予感しかしない。
ナザリオに新たな不思議な力が開花したと思わせる描写もあって、まだ続きが出るのかな?みずかねさんの描かれる挿絵も相俟って、めちゃめちゃ好きなシリーズなので、続編が出ることを正座してお待ちしています。
「王子は無垢な神官をこよなく愛す」
「聖なる騎士は運命の愛に巡り合う」
に続く第3弾です。
親切設計ですね。前2冊の内容もおさらいしてあり、読むのに間が空いてしまっても、そうそうそんなことがあったよね、と思い出せます。
今作はとにかくレオンハルトが本当にナザリオを心から愛していて、ナザリオがナザリオらしくあるのを支えてくれて、二人とも後悔のないよう最善を選んで、その為に忙しい中頑張ってくれて。
それもレオンハルトに愛されているナザリオの頑固で無欲で優しく公平で、素晴らしい人柄あってのことなんですよね。
正直隣国行きにこだわるナザリオに、もう今は諦めなよ。気持ちはわかるけど…と思ってしまいました。
レオンハルトの戴冠式まで一月を切り、隣国の使者もどこまで信用できるかわからないし。
なによりレオンハルトの言うように大陸の火種になるかもしれなくて。
それでも命が尽きようとしている隣国の王子ナディルを思って祈り諦めきれないナザリオ。
無事に行ってみたら…。
いやあ、本当に釘宮さんはお話の展開がたくみですね!
まさかそうくるか!
しかも、よもやもう…と思ったら、意外な人物が介入して助けてくれて。
なのに、彼には危険が迫っており伝えても信じてくれず。彼に何かあれば帰国もどうなるか…。
と、ハラハラな息をつかせぬ展開で。
国を背負うレオンハルトもナザリオに愛を乞う一人の男なんですよね。そこがたまりません。
国とナザリオを絶対に守る。そしてそんなレオンハルトのそばにいることを誓うナザリオ。
ナザリオの新しい力はどうなるのか?
弟皇子のお話はやはりBLなのか?国の跡取りはどうなるのか?
大変読み応えのあるシリーズでした。
表紙も本当に美しいですね。部屋に飾りたいくらいです。
攻めのレオンハルトがこれでもかっ!!てくらい甘い言葉を言いまくってました。
しかも超真面目に、超本気で言ってた。
冒頭で「(出会えたことや俺のことを愛してくれるようになったことなど)すべてが奇跡のようで、いまだに信じられないくらいだ」って言ってるんですよ、レオンハルトが。
私には、「受けのことが好きすぎて念願の初エッチ時に「夢みたい」と呟く攻め」萌えがあるので、結婚して10ヶ月経つのに今だにそんなことを真剣に言うレオンハルトに、ぎゃああ良き!!となりました。
もちろん先ほどの彼の台詞は初エッチ時ではないんですけど、「受けと一緒にいられる奇跡に感謝する攻め」「これって夢かな?って思う攻め」って尊いじゃないですか。
そもそも甘い気障な台詞を吐くキャラではないんですよね、レオンハルトは。
甘い言葉を言おうというつもりは一切なく、ナザリオのことを心の底から愛してるゆえに、その気持ちを真摯に表現しているだけというところが萌える。
超〜〜〜〜溺愛攻めだった。
ナザリオがヴィオランテに行きたいと思う気持ちが、ごめんなさい、いまいちわからなかったです。
人を見捨てることができないという心根の優しさはわかるんだけど、今や大国の王太子妃なので、自分に何かあったら戦争になるという点に気づけないんだろうか……とモヤモヤしました。
(ナザリオになにかあったら、レオンハルトは怒りのあまり龍とかになって荒れ狂ってしまいそうなイメージすらある)
そしてナディル王子の横暴さになんじゃそら!!となりましたが、でも、エリシュカの口から語られる病気前の彼の様子がなんだか胸に迫りましてね。
きっと自信家で、でもそんなところも憎めないチャーミングな人だったんだろうなぁと。
特効薬が見つかって、死なないでほしいです。
みずかね先生おっかけで購入。シリーズ3冊目で、私がキャラに馴染んだからか、シリーズ内で一番好きでしたので萌2よりの萌にしました。本編270P弱+あとがき。コメディ色一切なし、くそ真面目王太子→王×神がかりピュアピュア神官のいずれかに興味ある方はぜひ1冊目からどぞ。
王太子妃となったナザリオ。王太子レオンハルトとピーノ、ロッコと幸せいっぱい。一日5人まで占いをしつつ、お城で暮らしています。ある日、占いにきた方が「道中具合の悪そうな方と行き会ったが、その方がナザリオにどうしても会いたいと言っている」と伝えてきて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ピーノ、ロッコ(表紙の子たち)、クラウス+ティモ(攻め従兄弟と元「受けの従者」)、リカルド(イケメン♡、王立軍中将)、ナディル(隣国第二王子)、エリシュカ(ナディルの婚約者♀、男前)、ダヴィド(隣国王太子)ぐらいかな。個人的にはエリシュカが全部かっさらっていった。
++今回の攻め受けについて
受けは安定のピュアピュア、神からの遣い間違いなし状態。慈悲深い、神官として正義でしょと思うお方。その部分はよろしいのですが、王妃となった場合、もうちょっと政情、国と国との付き合い方なんてものを考慮しなければと思うので、今後やや苦難の道ではと思うんです。がんばれ。レオンハルトは君にかなり左右されちゃうんだから。
攻めがなあ。国王らしくなったんだかなってないんだか。まあ予想通りというか。
頼まれて苦悩していたナザリオに「隣国に行っていい」と言うのはまだしも、身なりを変えて自分もついていくという。あんた戴冠式もうすぐやん、ナザリオに行ったらあかんって言ってたやんと盛大に突っ込みたかったでした。まあナザリオ守るのは自分で!でないと後悔する!って気持ちはよく分かるんですけど。国王らしいお考えをお示しいただいているので、ええ国になるんやろうと思うのです。二人で頑張って。
隣国に行く羽目になった揉め事は、婚約者のエリシュカの一喝できれいさっぱり片付き(そんなんやったらもうちょっと早めに片づけておいてくれよとも思う)、おまけで隣国との関係も改善され、後味よし!めでたしめでたしなお話でした。王道すったもんだ話を楽しみたい方でしたらおすすめです。
最後に1つだけ挿絵話。相変わらず超絶麗しいみずかね先生の表紙絵、挿絵。大好きです、ほんとにありがとうございます。先生、今度機会あったら是非王冠をこの二人にかぶらせてください~きっと似合うはず!勝手な個人的願望、失礼いたしました。
シリーズ3作目。レオンハルト×ナザリオ大好きだけど、今回はナザリオにもやもや。神官として誠実であろうとするの気持ちは解るけど、レオンハルトの気持ちや王太子妃としての立場をもっと考えてほしかったな〜結果オーライだけど危機に陥った訳だし、何よりもっとレオンハルトを大事にしてほしい!
対してレオンハルトは正に最愛を捧げてる♡突っぱねていいのにナザリオの気持ちを尊重して行動し、ナザリオも国も守るのがかっこいい。嫉妬深いのも可愛い。更にジャンでもかっこよかった!緊迫した状況の中でピーノとロッコは正に癒しでした。
みずかねりょう先生のイラストも素晴らしい!185pの挿絵にドキドキ♡表紙は圧巻でした✧*。