AGAIN DEADLOCK番外編 3

AGAIN DEADLOCK番外編 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神91
  • 萌×218
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

279

レビュー数
15
得点
540
評価数
115
平均
4.7 / 5
神率
79.1%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
電子発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784199010484

あらすじ

ディックとの幸せな同居生活も丸二年──。
生涯のパートナーであるディックを家族に
紹介したい!! 決心したユウトはディックと共に
アリゾナを訪れる──。映画俳優として一歩を
踏み出したヨシュアに、応援しつつ庇護欲と
独占欲に揺れるロブ。トーニャへの愛に悩むパコも、
ついに大きな決断を下し…!? ユウトとディックを
取り巻く男たち、それぞれの愛と葛藤に
焦点を当てた番外編集第三弾!!

表題作AGAIN DEADLOCK番外編 3

民間警備会社勤務
ロサンゼルス市警

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

犯罪心理学者
ボディガード

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

ロス市警刑事
推理作家

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

ロサンゼルス市警
メキシカンバー店長

その他の収録作品

  • I won´t say goodbye
  • Alone again
  • Can you feel my heart?
  • Ordinary day
  • You solid me
  • Peaceful time
  • Stranded heart
  • Starry night in Arizona
  • Happiest
  • Today is a gift
  • エドワード・ボスコの怠惰な休日
  • Did you have a good time?
  • How to find happiness
  • Happy anniversary
  • Again and again(書き下ろし)
  • Commentary1、2、3
  • あとがき

レビュー投稿数15

一緒だから、前に進んで行ける

DEADLOCK番外編集、第3弾になります。

雑誌やアンソロジー掲載作、他、特典の小冊子やペーパーのSS、あと書き下ろしの短編が1作(+カラーイラスト2枚)収録と言う形で、全15作からなる300ページ超えの豪華なものになります。

で、突然ですが、私は既に出来上がってるカップルのイチャ甘が大好きでして。
何と言うか、ハラハラしたり切なさに身悶えたりと言った精神的ストレスは一切無しで、愛し合ってる二人の幸せな日常を堪能してたいんですよ。
その点で、比較的甘くて楽しい内容になる番外編集と言うのが嬉しくて仕方ないのです。
また、このシリーズの番外編集ですが、それぞれのカップル総出演で、イチャ甘あり感動ありもちろん萌え大いにありって感じで最高でして。
実を言うと、本編より番外編集の方が繰り返し繰り返し何回も読んでたりするんですよね。
まぁそんなワケで今回もですね、イチャ甘を堪能するぞー!とばかりに発売をめちゃくちゃ楽しみにしてたのです。
してたのですが、今回、予想外に泣かされまして。

や、最初の2編がまだ二人が結ばれる前のディック視点なんですけど、これがめちゃくちゃ切ない。
また、最後に書き下ろしがあるんですが、短編なのにすごく心に響く深くていいお話なんですよ。
最初にディックのこの話を読んで、最後に現在の二人を読むと、すごく感慨深くてもう泣けちゃうんだけど。

ちなみに、そんな感じでちょっぴりしんみりさせてくれるものから、ひたすらイチャ甘を堪能出来るもの、思わず吹いちゃうようなバカップルの日常までと、バラエティーに富んだ内容になってます。
また、ディックを家族に紹介するアリゾナ行きの話だったり、パコとトーニャが結ばれた話、他、映画俳優として一歩踏み出すヨシュアと、それを応援しつつも内心複雑なロブ・・・と言った形で、それぞれのカップルの転換期とも言える重要なエピソードが盛り込まれてるんですね。
そう、それぞれ皆、前に進むのです。
もう本当、最高かよ!!

とりあえず、以下、特に気に入った作品のレビューになります。

「I won´t say goodbye」「Alone again」
ディック視点で綴られる、刑務所脱走直前、直後のエピソードです。

暴動が起き、避難した食料庫で初めて抱き合った二人ー。
ディックがユウトへの愛おしさを振り切り、愛してると言う代わりに囁いたのはー?

