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Habibi ni kuchizuke wo
『愛は金なり』シリーズに続いて読んだ熊猫先生の作品です。
大陸ルポライター ザック モアと宮廷司書の主 グレースのお話。
――大陸歴309年
7つの大陸は和平協定が締結され、戦争に終止符が打たれました。
それにより、世界に平和が訪れて人々は自由に大陸を往来するようになりました。
世界中を旅して”旅のしおり”を作っているザック。
ある目的のために砂の大陸サンドラ…別名「太陽の国」に到着します。
立ち寄ったギルドで仕事を探していると、図書館司書の募集が目に留まり…。
美しい表紙に惹かれて手に取りましたが、中身も期待を裏切らない素敵な作品でした♡
独特なタッチと作品の世界観が見事に融合されており、カバー下も含めて、初ファンタジーに挑戦した熊猫先生が心を込めて描かれたことが伝わります。
個性豊かなキャラも魅力的で、背景や建造物、服飾品など細部にもこだわりを感じられました。
また、きちんとストーリー構成が考えられていて、最後まで予想が出来ない展開になっています。
読後は、愛と優しさで心が満たされますよ。
北の大陸からやって来たザックは世界中を旅して旅行記の執筆をしています。
今回サンドラを目的地にしたのは…昔ん読だ絵本の舞台だったから。
――それは、地図職人が見た“にじいろくじら”のお話。
一方、グレースは砂漠の大陸の富豪で代々続く宮廷司書の家系です
褐色の肌に黒い瞳の美形。
しかし、昔の事故が原因でグレースの瞳は色が見えなくなっていました。
街中で出会ったグレースに興味を持たれたザックは、図書館司書として雇われることになります。
執事のティートから「君主の身の回りの世話」も仕事と教えられたザックですが、それには「夜伽」も含まれていていました。
まさかの事態に混乱しているとグレースからキスをされ、催淫効果のある蜜を局部に…。
ここからは、本編をご覧ください。
全体を通して物語には伏線が張られていますので、ザックとグレースのセリフや表情にも注視してくださいね。
このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、執事のティート、屋敷の侍女たち、街に住む少女 ルキと母親が登場します。
もちろん、ザックのパートナー ミウ(駝鳥)も重要ポジですよ。
Hシーンは、エロくて妖艶です。
最初は、まさかの…と思ったら違いました。
さすが執事だけあって、ティートはいい仕事するな(笑)
おすすめは、本編最後の気持ちが通じ合ったセックスです。
2人の愛情と喜びが溢れ出て、まるで鮮やかな色彩を纏っているような錯覚を覚えました。
恥かしがるグレースがめちゃくちゃ可愛い♡
ちなみに、紙は細めの短冊です。
描き下ろしは、本編のその後のお話です。
グレースは感じていました。
夜を共にすることが減り、会話もぎこちなくなった…と。
“にじいろのくじら”がもたらした奇跡と感動。
ザックの旅の終着点は、グレースとの新しい人生の始まりだった。
タイトルのハビービーはアラビア語で「愛しい人(男性)」と言う意味です。
2人には永遠に愛し合って欲しい (〃艸〃)♡
コミカルなテンポの中に味わえる甘くて切ない大人の童話。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい素敵な作品です♡
色彩煌びやかなカバーが素敵で見惚れます。異文化や童話、外国の図書館、花や街並みや砂漠に民族衣装と、ファンタジーというよりも異国情緒がたっぷり楽しめてワクワク出来る作品でした!
旅人の降り立った街のお話はやっぱり面白い。
気軽に旅できない今だからこそ、より楽しく感じるのかもしれません。
タイトルはアラビア語の「愛しいひと」からですかね。
白人の旅人と褐色の男と街の人。
独特の絵のタッチで、背景に花や紋様を仕込み、肌や髪と瞳の色、服色の配色を語り…
ああっ全編カラーにして欲しい!!!!
