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ankoku no maijutsushi wa outaishi wo dekiaishitai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
世界最強の魔術師と王太子。
兄の謀反によって国が滅び自分も殺されちゃった…と思ったら事件の半年前に戻っていた話。そして最悪の結末を回避するために半年前は契約を断ってしまった魔術師に助けを求めることになる。
偉そうな俺様攻めかと思いきや、蓋を開けたら溺愛ストーカー健気攻めだったのが面白かった。初夜で寝室をお花だらけにして魔術で幻想的な空間にしたのは高貴でプライドの高いツンデレ受けをからかってるのかと思っていたら、本人が相当浮かれてたっぽいの可愛い。後からわかる真相が可愛い。ツンデレ受けのデレに攻めが感激してるシーンも好き。
あと受けの前で可愛こぶる攻めという個人的な癖に刺さるシーンがあってとても満足。
どうして謀反が起こってしまったのか、真の黒幕は誰なのかが謎解かれていく過程も楽しかった。
夢々しさがあって、可愛い猫ちゃんも出てきて、お話も面白くてとても好きなお話です。
プロローグで王太子アリウスは死んでしまうのですが、その直後、半年前に遡って蘇ります。
そこから半年後に起こる悲劇を回避するため奮闘するリベンジャーズなお話です。
「暗黒の魔術師」といっても邪悪という意味ではなく、黒の魔術師(悪者ではない)の中でも最強の魔術師ということ。
暗黒の魔術師のヴィンセントと「天命の比翼」という契約を交わす王太子アリウス。
二人ともタイプの違ったイケメンです。どっちもいいです!
お話自体も面白かったのですが、二人の素直になりきれないツンデレ感がきゅんとして良かったです。萌えでした〜。
初エッチのロマンティックさとか、攻め様魔術師さいこーってなりました。
ファンタジーなんですが、リベンジャーズするので先を知りたくなって引き込まれてました。
作家買い。
ゆりのさんの新刊はファンタジーもの。Cielさんの描かれた美麗な挿絵も相俟ってなんとも美しい世界観のお話でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公はキリジャス王国の王太子・アリウス。
弱冠22歳の彼は間もなく彼の父でもある現王から王の称号を賜ることになっている。が、そんなさなかに軍事国家であるガレウス帝国に攻め込まれてしまう。国民を逃がし、両親を逃がしたところで彼は力尽き、彼は逝去してしまう。
しかも、彼を陥れ王族を滅ぼそうとしたのは、アリウスの信頼していた人物だった。が、なぜかアリウスは生きていた。しかも時はガレウス帝国に攻め込まれる半年前に戻っていてー?
というお話。
まずこの作品の世界観として、魔物がいたり、魔術師がいます。
そして、アリウスの瞳は金色。これは「カレイドスコープ」と呼ばれ王族にしか生まれない。「カレイドスコープ」は希少種で、これに生まれついたものは次期王となる。カレイドスコープは魔物を封じ込めたり魔術師の力を増幅させることができる。
そして、キリジャス国には私利私欲を捨て人のために魔力を使う「白の魔術師」と己の思うままに魔術を使い、それを生業とする「黒の魔術師」がおり、王族は白の魔術師を起用している。
というちょっぴりファンタジー要素が盛り込まれたお話。
さて。
キリジャスが敵国に攻め込まれる半年前のこと。黒の魔術師の中でもトップクラスの魔術を駆使する暗黒の魔術師と呼ばれているヴィンセントがアリウスのもとにやってきていた。ヴィンセントと契約を結ばないかと言われ、すげなく断るアリウスだったが、敵国に攻め込まれ国を落とされるくらいなら、という理由で、生き返ったアリウスはヴィンセントと契約を結ぶことに。
で、まあBL作品ではお約束ですかね。
その契約のために身体を重ねる必要がある、という。
アリウスはその美貌とは裏腹にかなり豪胆な性格の持ち主。
そして、自分の利益になることなら策を施すことにためらいがない。
けれど、それはあくまで次期国王として、国を守りたいという思いからくるものであって。
ヴィンセントと契約を交わし、半年後の闘いに、黒幕との対決に、アリウスは勝つことができるのか?
