すんで、みつけて、きらめいて

sunde mitsukete kirameite

すんで、みつけて、きらめいて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
71
評価数
21
平均
3.6 / 5
神率
28.6%
著者
青梅あお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784845858347

あらすじ

家が隣の幼馴染、央良と澄哉。些細な喧嘩から疎遠だった二人は、高校最後の文化祭の準備グループ分けを兼ねる席替えで隣同士になり…

表題作すんで、みつけて、きらめいて

高校3年生
高校3年生

その他の収録作品

  • ふれて、みちて

レビュー投稿数6

ずっと見守りたい幼馴染BL♡

初めて読んだ青梅あお先生の作品です。

高校3年生 久野 澄哉と高校3年生 早川 央良のお話。

席替えで念願の窓側最後列になった央良。
…が、喜びもつかの間、隣の席は幼馴染の澄哉だったのです。
小学生の時に喧嘩をしてから疎遠になっている2人。
――こんなタイミングで席近くなるなんて

そんな中、高校最後の文化祭で央良と澄哉のクラスはお化け屋敷をやることになりました。
席替えした班でチームを組むので、2人は必然的に同じグループに。
気まずいと思っていた央良ですが、澄哉は昔と変わらず優しくて…。

青梅あお先生の優しく柔らかい絵柄と丁寧な心理描写が存分に活かされている作品に仕上がっています。
派手な演出や大きい出来事などはないですが、ストーリー構成とキャラの設定がマッチしていて、全体的に素朴であたたかい雰囲気に包まれていました。
また、高校生活のエピソードに過去の回想シーンを上手に取り入れており、2人の表情や仕草から距離感が伝わってきて良かったです。
読後は、夜空の星を眺めながらタイトルの意味に浸りました。

明るく頼りがいがある央良はクラスでも人気者。
自分が何に興味があって何をしたいのか、まだわかっていません。
一方、星が好きで天文部に所属する澄哉は穏やかで物静かなタイプ。
目標に向かって一歩ずつ歩き出しています。

幼い頃から自宅が隣同士で幼馴染。
趣味も性格も正反対…だけど、一番の親友でした。
ところが、些細なことで喧嘩をしてしまい、その関係も壊れてしまいます。
素直になるキッカケがないまま、別々の人生を歩むはずだった2人。
その時、ゆっくりと確実に運命が動き出しました。
まるで星と星が引き寄せられるように…。
ここからは、ネタバレなしでご覧ください。
文化祭や受験勉強、そして大学入試…高校生活ラスト半年を駆け抜けるキラキラ眩しい2人を見守れます。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、高校の同級生、後輩、先生、央良のご両親が登場します。

Hシーンは、本編と描き下ろしに1回ずつあります。
どちらも初々しさが溢れていて、エロはほとんどないのにキュンキュンしちゃいました♡
幸せそうな2人にこちらまで幸せな気持ちになれますよ。
個人的には、イチャイチャしている2人をもっと見たかった(泣)

描き下ろし『ふれて、みちて』
本編のその後のお話。

趣味も性格も正反対…それでも、お互いにかけがえのない存在。
この先もずっと離れずにいて欲しい。
あぁ、2人の大学生活はもちろん、それぞれの進路も気になる…
青梅あお先生、担当編集者様、続編をお願いします‼
まだまだ2人を応援したいよ~。

定期的に読み返したいピュアで優しい恋物語。
幼馴染BLがお好きな方やBL初心者の方にもおすすめします♡

2

心のお洗濯BL

心が洗われた…(*´Д`)
柔らかく、透明感のある幼馴染同士の優しい恋のお話でした。

小学生の頃、些細なすれ違いから喧嘩をして以来、
側にいながら言葉を交わすこともなくなっていた央良と澄哉。
けれど、高校3年生になった二人は文化祭の準備をきっかけに
また少しずつ話すようになり…。

幼馴染みものとしてはまさに王道でした。
二人の友情の復活から恋に変わってゆく流れがとても自然で、
ハプニングもなく展開しエロも薄味なので、読み手によっては
若干物足りなさもあるかもしれませんが、とにかく二人がピュアで、
ほのぼのとしていて可愛らしかったです。

「また明日」
そんなほんの一言で再び繋がり始めた二人の友情。
距離を置いていた間も決して互いを嫌っていたわけでもなく、
何でもない風を装いながらいつも謝りたいという気持ちはあって、
だからこそ近くにいるのに、心が離れ離れになっていた時間が
もったいなくて、もどかしかったです。

だけど、友情が復活してからはあっという間に惹かれ合い、
相手への好きという気持ちが隠しきれないくらい溢れていて、
ぎこちないながらも甘やかな雰囲気だだ漏れな二人にキュンキュン
しっぱなしでした。
あと、疎遠になっている間は苗字呼びだったのに、復縁してからは
互いの呼び方が幼い頃の「あきくん」と「すみ」に戻っているのが
また萌え甚だしかったです///

エロは最終話と描き下ろしにほんの少しあるのみで、
元々はノンケ同士なのでそこに至るまでポジションに
確信をもてませんでしたが、やはり澄哉が攻めでした。
おっとりしていて、はにかむ表情が可愛らしくて、だけど、攻めなんです!
心の中でこっそり澄哉を可愛いと感じていたり、告白は央良からだったり、
メンタル的な部分では央良が攻めているような印象でしたが、
身体を繋げるときは澄哉が攻めというギャップがよかったです♡
初登場時は陽キャなモテ男子に見えた央良も澄哉にだけは弱い部分も見せて
甘えたり、澄哉のことで乙女のように思い悩んだり、と可愛らしかったです。