それは正しくこのお話の為にある欲望で、ちゃんと意味があった事に少し涙が出ました。
そこに感動したので、表紙の素晴らしさと合わせて神ボタンを押しました。
表紙から期待していた程、話の流れにそこまで捻りも濃さも感じませんでしたが、その分描き込みの多い紙面に浸れて良かったかなと思います。
何処かで見た組合せと感じるところもあるのですが、テーブルや床に大きな柄があったり(だからちょっと見辛さもあるのだけど)、これでもかと咲き誇る花や風や砂だったり、拘りが詰まっていて見ていて楽しい。そして個人的に心休まるのは、コピペのコマがないところ…!
話の流れに対してエロの挿入は強引だったけど、体位や男の人の骨感がとても良かった。
シーモアで購入しましたが修正かなり小さくて、作品の雰囲気が壊されなくて良かったです。リバや3Pを期待したシーンもありましたが結局無かった(笑)。
大大大好きな熊猫先生が描かれたファンタジーBL!もう否応にも期待しかできませんね!
異国情緒溢れる色彩と、細やかな背景は本当に美しくて目の保養です。白黒で描かれているのに、何色だろ?綺麗なんだろうなぁと妄想を掻き立てられます。
そのような世界観がある中で受のグレースは色を識別することができないという設定にドキッとしました。今まで大して不自由なかったけど、愛する人に出会ったことで相手の肌の色、髪の色、瞳の色が分からないことがこんなにも苦しいとは、、、わぁぁせつないーーー!
両思いと気付いた後のあまーい展開とグレースのある変化後の2人はもう、、、むふふ_:(´ཀ`」 ∠):
今まで読んだことのないBLのジャンル、ほんとーに面白かったです!
これは紙本を手に取って欲しい。
カバーの色遣いに惹かれるし、手触りがまるで綿密に描かれた油絵のような加工がされている。カバー下にも物語のあれこれが書いてあり楽しい。
物語はとある世界の本で繋がる異文化交流。
世界を見て歩き旅のルポを描いている金髪碧眼のザック。砂漠の富豪の褐色肌のグレース。
出逢いが最悪、相性も最悪でザックはグレースに振り回される。それでも、グレースの館で働き始めるザックだが、その仕事が、、、、、。
作中に出てくる絵本も読んでみたい。
もちろん今作品も絵本もカラーで全てを見てみたくなる作品です。
絵本が物語に深く関わっているのもあるのですが、絵柄も絵本のようで良かったです!
描写がめっちゃ綺麗でした!
衣装も綺麗で、本当に旅したくなりますね!
砂漠の国のお話で、表紙は肌色多いですがストーリーはエロ特化ではなく、冒険も入っています。
その描写がまた綺麗なので、紙がオススメ。
カバー下は、旅行記事のようでカバー外したらBLかも分からないくらいです。
裏表紙も綺麗でした。
紙本購入
修正は細め白短冊です。
ナニがとは言わないけどめっちゃ良いです。
今回は大陸を旅するルポライターと
宮廷司書の家系に連なる図書館の主のお話です。
憧れの地に辿り着いた攻様が受様と恋仲になるまでと
本編後の後日談短編を収録。
この世界は7つの大陸に分かれています。
各地の王が栄華を求めて戦いを繰り返したのは遠い昔、
和平協定が締結された今では
各地で様々な文化や技術、芸術が発展を遂げた世界は
平和そのものです。
攻様は世界中の文化や風土を調査して
本を描いているルポライターです。
攻様が外の世界に魅入られたのは
眠る本に母が読んでくれた絵本がきっかけでした。
攻様は物語の主人公になったような気持で
眠りにつくのが大好きだったのです。
大人になった攻めは物語の舞台になった街を周り
衣食住はもちろん、観光スポットや名物、名産品を
広く伝えるガイド本をつくるようになったのです。
そんな攻様が今回訪れたのは、砂の大陸・サンドラです。
攻様はまずギルドを訪れて職探しをします。
その中で目を引いたのは住込みの図書館司書でした。
街を知るには町に住むのが一番とのり気な攻様でしたが
宿を探して街を歩いていて
台車を引く自転車と事故ってしまうのです!!
