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一途なちびっ子妖狐×頑張り屋さんのおっとり大学生、種族を越えた11年越しの初恋譚
kogitsune shishou ha hekotarenai
表題作は一本気なきつね×優しい大学生、同時収録作は表題作にも出てくるカフェの店長×表題作のきつねの弟子のきつねです。
いや〜〜きつねかわいい。表題作のきつね、同時収録作のきつねのほかに、あと2匹弟子のきつねが出てくるので、コマにきつねが映り込んでる率が本当に高くて、しかも中身も素直で可愛い子ばかり。もはやきつねたちの会話だけでまるまる一話描いてほしかったぐらい癒されました。あまりの可愛さに本物のきつねの画像を検索したり、きつねと安全に触れ合う方法を調べたりしてしまいましたよ。
作者の小山先生はほしの動物園シリーズも描かれていて、本当に動物がお好きなんだな〜と思いました。
表題作は、命の恩人である人間・仙田に恩返しするため、くそ真面目に11年間修行を積んできたきつね・大和が、真っ直ぐすぎるが故に空回りしつつも、仙田と距離を縮めていくストーリーです。
とにかく大和の真摯な態度が伝わってくるので、仙田がまんざらでもなくなってくるのも、無理ないかも。とはいえ大和の変化(へんげ)がうまくいかず人間の子供姿のときが多いので、色っぽい展開はありませんが。
本作のタイトル通り、大和は基本的に前向きだし、勉強熱心なので、良い教材さえあれば最強のスパダリになれそうです。
同時収録作では、仙田のバイト先できつねたちも頻繁に押しかけているカフェの店長が、年下の男の子好きのゲイだとわかります。そんな店長の前に現れたどストライクなかわいこちゃん…それこそが大和の弟子・麦藁が人間に化けた姿でした。
麦藁は、大和やほかのきつねたちには内緒で変化の術の練習をしていたのですが、そのきっかけが、大和が命の恩人である人間のために修行に励んでいることを知って人間に興味を持ったから、というのが、とても自然で良かったです。
もう最初から店長は麦藁にめろめろなので、あとは麦藁次第な恋でした。店長、貢ぎ癖がすごいみたいなので、たぶんきつねたちの中で圧倒的に麦藁の所持品が多くなると思います(笑)。
最後の、店長からのプレゼントである腕時計をしてるきつね姿の麦藁、めちゃくちゃ可愛かったー!!でもきつねの腕(前脚)にはめられる腕時計って、めちゃくちゃ細い造りの腕時計なんじゃないかと冷静な自分が気付いてしまいました。めちゃくちゃ細い造りの腕時計職人のみなさん、おかげさまできつねが腕時計をはめられました。ありがとうございました。
残りの弟子たち、花葉と蜜柑も、大和と麦藁の影響でこれから人間に興味を持って、またまた恋に落ちたりしちゃうのかな〜と、期待しております。
ラブ的には甘酸っぱい感じで終わるので若干物足りなさもありますが、とにかく最初から最後まできつねが可愛くて最高なので、BLときつねを同時に補給したい、そんな忙しない現代を生きる貴方にオススメの一作です。
モフモフと可愛いが詰まったほっこり癒しの1冊でした(´-`).。oO
内容は人間に恋をした一途な狐とちょっぴり鈍感で心優しい青年の
ほのぼのファンタジー異種間恋愛譚です。
人間に変化する前の獣姿や弟子こぎつねトリオたちも登場しますので、
きっと毛玉好きには突き刺さるはず♪
幼い頃に人間の少年・仙田に命を救われた狐の大和。
「ただ一度、お礼をしたい」
そんな思いから厳しい修行に励み、数年が経ち…。
重い石を動かしたり、人間に変化、追跡能力、と
あらゆる術を習得し、立派な狐へと成長を遂げた大和は
遂に運命の想い人・仙田に会いに行くことに。
念願の再会!と喜んだのも束の間、初っ端から恩返しは失敗。
リベンジのためその後も仙田をつけ回して観察し、逢瀬を重ねるうち、
大和の中に恩返しとは別に、仙田と一緒にいたいという恋心が芽生え始め…。
もう大和がめちゃくちゃ一途で健気ないい子でした。
とにかく仙田を喜ばせたい!守りたい!という気持ちが
ひしひしと伝わってきて、どんどんいとおしくなってゆきます。
