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koi ni kogareru kemonotachi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「恋に焦がれる獣達 ~愛を与える獣達シリーズ~」の一冊目でお気に入りだった「零れる涙と祈りの旋律」の人魚族に焦点を当てたお話でした。
なので一冊目を読んで無いとただでさえ多い人間関係が理解出来ません。是非、そちらを先に読む事をお勧めします。
あのお話で人魚族の村でオクタングに襲われて怪我をしてスイが治療した、コーレという人魚族のその後がとても気になっていました。
「朱金の豹と紡ぐ恋歌」は雑誌掲載作で、そのコーレの番で息子のシーリンの父親である豹族のラシッドとの、出会いと別れと再会のお話でした。
外界への好奇心から旅をしたコーレがキャラバン隊の傭兵をしていたラシッドと出会い惹かれていく様子、そして思わぬ自然災害に寄ってお互いに思い合っているのにコーレが選択した辛い別れ。
そしてマーフィー商会とレオニダス国の保護の元、拓かれ出した人魚族の村からラシッドを探して会いに行くコーレと、短絡的なラシッドの誤解などとても面白くて読み応えがありました。
ここでコーレに付き添っていたマーフィー商会の会長のデュークは、人魚族のイリスの番で犬族のディランの兄なんですが、その後(書き下ろし)で良い味を出してました。www
そして同じく雑誌掲載作の「流浪の獅子と忘れぬ歌声」は、ラシッドがコーレと再会した時のマーフィー商会の用心棒をしていた獅子族のイリシードと、人魚族の村長で一冊目のイリスの母親であるシスランとの再会のお話でした。こちらもかなり切ないです。
イリシードはダグラスの従兄弟でゲイルの親友で王族の血を引いてるんです。ダグラスと一緒で冒険者になってシスランと出会ってます。
イリシードはシスランの正体に気が付いてたので、敢えて探してなかったんです。
長い月日が流れて人魚族を取り巻く環境が変わったので、イリスの協力の元にシスランと再会します。
最後に書き下ろしの「海辺の国のその後の話」があるんですが、シスランとイリシード、イリスとディラン、コーレとラシッドのその後が書かれていました。人魚族のマミナード村にスイとガルリスが再訪するんですが、コミカルでほのぼのとした様子で面白かったです。
この時にイリスとディランに新たに双子が産まれるんですが、この双子が前代未聞なんですね。
新たな人魚族の未来にジンと来ました。
そして何と言っても、スイがついにガルリスとの子供が欲しいと気持ちが定まるんです。
これからの展開がますます楽しみになりました。
次回は原点回帰でチカユキさん達の物語になる予定みたいなので、楽しみに待ちたいと思います。