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kedamono ni hizamazuku wa yoru no shimobe
幼なじみで狼獣人のカザミと、人間だけど獣人の本能が強い家系の天舞カップルの完結編。
二人の軍服姿が格好よく、
裸の体格差が美しくて、
狼のカザミの表情豊かな事!
今作は先祖返りの血が濃い天舞の沢渡家の秘密、そしてその遺伝子サンプルである精液を巡る陰謀が明らかになります。
カザミがサンプルの精液(の入手方法)に対して嫉妬心を抱き、天舞はサンプルを破棄しようと動く女獣人とカザミを見てやきもちを焼くという、可愛らしい展開もあり、
カザミの両親に二人の事をカミングアウトするも反対され、逆に愛を確かめ合う出来事もあり、
一心に幼ない頃から天舞を恋慕うカザミが、獣性が昂まると攻撃性が増す天舞自身の嫌な面全てを受け入れてくれている事を理解して、天舞が暴走しかけた時に理性を取り戻すという2人の愛の絆が深まる回でした。
天舞の獣人部隊のメンバーにも打ち明ける事でより一層信頼関係が深まり、
1巻からの獣人と人間の根深い差別がある世界で、人と獣人との平等な共存を目指す社会への明るい未来が予見できるラスト、大団円です。
幼馴染、獣人、軍服の麗しいBLの完結巻。
内容的には2巻目からの続きになっていて、カザミの第二部隊の発足とテオの起こした事件その後、そして勿論2人の強い絆が大きな設定です。
2巻でテオが欲しかったもの。それは…
「天舞の精子」。
先祖返りの能力が強い天舞の精子を使って、より強い獣人とのハイブリッドを創りだす妄想。
しかし、逆にそれを阻止しようとする人間嫌いの純正獣人側もいて。
それこそが沢渡一族の血縁であるピューマ獣人。
…というように、続編イコール当て馬or恋愛のゴタゴタ…みたいな慣習に囚われない、骨太の作品であると感じます。
様々な特性を持つ獣人たち、統率されて犯罪を追い詰めていく部隊、その只中で獣の本能に襲われる自らを必死に律する天舞、天舞を守りたいカザミ。
スピード感もあり、大変面白い。
ただやはりどうしても獣人の顔が似かよるのは残念。ルカとユマとシビル、敵のメイソン…わかりづらい時あり。
ラストは数十年後?天舞の尽力で獣人と人間の婚姻が認められる時代になっています。2人も世界も幸せな世界、おめでとう。