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紆余曲折しましたが、ハッピーエンド。
前半特に、ココまで壊れてどうなっちゃうの・・・なんて思ってましたが、好きな相手と結ばれることによってサラっと直ってしまいましたね(´Д`)ハァ…
あまりにあっさりしたものすぎてちょっとキョトンとしてしまいました。
あ、もちろん悪い意味でなく。
どれだけされても、何をされてもずっと求めてしまう。
食事さえもとらないまま、性的欲求ばかりが募る。
快楽・痛み。与え続けられる身体のうずき。目を覆いたくなるほどに。
たしかにサッパリあっさりなイメージもありますが、まぁこれはこれでハッピーエンドかなと思わせてくれるのはそういう場面を見ているからです。
うんうん。
あらためて1から読み直したくなりました。
「Sexドランカー」5巻です。
冒頭にこれまでのあらすじが文章で2ページ書かれていて、非常にわかりやすい。親切です〜。
さて、この5巻は4巻の終わりに棚田が失踪した後トラックの運転手に拾われて〜という所から始まります。
棚田は特に何の意思表示もせず運転手のするがままに抱かれていますが、彼の仕事中は一人きり。そして何も食べずにどんどんやせ細っていく。
ここで、子供の頃父の田中社長と性的行為をしないとものを食べなかった、というエピソードが思い出されます。結局、棚田は何も変わっていない…
しかしそんな過去を知らない運転手は、心配して何とか食べさせようとする。
そこで棚田の脳裏に蘇るのが、おそらく母親が無理やりに自分に食べさせようとしていた場面で…
これが棚田の本当のトラウマなのかも。
嫌がって飛び出した棚田は、町中で政治家・蜂須賀の秘書に出くわして、これで元の世界に戻る?
並行して描かれるのが、棚田がいなくなった後のタナカのライフケア事業部の仕事ぶりと、穂高の心の動きについて。
穂高は自分が棚田に対して彼の気持ちを知ろうともせず、自分が言わなければならなかった言葉を言いもしなかった、その事に気づくのです。
そして社長が教えてくれた棚田がいるかもしれない場所の扉を開ける…
「扉」というのは棚田の大きなキーポイント。子供の頃から「扉」が開いて帰ってきてくれる誰かをいつもいつも待っていた…
そしてその扉を穂高が開けて、棚田を迎えに来てくれるのです。
真正面から「好きだ!」と言う穂高に対して、棚田はずっこけるほど通常運転。どこかすっとぼけてる。でも、そこで棚田が「おなかすいた!」と言うんですよね…
この一言で、穂高が棚田にとって他の誰とも違う存在である事がわかるのです。
そして穂高は、以前なぜ自分の事を「お風呂」に例えたのかと尋ねるのですが…
棚田の答えは何というか少しずれていて、何か非常に不穏な告白をしているのですよね。でも棚田の真実を知らない穂高はその意味に気がつかない。
この辺ののほほんさが棚田を救っているのかもね、と思いました。
二人で一緒に住もう、となって穂高の家に向かおうとしたその時、外に黒須と省一がいて…
…というところで、最終巻へ!
棚田は幸せをつかめるのか⁉︎
巻末の番外編はお揃いのコックリングのお話。アホでほのぼの。