描き下ろしでは高校卒業後、同棲を開始した二人の甘々な日常のワンシーンが
垣間見れてしまいます。
ここでようやく最後まで致す二人が描かれるのですが、それでもエロよりも
二人の純粋な愛情や温かさの方が印象的でじんわりと優しさが広がってゆく
読後感でした。

1

心が洗われるアオハル

幼馴染が子どもの頃にケンカして、すれ違ってからのアオハルです。

絵柄の通り、優しくほのぼのとした高校生同士のお話でした。
特に当て馬もいなければ、障害も派手な事件もありません。
BL初心者向けには少女漫画の延長のようで読みやすいかもしれません。

最後までどっちが受けか攻めかわかりません。そっちだったのね~とニヤニヤしちゃいます。
読んでいて個人的にはどっちでもありだし、リバでもいいのかもと思いましたが、気になる人がいたら…表紙の左右です。
エッチもあいまいな表現で、物足りないと思う人もいるかもしれません。
でも、とってもキュンキュンできます。

とにかくふたりがかわいい!ただそれだけは確かです。
心が洗われます。

ふたりが大学生になってからのお話もぜひ読みたいなぁと思いました。

0

穏やかカプ❤︎

日常を優しい視点で描かれる作品
とっても好きなんです

先生の、オメガバの話
『君と運命についての話がしたい』
大好きで、その次に読んだのが今作。

その対比で考えてしまったところも
あるんですけど、

他の作家さんの作品でも
同じ感想を持ったことがありますが、
キャラに目立った特徴がないと
ストーリーだけは走ってるんですけど
アクシデントみたいに感じる
萌え=オリジナリティな魅力が
なかなかないんですよね。

結構読んでる立場の人達からすると
知ってるストーリーを眺めてる感じ
なんですよね。。自分の事なんですけど。

今作の2人は穏やかで優しいDKカプで
それが特徴といえばそうなのかもしれない
んですけど、
そうしたら、オメガバのような装備を追加
するとか、ストーリーにひと癖つける
または、ほっこりした日常にグッと
寄ってしまった方が良かったのでは。。
なんて、思ったりしました。

山があっても丘くらいな勾配で
物足りない感が出てしまって
少し勿体無いかな、って思った次第です。

先生の繊細な作風は、とっても素敵で
ほんと好きなので、
また新刊を出され際には
読ませていただきたいです!

0

ゆっくりで飛ばしぎみで

幼なじみDK王道もの。温かみを感じるピュアさが優しい。
幼い頃の喧嘩で疎遠になり、隣の席になったことをきっかけに仲直りしていくのは可愛い!!高校生のちょっとした日常の可愛いこと!!

昔は一番近くにいたのに、今のすみは後輩に慕われ、受験のことを教えてくれなかったり…これまたちょっとしたことで好きな気持ちをぶちまけちゃう。言った本人もビックリしていたけど、私もビックリですよ。いつの間に恋に?恋なんてあっという間に落ちるもんだけど…展開には驚かなかったけど、告白のシンプルさにビックリ。高校生らしい猛進も良いけど、恋を予感させる描写もっと欲し~~~

悶々としたとこに、お裾分け桃事件で、私の集中力は切れました…桃?ブレザーに切り替わり、受験シーズンってことは少なくとも秋ですよね?秋に桃??林檎じゃなくて桃??季節の読み違え、秋も出回るものなら本当に申し訳ないんですけど、桃は夏という固定概念のため、季節感気にしないんだ…と小姑気質爆発してのトーンダウン。

友達の延長のようなソフトな物語として、じわじわくるものがありますが、受験合格したシーン、一緒に住むことになった経緯、そこ!みたいとこ!!が省かれていたのも寂しい…エロメインではないので、仕方ないけどエチシーンはピュアピュアすぎて正直何やってんのか分かりませんでした。初めての挿入の瞬間はご馳走なのに…いっちゃってる!と涙していたら、書き下ろしで、すみが「挿れる側でいいの?」と確認してて、あれ?1回目は擦り合いだけ?今回が初挿入かしら?でも、あきは準備したとか慣れたこと言ってる…いや、初回でも準備する子いるしな…いや「する?」って聞いてるし、これは日常えっちか!とすると、1回目はやっぱり挿入しての?大混乱。ゴムの確認とかめちゃくちゃ可愛いのに!盛り上がりたかった!!

ちょっとした見せ場は散りばめられていたと思うけど、些細なことで躓くタイプ、穏やかな中にも見せ場が欲しいタイプなので、どういうこと?ここないの?に埋もれて、萌えきれず…等身大の高校生を穏やかに見守る心が必要でした。

0

ちょっと物足りなさが…。

作者買い。
冒頭、窓際の席になって喜ぶ主人公が可愛かったです。
青梅先生らしい、作品全体のほんわか、ほのぼのした雰囲気は好きでした。

ただ、主人公の気持ちは丁寧に描かれている部分はあるのだけど、大きな山場や盛り上がりに欠けました。
王道の受験生モノで、王道のまま突き進んだ感じ。

仲良くなるまでは丁寧な描写で進んでいくのだけれど、告白するタイミングが急で、告白してから先はあれよあれよと進んでいってしまいます。
もうちょっと、男同士の恋愛への葛藤とか悩む部分があった方が良かったです。

0

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