また、仲間と買ったビーチハウスを訪れたディック。
彼が心に思う事とは・・・。

私はDEADLOCKのレビューをちょこちょこ書かせていただいてるんですけど、そこでわりとディックを扱き下ろしてるんですよね。
わりとと言うか、かなり。
現在の深い愛情を見せるディックは多少ヘタれてようと素晴らしいと思うのですが、とにかくDEADHEATでのヤツが許せなくて。
これほど健気なユウトに背を向け、復讐に身を投じるディックが理解不能だったんですよ。
や、理解は出来るけど、でも理屈じゃなく腹が立つ的に。ユウトを傷付けてるから。
ふとした拍子にその時の怒りを思い出して、「ディック、このヤロー!」とばかりに恨み辛みをぶつけてきた。
たださ、この番外編でのディックがですね、あまりに孤独で。
なんてったって、タイトルからして「Alone again」ですよ。

出会ってから、いつも怒らせてばかりだった。
本当は笑わせてやりたかったのにー。

こう、ユウトを思いながら、一人ぼっちでテラスに佇むディックの孤独な姿が書かれてるワケですが、読んでて胸が締め付けられて。
本当、こいつってバカだよなぁしか出てこないんですけど。
ちなみに、次の番外編では、ユウトの尻に敷かれたヘタレ全開の言動を繰り広げてくれて、そのギャップに大いに笑わせてくれたんですけど。
シリーズ1作目を読んだ時は、こんな愉快なヤツだと想像もつかなかったわ。

「Again and again」
書き下ろしで現在の二人になります。

ストリートギャングの抗争が激化し、刑事として仕事に追われるユウト。
三日ぶりの帰宅でようやくゆっくり休めますが、思いもよらぬ夢を見て・・。

で、この夢ですが、刑務所時代でBBに襲われそうになるものの、何故かディックが助けてくれなくてー。
と言ったものになります。

えーと、しつこいですが、私の中ではユウトの深い愛により、ディックは救われたなんですよ。
より、男前で愛が深いのはユウトみたいな。
いつも、弱い部分を見せるのはディックみたいな。
ただ今回、弱さを晒すのはユウトなんですよね。
彼の心の傷は、まだ残ってた。
そうだよね。そんな簡単に、心の傷って癒せるものじゃないよね。
何かの拍子にこうして出てきては、苦しめてくれるよねと。

で、ここでのディックがめちゃくちゃ男前なんですよ。
全てを受け止めて、愛を注いでって感じで。
や、刑務所で出会ったあの当時の二人から、今のこの二人へー。
読んでると、もう胸がいっぱいになる。
これね、作者さんがあとがきで、「辛い過去もディックがいてくれたからユウトは乗り越えられた」と書かれてて。
ああ、確かにそうだよなぁ。
「救われたのはディックだけじゃない」に、ハッと目から鱗が落ちた気分と言いますか。
ディック、お前も格好いいしいいヤツだよ。
まぁ、当時の怒りを思い出しては、また扱き下ろすかもしれないけど。

とりあえずそんな感じでですね、めちゃくちゃ素晴らしい短編集でした。
なんか、わりとしんみりしたレビューになっちゃったけど、イチャ甘もたくさんあって楽しい内容なので!
本当、バカップルとしか思えないやりとりを繰り広げるユウト達にはニヤニヤさせてもらいましたよ。

最後になっちゃったんですけど、今後のシリーズ展開の構想をコメントされてまして。
えーと、ユウトにとってかなり過酷みたいです。
や、物語を大きく動かす際、どうしても山あり谷ありにならざるを得ないって事で。
まだ検討中との事ですが。
マジでお手柔らかにお願いしたい。

31

新参者には嬉しすぎる!

私はDEADLOCKという作品を知ったのが去年なので、この『AGAIN』が、この作者様のファンになって初めての新刊です。過去の特典小冊子などは当然持っておらず、待望の番外編集!
至高でした。本を手に入れてすぐに夢中になって読んでしまいました。あー、これも読みたかった、これも良いわの連続で、あっという間でした。
ディック視点とか、ヨシュア視点とか、こんなふうに思っていたのねとすごく楽しい。本編はユウト視点なのでまた違った角度からお話を楽しめました。
『Happy anniversary』のヘタレディック視点は本当にもう……。ユウト好きすぎてやばい。あと、言葉数が少ない男だからわからなかったけど実はすごく思考しているとわかって愛おしいです。ユウトに「ロブみたい」と言われた後、「ロブはいい奴だぞ」までのグルグル思考しちゃってるの可愛いです。
「駄目だって」と言うユウトを愛撫しつつ、今日はいける。と思ってたりするんだとか、ディックの内面を垣間見るの楽しい!
さらにはこの後のユウトのベッドへの誘い文句! いやー、やられました。ディックと共に私もノックアウトです。
楽しくて何度も読んじゃいます。これは沼れる。

12

ようやく発売してくれました!