自転車の運転手は攻様の相棒であるラクダが
ちんたら歩いていたせいで来る我が転倒したと
攻様に詰め寄ります。
この運転手こそ今回の受様で
受様の執事は受様が速度を出し過ぎたと言い
攻様もこちらこそと謝罪するのですが
受様にお前のせいと避難された攻様の相棒は
受様に襲い掛かって怪我をさせてしまうのですよ(笑)
攻様は大量の本を積んでいた台車とともに
受様達を家まで送り届けることにするのですが
次いでとばかりに聞いた「図書館」の場所は
なんと受様の家で!?
じゃあまずその本をはこんでもらおうか
オレも他所から来た人間に興味がある
歓迎してやろう
果たして攻様の未来は明るいのか!?
電子雑誌連載をまとめての書籍化で
本に魅せられて旅する攻様と宮廷司書の家系の受様の
異国ファンタジーになります♪
猫熊先生のお話は
いつも細部まで細かく書き込まれた衣装や小物に
おぉ♡ って思わされるのですが
今回もがっり描きこまれた熱い砂の国の
世界観、衣装、食べ物、小物たち、
宮廷司書の家系という血筋で
庶民とはまた違った感覚の受様と執事の関係、
勘違いで始まった身体の関係から
惹かれあっていく攻様と受様の恋、
攻様がお気に入りだった本が鍵となって
大団円を迎える展開はドラマチック&ロマンチックで
とっても素敵な1冊でした (^-^)v
クールビューティな受様が大好物なので
2人の組み合わせもMYツボで
微妙にすれ違いながらも絡み合ってる2人にも
すっごく萌えさせて頂きした。
今回のカバー下は物語世界についての諸設定です。
ホントにある街のガイド本みたいで
裏設定をもっと知りたくなりました。
やっぱり最高ですね。絵は美しいし、ファンタジーX冒険Xそして恋
熊猫先生のファンなのであらすじとか全然知らなかったけど、新刊お知らせを見て即購入。
紙本は修正ゆるめ。
白短冊です。
エロシーンはちょっと少ないけど、2人の絡みとか雰囲気自体でエロさが感じられます。
攻の穴をいじくって攻が気持ちよさをこらえてるの最高(/ω\)ぐぅ
え?そっち?
思わずツッコミをいれたものの、そっちじゃなかったです。
アリガトウゴザイマス。
異国の図書館で働きたいとやってきた攻が出会ったのは
褐色肌の美しい青年。
よもや、雇い主だったわけだが
仕事の内容は図書館だけに飽き足らず・?!
王族の閨の仕事っていうパワーワードwww
無理やり攻守逆転しちゃう展開がすこぶる好みでございました。
表紙もそうですが、終始美しいのよこの作品。
責がキラッキラの金髪って設定も相まって攻も受も風景も
キラッキラなのが印象的でした。
閨で受が発していた言葉。
お互いの勘違い。
通じてからの甘い展開がすんごく良かった。
民族衣装やインテリア、街の雰囲気、全てが美しく、表紙のイメージ通りでした。
重要な役目を果たす色を、白黒の漫画で表現しており、これだけでも満足ですが、全てがカラーだったらどれだけ美しいかと何度も思いました。
身体の関係になるのは早かったけれど、それは主従関係からで、気持ちが通じ合った後にグレースが見たザックの瞳は、綺麗だったのだろうなぁと思いました。
できるならば、あの大きなお風呂で、2人イチャイチャしてる所が見たかったです。
熊猫先生の作品はいくつか拝読しておりますが、
こちらはBLアワードで知った作品です。
記念小冊子目当てで対象作品を2冊購入する際に、まず手に取ったのがこちらです。
自分はkindle派なのですが、これは紙で欲しい一冊だな~しまった~!!というのが第一印象です。
皆様も賛美していらっしゃる通り、とにかく画面の美しさ、拘りの描き込みに圧倒されてしまいます。
背景、衣装や小物まで丁寧に描かれているので異国の趣たっぷり!
まるで自分まで旅人になって作中に足を踏み入れてしまったかの感覚になれます!
エロティックなのに、涙が出ちゃうほどピュアで...何度も噛みしめたい良作です。
あとがきで先生が「両想いになって甘ったるいザックかきたかったです」と書かれていらっしゃるので、ぜひ...続編を...!!!!と願わずに居られません。