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night walk
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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宮本佳野先生らしく、どこか寂しく、どこか悩みを抱え、それでもある種の逞しさを持つ男たちを繊細に描く作品。
そして、ちょっとオカルトの風味もあります。
主人公はアングラ系ライターの司と、司の元に転がり込んでいるフリーター(未成年)の敦史。
敦史は妙な能力?があって、なにか危険や危機があると耳鳴りが起きるのです。
司はそれを「サイレン」と呼んでいますが…
「Act:1 踊る猫たちの夜」
幽霊が出る家の取材が入った司。
耳鳴りに襲われた敦史は、その取材についていく。
なんの変哲もない家だったが、夜中に猫たちが何匹も何匹も部屋に入ってきて…
猫が教えてくれた幽霊の真相は…?
…と、つかみの1編はリアルオカルト。
「Act:2 エイリアン・リポート」
司の高校時代からの友人で、現役ヤクザの若頭・唯(ゆい)が登場。
その唯が、家出少年が居ついてしまったので何とかしてくれ、と司に依頼してくるのだが、その少年・六郎は、自分は宇宙人に誘拐されて体に何か埋め込まれた、と言うのです。
そんな不思議な1編なんだけど、「唯」という複雑で魅力的な存在感が印象に残ります。
「Act:3 サイレン」
「Act:4 サイレン2」
唯の依頼した仕事で司が家を空けることが多くなり、寂しい敦史。唯の方に懐くが…
実は唯の依頼した仕事は、唯の異母兄で冷酷な組長・剛(ごう)が率いる能倉組をツブす種を拾うこと。
唯の心の中には何があるのか、司と敦史の関係は?
後半にいくに従ってオカルト色は薄まっていくので、怖い話が苦手な人でも大丈夫。
私的には、割り切れない人間関係を描く何とも微妙な「宮本節」が好みなので、読みようによっては中途半端なんだけど私は好きです。
「番外編 【十三夜の訪問者】」
耳鳴りはなくなったけど、幽霊が見えてしまう敦史。家に連れてきちゃった…?コワイ!
耳鳴り=サイレンが鳴ると変事が起こる!?敦史と
ルポライター司のお話。
不思議系のストーリーで、そっち系の話が好きな私は
ストーリーに入り込んでしまい、
ん?これってBLだよね?って感じでした。
Hシーンや、すれ違いなどもあるものの、
BLテイストはあっさり目かな、と感じました。
夜に読んだら、ちょっとぞわぞわする話とかもありました。
萌え…ではないけど、ストーリーは面白かったので萌評価で。
ちょっとネタバレ?
登場人物
オバケ?や宇宙人と交流した家出少年、司の昔の同級生がヤクザの若頭
など…結構バラエティに富んでる。
ちょっとホラー?
ルポライター・司の所にいつの間にか、いついてしまった、野良猫のような敦史、
敦史には危険を予知する能力があって、司に何かありそうだと、「耳鳴りのようなサイレン」が聞こえる。
1話「踊る猫たちの夜」
幽霊屋敷のルポのために、ある空き家に二人して泊まり込んだら、、、
2話「エイリアン・レポート」
家出少年は、エイリアンに攫われて来たと言い張って、、
唯さん登場編
3、4話「サイレン」
唯さんと、その兄・剛
唯は自分の組を潰そうとしていて
この話は2話続きだし、一番サスペンス
おまけ「十三夜の訪問者」
敦史は予知だけでなく、幽霊も見えるようになったようで、、、
同居者が増えてるよ、、、
敦史は、なんだかんだしているうちに、何となく、無理矢理入り込んだ野良猫から、恋人に昇格できた、のかな?