神評価の他は考えられないほど、引き込まれるシリーズです。登場人物を通じて、アメリカの政治、経済、人種やジェンダー、産業や法律、さらにそれらが抱える闇のつながりなどが描かれ、普段目にするニュースの裏側を考えるきっかけをくれる学びの多い作品でもあります。
男同士の愛だからBLに入ってるんでしょうが、ハードカバーで一冊にしても絶対売れる作品だと思います‼︎
今作では本編に関わる大事な作品が収録されているので、待ち望んでました。書き下ろしもあって、ホントよかった‼︎

11

ニヤニヤしちゃう

DEADLOCKシリーズ番外編の3巻。
電子になるのを待って購入しました。
表紙の2人が素敵すぎて、幸せ。

番外編は、ディックとユウトのイチャイチャをニヤニヤしながら読むのなので、堪能しました。ユウティの可愛いさも。
SSは気軽に読めるので、何回も楽しんでます。

特にユウトを好きすぎて、ヘタレになったディックは、お馴染みすぎて笑った。
ちょっぴり切ない話があっても、基本は結ばれた2人の絆はしっかりしているので、安心してラブラブを堪能させてもらってます。

ハンサムがしっかりドレスアップした描写が大好きなので、パーティ話は最高。
嫉妬もスパイスです。

今までの本編はハードな話が多いですが、それもまたシリーズものの良さかな。
少しハードな長編で続きを楽しみに、今までのシリーズの本を読み返して待ってます。

9

DEAD LOCKシリーズ 短編集3作目

2015年から2019年までの番外編14作と書き下ろし1作とか…豪華すぎです
読めて一番嬉しかったのは、パコとトーニャの番外編です。
ずっとずっと気になってたのでほんとに嬉しかったです‼️
先生、キャラ文庫様、ありがとうございます
表紙のイラストも素敵ですが、口絵のイラストのディックが…このまま飲料CMになりそうなカッコ良さでした
やっぱりDEAD LOCKの世界は大好きです。
短編なのに毎回感動があって、涙したり、笑顔になったりしながら拝読しました。
読んでて自然と笑顔になる作品、本当に素敵な作品です。
ユウト達は架空の存在なんだけれど、LAに行けば何処かですれ違えそうな…そんな実在感があって、読む度に私も頑張ろう!と思わせてくれる素敵なキャラ達がいっぱいで、彼らに出会わせてくれた先生方に本当に感謝しかないです

9

パコとトーニャの新展開

DEADLOCKシリーズはBL小説の中でも1番好きなシリーズものなのですが、本編がハラハラ・ドキドキな一方、番外編は出来上がっているカップルの日常ものです。このギャップが好きで毎回購入しています。ぜひとも4巻が出てくれますように!

また、今回はDEADLOCKのカッコいい男たちの話の中で唯一もやもやしていたパコとトーニャが新展開を迎えます。個人的にはこの話が一番好きですね。DEADLOCKには魅力的なカップルがたくさんいますが、ラブストーリーという意味ではパコとトーニャが一番自然な気がしています。というのも、BL特有の吊り橋効果的な事件(普通は吊り橋効果がないとノンケの男が男に惹かれる要因を演出しづらいので・・)が起きない。だからパコは悩むんですよね。きっかけもタイミングもない、どうしたらいいか分からなくてもだもだする。派手な事件が連発するDEADLOCKに不釣り合いなほどはっきりしない関係の二人なのですが、逆に派手な事件がないからこそ惹かれていく様子が自然に思えました。特に好きなのは、パコがトーニャの嫌な思い出を上書きしてあげるところ。こんなの絶対好きになるじゃん!と思いましたし、パコが魅力的な人間であることの裏付けとして印象的です。トーニャの気持ちになって泣けました。パコ、良い人すぎる。