と、そういうストーリーなのです。
アリウスは豪胆な性格ではありますが、決して暴力的でも粗暴な性格でもなく、争うことなく衝突を避けるために奮闘する、その過程が非常に面白いです。頭脳派なんですね。
で、もっと面白いのが、黒幕が最後まで分からないこと。
誰が敵で誰が味方なのか。
最後の最後までハラハラさせるその手腕はさすがゆりのさんといったところか。
ヴィンセント×アリウスの恋の行方というBL軸は、正直に言ってしまうとよくある展開というか。ああ、まあそうですよねー、という感じは否めない。否めないのですが、ヴィンセントがとにかくカッコいい。序盤、アリウスの男気に惚れ惚れしているところに、ヴィンセントのカッコよさに飲み込まれ、うかうかしていると二人の男たちのカッコよさに翻弄され飲み込まれてしまう、そんな感じ。
アリウスはファイという名のネコ型の魔獣を傍に置いています。
このファイがね、…、
いや、彼の可愛さとカッコよさとあざとさを、本当の姿を、ぜひとも手に取って確認していただきたいです。
王道のストーリーを軸に、二転三転させるストーリ展開、カッコいい男たち&1匹、というエッセンスが加わることでこうも独創的なストーリーになるのかと圧倒されました。
何より、ヴィンセントの深い深い愛情に、読後萌えが上がり切って降りてきませんでした。Cielさんの挿絵も非常に美しく、萌え度は確実に上がりました。
兄に裏切られ国と共に亡くなったアリウス。死んだはずが過去に生き返り、運命を変えようと抗う為に暗黒の魔術師ヴィンセントと天命の比翼となる…
これ以上ぴったりのタイトルは無ないと読後に納得。プロローグが悲惨だったのでどうなる事かハラハラしたけど、最高に甘々なハッピーエンドだった♡国の運命が変わった事が良かったのは勿論だけど、ヴィンセントがアリウスの運命を変える為に奮闘してたのが萌える。命をかけた溺愛に感動だった。
アリウスも口では強がっててもヴィンセントに惹かれてるし、2人まとめて可愛かった。イラストも華やかで美しい✧*。
思ってた感じと違いましたがとっても良かったです。
王太子アリウスが一度殺された後、半年前にタイムリープして、なんとか国を救おうと奔走するお話ですかね。
暗黒の魔術師ヴィンセント。あんなに皮肉屋で不遜でなのにアリウスを大切に抱いて。
最後に天命の比翼の契約の条件を知ったとき、私も心が震えました。そうだったのー!?と。
だからあのとき…♡
敵国の襲撃に備え、また身近な敵の心を掴みなんとか国の滅亡を防ごうとするアリウス。
しかし本当の敵とは…。
そして抗えないアリウスの22歳の死は…。
ファイの正体は…。
クライマックスは、え?もっと戦闘とかないの?なあっさり目でしたが、その後がとっても良かったです。
アリウスがヴィンセントの大きな感情を知り、今度は自分が彼を守ろうと。お互いに救われてきたんですね。
運命の相手ですね。
タイトル通り溺愛したい魔術師のお話でした。
ただ、なんか物足りないような。せっかく死の半年前にタイムリープして、できるだけの対策はしたのに敵の正体や動機が、そんなんなの?と思ってしまい。
表紙+「溺愛」と言うパワーワードに惹かれて購入しました。
ファンタジーが個人的には少し苦手なのですが(理解力が無い為)
こちらはすごく読みやすくて有り難かったです。
ヴィンセントのアリウスに対する執着っぷりがすごく好きでした。
猫を使ってまで…!となりました(*´ω`*)
アリウスも普段は強気なのですが
えっちになると可愛くてギャップが良かったです。
最後の告白のシーンなんて可愛さしかなくて
ツンツンをどこに置いてきたのだろう?と思いましたが
よく見ると言い方が少しばかりツンとしてて
でもそこがたまらなく可愛かったです。
なので、トータルツンとしてても可愛いアリウスなのです。
途中どうなることかと思ったけど
ハピエンで良かったです〜(*´ω`*)
魔術師ヴィンセント × 王国滅亡と共に殺される運命の王太子アリウス。
タイムリープして殺される半年前に戻り、リープ前に一度は断ったヴィンセントとの契約を結び力を手に入れ守ってもらうことを条件に、体を差し出すことに。
アリウス本人は愛されてるなんて気付かず「くっ…!」と体を差し出しているんですが、ヴィンセントが普段の態度とは裏腹に、優しく優しく大切にアリウスを抱くんですよ… ( *´艸`)
初めてアリウスを抱いた時の、後から明かされるヴィンセントの舞い上がりっぷりがもう〜〜本当に良かった!
真っ白な花で部屋を埋め尽くし、蛍の光のような光を部屋中に舞い散らせる。
そう、ヴィンセントさん、とってもロマンチストなのです・:*+.
可愛いよ〜
そしてアリウスが拾って育てた猫魔獣のファイの可愛さたるや!
