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――明慶と一緒に弾くと思うだけで、幸せで、苦しくて、壊れてしまいそう――
duo love
一緒に弾くのが楽しくて無限に力が湧いてくるようなところがとてもとても良かった!!
そこに行き着くまでのすれ違いに胸を痛めたけれど、音楽とも自分とも相手とも向き合って成長していくのがとてもとても良かった!!
明慶→要で飄々としてた要が戸惑って気持ちを爆発させてくのも切なくてキュンキュン!!
言葉では伝えきれなかった部分も音楽で分かち合えるのは2人ならでは!!お互いの音が好きで、音に向き合う姿を尊敬してるからこそ伝わるものがあって、音楽では隠しきれないのが面白い。キラキラした温かな音が聴こえるような告白シーンには踊りたくなる!!絵本で読んだ『楽しい音はサクランボの味がする』という優しくて甘酸っぱい感じを思い出しちゃいました。
がっちりなカラダが映えるえっちも多幸感と色っぽさすごくて、早々に泣いちゃう明慶かわいすぎ!その後、しっかーーりと攻めてくれてじんわり愛を感じあってるのたまりません。ここの静と動の魅せ方にはわ~~~ってなる!!
修正も良い(シーモア)品と情熱感じるつやつやさにぷりんとしたタマ!愛でる姿に愛おしさはち切れそう!!
それぞれ相手を想う気持ちが切なくて行動できる力には熱くなる。お互いに影響与えあっで高め合う素晴らしい関係!!わちゃわちゃ可愛かったり、ピアノを弾いてる姿はカッコよかったり、色っぽかったり…上巻でハラハラしたライバルと母親問題も解決してスッキリ!!充足感いっぱいです。
下巻。
内容はすべて描き下ろし。
オーディションで出会い、ピアノデュオとして組む事になった眞木要と狩野明慶(あきちか)の、恋愛とデュオの行方は…?
オーディションに合格した別グループに触発され、やり方見せ方を試行錯誤する要。
同時に、体だけは何度も何度も、だけど恋心と性欲解消の解釈の違いに打ちのめされる明慶の精神状態は次第に軋んでいく…
音楽的にももがき、関係性にももがき。
そして、明慶が本当に自分に恋している、とわかった要は、はじめ自分が応えられないから明慶に悪い、と悩むわけだけど。
ぎくしゃくしてはじめて、明慶がなぜ体の関係に入る時に躊躇していたのかを身をもって理解するんですね。そして自分はどうしても明慶と一緒に弾きたいんだ、明慶は自分の特別なんだ、特別?特別って…?と要の内面が変化していく。
この辺は誤解とすれ違いと思い込みの連続で、非常に切ないです。
読み応えも申し分ない。
さて。
要は恋心を知るのか?
明慶は憂いを知るのか?
2人は通じ合えるのか?
デュオは成功するのか?
ぜひご自分の眼で確かめてください!
……要の心に巣食う過去の悲しみや要母の毒親要素は少しドラマチック過剰にも感じたけれど、上下巻の大ボリュームで語り尽くされたので必要なエピソードとして読めたかな…
2人のセックスシーンはお互い全裸で、これは非常にgood!
また、私は長髪好きなので、要がとても良かった。
すれ違い等色々あるけど、2人の選んだ進路/日々、もがいた末のハッピーエンドは胸アツと言えるでしょう。
読み応えを求める方に大オススメです。