ちなみに、ディック&ユウトとダグ&ルイスは安定安心のカップルですが、ロブ&ヨシュアはまだ山があるのかな?と不安になりました。ただ、二人共スペックが高いので成長するほど良い関係になりそう。ヨシュアはこれからもっと人間として成長するだろうし、もともと身体的にも強いからここぞという時にロブを守ってくれて、ロブもヨシュアにもっと甘えられるようになるといいなぁ。そんなことをつい妄想してしまう番外編でした。

4

パコとトーニャのお話はここに収録されている

再読。番外編4に備えて、DEADLOCKの1巻から順を追って復習したよーー!!
よーやくここまで辿り着いた。

【I won’t say goodbye】第1巻、暴動の最中での初エッチ後のディック視点。
めちゃ懐かしいとすら思える第1巻のあの時よ、再びって感じ。
書いたのは2019年「不朽の名作BL小説100選」特典小冊子より。

【Alone again】脱獄後、ティーブ・ミュラーになったディックのつかの間の休日。
あのビーチハウスへ戻って思い返すのはただひたすらユウトのこと……。
思えば、出会った日からいつも怒らせてばかりいた。本当は笑わせてやりたったのに……
泣ける。

【Can you feel my heart?】パコがトーニャに告白してから半年以上が経過して……。
トーニャが心の中に隠してきたいじらしい気持ち……
ついに、ついに、ついに!!
おめでとう、トーニャ。
そして、「やっぱりパコは俺の自慢の兄貴だよ」とパコを褒めるユウトに嫉妬するディック(笑)

【Ordinary day】ヨシュア視点
「ヨシュアのつくったものなら腐っていても喜んで食べそうな男」ロブ。
うんうん、攻めはこうでなくちゃね。

【You soiled me】撮影現場で女性に囲まれるヨシュアを見たロブのお話。

【Peaceful time】グアマルカ帰国後のお話。OUTLIVE DEADLOCK season2

【Stranded heart】遊びにきたルイスの口から、ヨシュアが別作品にもオファーされていることを知らせるロブ。
このまま俳優業に進むべきか悩むロシュアと、ヨシュアの成長を喜びながらも自分を必要としなくなったら……と悩むロブのお話。

【Starry night in Arizona】
【分冊版】キャラ文庫アンソロジーI 琥珀 [DEADLOCK]番外編 購入済み。
義母のレティシアにディックを紹介するためアリゾナへ帰省するお話。
戸惑いながらも受け入れるレティシアと、猛反発するルピータ。
もしユウトの家族に認めてもらえず家族の関係が壊れてしまった場合、俺に何かできるのか?と考えた末のディックの「俺にしかできないこと」がいつも通りのディックで、だからこそ尊い。

【happiest】ユウトが元カノとやり取りする姿を見たディックの奥歯が心配。
(というか、とうの昔に摩耗して無くなってそう)
「もしも(高校時代のユウトに)会えたら俺は、絶対に犯罪者になってしまう」と断言するディックが通常運転。

【Today is a gift 】
PROMISING DEADLOCK season2冒頭のジーンズ洗濯事件のユウト視点。
「嫌な奴だと思っただろう?」「そうだな ムショ時代の出会った頃のお前を思い出した」
「昔の俺……」とがっくり肩を落とすディックがかわいい。
でも一番最後の書き下ろしで、「昔の俺」をどんだけ後悔してるか、笑い話どころではないほどの後悔をしてるかがわかる。

【エドワード・ボスコの怠惰な休日】
「俺とボスコ、どっちのほうが好きなんだ?」

【Did you have a good time?】
ディックが勤務するセキュリティ会社の設立20周年パーティーが開催され、ディックがゲイを公言するスターに言い寄られてしまい……
嫉妬するユウトの姿を見て嬉しそうなディック。(いつも嫉妬するのはディックだもんね。)
そしてユウトに触れてもOKなのはユウティオンリーだと白状するディック。