語尾の「にゃ」にゴロゴロ萌え転がっちゃいますよ。
この子が重要な役割を果たしてくれます( ̄∀ ̄)
キャラそれぞれが魅力的なのもさることながら、ハラハラドキドキの展開もとっても良くて。
国を滅ぼそうと目論む黒幕が一体誰なのか、物語終盤まで明かされずハラハラドキドキしましたよ〜
最高の比翼(作中で呼ばれる契約を結んだ相手)と愛する人を手に入れたアリウス。
心から安らげ、何も気負わなくていい相手との愛を、これからも育んでいって欲しいものです✨
先生買い。Ciel先生の挿絵がぴったりだなあと思う暗黒魔術師とキラキラ王太子様の王道お話でした。そんなに盛り上がらなかったので中立より萌にしました。本編250P弱+あとがき。
まもなく冬を迎えようとする11月に、ガレウス帝国に攻め入られ、滅びんとしているキリジャス王国。裏切った兄に切られて死んだと思ったのに、目覚めたら何も起きておらず、どうやら半年ほど時間が戻っている模様。このままだとあの滅びを再度迎えるのかもと恐れた王太子アリウスは、暗黒の魔術師ヴィンセントとある契約をすることにし・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
黒猫のファイ(しゃべる)、ディーン(受け兄)、リリア(受け婚約者)、ヨゼフ(受けの侍従長)、サイロス(攻めの知人)ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めはスパダリなんだろうなあ。魔術師なのでキラキラというより怒ったらめちゃ怖そうな感じですが、基本会話がチャラいw 受け相手の会話だと威圧感全くないので、すごく強い魔術師なはずなのにペテン師?な感じがしてしまって。こういうの、ゆりの先生のテイストだと思うのですが好きです、面白い。
受けがきらっきら王太子、ロン毛美人さんなんだろうけど、健気じゃなくて、くそ真面目意地っ張り頑張り屋さん。いやそりゃ1回国の滅びを体験しているので、必死にもなるのは当たり前なんですけど、キリキリよく働く働く。国を守るためだったらなんでもしちゃう王太子さんです。気が強いように思うし、相手は魔術師だから騙されちゃいけない的考えもあるだろうし、本当に苦労人という感じでした。無事に国を守れて、めでたしめでたしです。なかなか素直にならないところもご愛敬。自分が国のトップになって、魔術師の攻めを守るって考えも男前!
攻め受けのキャラは嫌いじゃないんだけど、なぜかふーんと読み終わってしまったでした。うーん。展開が王道だったからかなあ・・・?受けのことをべろんべろんに溺愛したい攻めの脳内がもっとだだ漏れだったら面白かったのかな・・?難しい。
お名前も過去の作品も存じてましたが読む機会がなく、今回、あらすじに惹かれて拝読しました。
ファンタジーもののなかではサラッと読めると思います。
タイトルで溺愛したいとなっていますので、攻めは一見気取っているけれど属性としてはワンコっぽいです(猫に憑依してますが)。ワンコ攻めが好きな人には合うかも。
他の作品を読んだことがないのでこの作品だけの印象になってしまうのですが、ファンタジーの割に言葉や設定が軽いと感じました。攻めのヴィンセントが受けのアリウスを好きになったきっかけも思ったほどグッとくるものではなく……
私の好みは重厚感が滲む作品なので、申し訳ないですがそういう部分で合わなかったです。
アリウスの性格は可愛くて好きでした。
ゆりの菜櫻先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
溺愛 4
ファンタジー 3
エロ 3
執着 2
な感じだと思います。
暗黒の魔術師のヴィンセントさん×王太子のアリウスさんのカプです。
何者かの策略により国は滅亡し、凶刃に倒れてしまった王太子のアリウスさん。しかし何故か、半年前に時が遡り蘇ることが出来た。半年後の国の滅亡を阻止する為、暗黒の魔術師であるヴィンセントさんと『天命の比翼』の契約を決意するが、それには身体を重ねる必要があるようで…。
今作は、魔術師や魔物、更には魔術師の力を増幅させたり、魔物を封じ込めたり出来る、不思議な色をした瞳を持つ『カレイドスコープ』の存在などが登場するファンタジー物です。
物語り序盤はガレウス帝国の侵略により、アリウスさんのキリジャス王国が滅亡。そしてアリウスさんが命を落とすところから始まります。そしてアリウスさんが命を落とす半年前、暗黒の魔術師と呼ばれるヴィンセントさんから『天命の比翼』の契約を持ち掛けられていました。
なので、半年前に時間が遡ったアリウスさんは、今度は自分からヴィンセントさんに『天命の比翼』の契約を持ち掛けます。
天命の比翼となり、身体を重ねることで力の受け渡しを行うので、アリウスさんは何度もヴィンセントさんに抱かれるようになります。少し傲慢でちょっと変態ちっくな言動をするヴィンセントさんと、そんなヴィンセントさんに対して意外と気が強い言動をするアリウスさん。クールで冷静な感じなのかなと思いましたが、2人のやり取りが意外とコミカルさがあります。
特に物語り終盤でのある事実を知った時の怒っているアリウスさんとオロオロしているヴィンセントさんには、挿絵込みで笑ってしまいました。
国の滅亡を阻止することに奮闘するアリウスさんとそんなアリウスさんを想い守ろうとするヴィンセントさん。利益の為の天命の比翼だった筈が、徐々にヴィンセントさんを想うようになるアリウスさんと思った以上にアリウスさんのことを溺愛していたヴィンセントさん。
意外な一面と何だかんだ甘々な関係になるヴィンセントさんとアリウスさん。他にも登場人物達の思惑やファンタジー要素も満載なので、是非とも読んでほしいです。