狐なので、人間界の常識がなく色々と空回ってしまうのですが、
何度仙田にフラれてもめげずにアタックし、拒まれても献身的で、
見た目の可愛らしさに反して何ともストイックな男前精神でした。
はじめは大和から告白されても興味のなさそうな仙田でしたが、
最後には大和のまっすぐな健気っぷりに折れてしまうのでした♡
両想い後も相変わらずで、イチャイチャとまではいかないけれど、
前よりは少し甘くなっていて最後までほのぼの可愛く、癒し満載でした。
ただ、恋愛要素よりほのぼの要素強めで、ラブ部分もキス止まりなので、
エロを欲する方には少々刺激が物足りないかもしれません。
ポジションは作中では名言されていませんが、帯によると大和×仙田とのこと。
同時収録作品は仙田のバイト先の店長と大和の弟子狐の麦藁のスピンオフです。
前後編と短くはありますが、こちらの方が少し恋愛要素が強い印象です。
世間知らずでピュアな麦藁とそんな天然こぎつねに振り回されつつも、
デレデレしてしまう店長との組み合わせも可愛らしく、終始ほっこりでした♡
前作よりも、もふもふ度の高いお話でした。
物語もほのぼのしていて、とにかく可愛い。
1つは、昔助けてくれた人間を探して頑張る狐の話。
もう1つは、上記の狐を師匠と慕う子ぎつねが、別の人間に恋をする話。
2つの物語が収録されていたのですが、個人的好みは後半のお話でした。
まだ修行の途中だから、完全には変化できなくて手だけは狐のままで...
それを手袋で隠して人間と接していく。
疑うことを知らない狐なので、めちゃくちゃ無垢。
もともと年下好きな人間には、そんなところもヒットしたのか。
人間ではないと薄々感じながらも、それでも良いと思うくらいには可愛い狐でした。
恋している登場人物たちとは別に、狐たちが出てくるのですが、彼らがもふもふわちゃわちゃしていて癒されました。
途中から、BLそっちのけで狐たちを見ることを楽しみにしてしまったり...
それから狐たちが術を使う時に出てくる効果音が、ふぉこん!なんですが、それがまたなんとも可愛い。
とにかく優しくて、癒されるお話でした。
昔助けてくれた少年・仙田にお礼をするために修行に励んでいた化け狐の話。
狐の大和とそのお弟子の狐3匹がもふもふで可愛い。
大和はストイックな修行狐で、その成果か結構凄い術を使うんですが掛け声がいつも「ふぉこん」とゆるくて可愛い。
仙田に番になって貰うために恋愛ハウツー雑誌を参考にして頑張っている姿も面白かったです。とても優しくてほっこりするお話でした。
もう一作は大和の一番弟子の麦藁と、仙田のバイト先の喫茶店マスターのお話。
本編でも何も言わずに狐達を受け入れてくれた懐の深い店長ですが、かなりお人好しで心配になっちゃう。
しかも好みのタイプの子に弱くて貢ぎ癖があるようで…
人に化けた姿の麦藁(素性がわからない)にもナチュラルに貢ぎまくってて面白かった。
息をするように腕時計を買い与えたりするし、相手が求める前に貢ぎ始めちゃうタイプ。
そんな感じで麦藁にデレデレしてる店長を見てるのが面白かったです。
薄々普通の子ではないなと気付きながらも特に言及せず優しくしてくれる店長のおっとりさが好きでした。
小山先生の前作ほしの動物園シリーズが大好きで、今回購入してみました
本当に動物描くの上手な作家様ですね。今回のキツネたぢもリアルなんだけど可愛らしい!よく動物達を観察されているんだろうなと思います
今回のお話は昔助けてもらった少年にキツネの大和が、恩返しに行くお話
一生懸命恩返しようとしている姿がいちいち可愛い
こんなのいてくれるだけで恩返しになってるというか癒されてしまいます。
そしていつのまにか優しい仙田に恋してしまいます
でもいきなりちゅーは笑えました
術が半端になるとキツネ耳!大人っぽくてイケメンになるとこも良いです
こぎつねたちがもうスゴイ可愛!麦藁が人間になったら小悪魔系美少年で、お人好しそうなマスターがぞっこんになってしまって、でもマスターめっちゃ優しい
もらった腕時計をキツネのおててにつけてるとこなんか可愛かったです。
心が疲れているときに読み返したい1冊です!