【How to find happiness】俳優への道を進むことを決めたヨシュアと、それを聞いて喜ぶ亡き姉の親友リンダ。
亡き姉の思いを代弁してくれているかのようなところがジーンとくる。

【Happy anniversary】ディック視点。
二人が一緒に暮らし始めてからちょうど2年。仕事に出かけるユウトを見送ったディックは、一人自宅で昔を振り返り……。

「どうやら俺の愛は限界を知らないようだ」と真実を告げたのに「ロブみたい」と言われてしまったかわいそうなディック氏。
「ディックとデートしたい。駄目?」と聞かれて、駄目なわけがない。駄目なわけがない。駄目なわけがない、と三回繰り返してしまったディック氏。

【Again and again】BBに襲われそうになっても助けてくれないディックという悪夢を見てしまったユウト。
完全な八つ当たりなのに夢の中の自分の振る舞いを謝るなんて、なんてディックは愛情深いんだろうと改めて思わせてくれる。
そしてお前の夢だろうと悔しいものは悔しいといい、最初からやり直したい、ユウトに酷い態度を取っていたあの頃の自分を撃ち殺したいとまで言う。
その後悔を知ったユウトと、ディックの語らいが神。

ディックがいたからこそというところが好き。
終わりのない闇から抜け出せて今のディックがいるのは、道しるべのような存在のユウトがいたからこそという、私にとってのユウトって至高の受けであり、受けの殿堂であり、もう別格なんですね。
そのユウトにとってもディックの存在に何度も救われて、ディックがいたからこそ、そしてディックがいれば……という一蓮托生な二人の様子を知ることができるいい書き下ろしです。

よし!満を持して番外編4を読むぞー!

3

もはや「番外編」ではない

宝箱の様な短編集です。
表紙も美しいですねー。
冒頭から重要なシーンで、泣いてしまいました。
本編で書かれていないけど「ここどうだったのかなー」と気になっていたエピソードが万歳です。
今までの番外編集は、気軽な感じで彼らのイチャイチャを楽しんでいましたが、本作は彼らの核になるお話がほとんどでした。
ユウティの日々もたくさん知ることができて、大満足です。
個人的には最新作にやっと追いつけまして、また彼らに会えるのがとても嬉しいです。

1

ご褒美本

DEADLOCKの色んな小編15編。番外編はいっかなと思う方もいらっしゃるかもですが、DEADLOCKの番外編はほんとにおススメです。読んでいる間ニマニマが止まらないご褒美本。後発ファンの方なんかはめちゃんこ嬉しい一冊だと思います!

以下15編のコメント、いつものレビューの2倍ぐらい。長文すいません。
全部好きだけど、あえて言えば、ユウティ大好きなので6が№1。

1 I won't say goodbye 不朽の名作BL小説100選 特典小冊子
  小説1巻最後で二人が別れる直前のところ。ディック視点。
  ここから始まってよくもまあ結びついたこと・・・と感慨深い。
 
2 Alone again コミックス4の店舗特典ペーパー
  小説1巻の後、別人となってビーチハウスを一人訪れるディックのお話。
  まだ殺伐とした感じです。

3 Can you feel my heart? 全員サービス小冊子
  パコとトーニャがくっつくお話!これ!これよ!これが読みたかったの!
  と大興奮すると同時にパコのケツ(失礼)をめっちゃ蹴りたかったお話でした。

4 Ordinary day バースデーフェア小冊子
  ロブがお出かけして一人過ごすヨシュアのお話。
  なんでもない一日の最後に恋人が帰ってきて、一緒にご飯食べるって
  本当に最大の幸せなんだと思うのです。ヨシュア大好き。
  このお話、めちゃ沁みる。

5 You spoiled me バースデーフェア小冊子
  嫉妬しちゃったロブを一生懸命考えて甘やかそうとするヨシュアのお話。
  この不器用な美人さん、たまんねー。

6 Peaceful time OUTLIVEの店舗特典ペーパー
  グアマルカから帰って、トーニャんところへユウティをお迎えに行って
  やれやれと二人お風呂に入って・・・
  ユウティがさいこーーーーーーーーーーーーーーーーーに
  可愛いお話。これもめっちゃくちゃ好き。

7 Stranded heart 全員サービス小冊子
  やっぱりロブのぐるぐる話。ロブも時々ケツ(失礼)蹴りたくなる。

8 Starry night in Arizona 「琥珀」に載せたもの
  ディックと一緒にアリゾナのレティとルピータに会いに行くお話。
  美しい星空の下でのいちゃこらシーンがあります!

9 Happiest プレミアムペーパーセレクション
  結婚式に出かけたユウトを迎えに行って、嫉妬しちゃったディック。
  キッチンでやらかしてます。

10 Today is a gift バースデーフェア小冊子
  朝いちばんにジーンズを洗う洗わないで大喧嘩しちゃったディックとユウト。
  そんな二人が仲直りするお話です。ジーンズ洗って、ディック。

11 エドワード・ボスコの怠惰な休日 HARD TIME 特典ペーパー
  難航していた長編を書き上げ、なーんにもしない一日を過ごしたルイス。
  帰ってきたダグに読んでもらって絶賛してもらったら、
  なんだか面白くなくなって・・というお話。
  ああ忠犬ダグ。君にしかルイスの恋人はつとまらないよ。

12 Did you have a good time? 全員サービス小冊子
  ディックの勤める警備会社主催のパーティに出かけた二人。
  ディックに言い寄る有名人さんを見たのでお怒りモードになったユウトに
  嬉しくなったディック。二人で盛り上がってしまったお話です。

13 How to find happiness プレミアムペーパーセレクション
  なんだか幸せな気分になったのか、静かにぽろぽろ涙をあふれさせるヨシュアが
  愛おしい一編。

14 Happy aniversary 雑誌小説Chara掲載分
  二人で暮らし始めて2周年になる記念にお出かけしよう!と言ってたのに
  ユウトに任務が入ってしまってお流れに。
  ディックの「ユウティをもらったころの回想」が入ってます!
  その後、戻ってきたユウトとユウティと仲良くお出かけへ!という幸せ話。

15 Again and again 書き下ろし
  事件で三日間ろくに寝ていないユウト。やっとのことで家に帰って
  ディックに倒れこみます。あーディックの手料理食べたい・・と
  思っていたのにちょっと横になったら爆睡。悪夢で目覚めたら
  午前4時で・・というお話。
  いつ、どんなことになってもディックとユウト、二人でいれば
  なんとかなる!と思う、素敵なお話でした。

最後の15が、今後のDEADLOCKの谷部分につながらないといいなあと
思うのと、でも谷がないとお話作りにくいしなあと思うのとで、
ちょっと複雑です。とにかく二人は一緒に歩いて行ってほしいです!

16

待望の最新刊

嬉しい。DEADLOCKの世界をまだまだ楽しめるなんて。今回は短編集なのでスリリングな本編と違いそれぞれのカップル達の甘々な日常生活という感じで平和です。

ディックがユウトに骨抜きにされまくってるのは毎度の事だけど、シリーズ内ナンバー1の無垢なカワイコちゃん、ヨシュアの話も多くて嬉しかったです。金髪碧眼の天使ちゃんです。しかしアメリカ映画って前貼りもしないみたいなので全世界で俳優・ヨシュアの全裸シャワーシーンが上映されるって恋人のロブは複雑だろうな。

あとはユウトの家族にディックと会いに行ってカミングアウトする話とか、小説家ルイスのカップルの話とかユウトの義理の兄パコとトランジェンダーのトーニャのカップルの話とか盛りだくさんの一冊です。

嬉しかったのは英田先生の「次回長編の構想がある」というお話。ユウトにとって過酷な展開になりそうで悩んでいるとの事ですが…先生、BL小説読みなんてドSな奴ばっかりなんで、どんなに受けのユウトが可哀想でも大丈夫ですよ。最後がハッピーエンドならば。少なくとも私はそう思います。主にエロ方面での過酷しか妄想してないんですが(笑)そういうことじゃないのかな?

平和なDEADLOCKもいいけどドキドキハラハラ、スリリングな長編DEADLOCKに会える日もファンとしてまた楽しみにしております。

最愛の人と監獄で出会って恋に落ち、人生のパートナーになるラブストーリーなんて他になかなかないですよね。

13

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